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本とわたし

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読書日記、本、図書館に関する記事を載せています。
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#読書日記

【読書日記】 本好きにはたまらない「ほんちゃん」を読む

本好きにはたまらない、本のことがわかりやすく、かわいらしく、愛情をたくさん注いで書かれている絵本を見つけました。 第一刷:2009年6月 発行元:偕成社 作:スギヤマカナヨ 内容:ほんのこどものほんちゃんは、しょうらい、どんなほんになるかかんがえています。としょかんにすむほんちゃんのおかあさんは、「りっぱなずかんになりなさい」といいます。ほんちゃんは、どんなほんになるのでしょう?3歳から。(Amazonより) 「ほんちゃん」は本の国に住む本の子どもです。 「あさ、おきたら

【読書日記】 アートのチケットをしおりにする

私は読書とアートが大好きです。 その大好きなものをコラボレーションして普段生活を楽しんでいます。 一つは、美術展のパンフレットをブックカバーにすることです。 これは以前、記事に書きましたので、リンクを貼っておきます。 そして、二つ目は、美術館のチケットをしおりとして使うことです。 最近は、電子チケットが増え、紙のチケットが減っているようで少し寂しいです。そのため、紙の、美しいチケットがいただけた時はうれしくなります。 2年前くらいから箱にストックするようになりました。

【読書日記】 誰も知らない「名画の見方」を読む

かなり以前になりますが、著者の高階秀爾さんが国立西洋美術館長をされていた頃、テレビ出演されていたのを見て、素敵な方だと思った記憶があります。 第1刷:2010年10月6日 発行元:株式会社小学館 著者:高階 秀爾 内容:西洋美術史研究の第一人者による、新しいタイプの絵画鑑賞の入門書。 「名画」には、絵画鑑賞をより楽しく充実させるための、「見方」があります。本書では、八つのテーマに分類された「名画の見方」に基づき、日本を代表する美術史家である著者が、巨匠たちの手になる名画の数

【読書日記】 「ルネサンスの世渡り術」を読む

ルネサンスの芸術家(職人)たちが、どのようにして仕事を手に入れ、実績を作っていったのか、興味があり、読みました。 第1刷:2018年5月25日 発行元:芸術新聞社 著者:壺屋 めり 内容:みんな必死に生きている!抜け駆け、サバ読み、炎上商法……。 彼らが巨匠たる所以はなりふりかまわぬ仕事ぶりにあった! 制作秘話より胸躍る芸術家たちの必死の駆け引きを、 ヴァザーリ研究の逸材・壺屋めりが活写します。 著者自らが描く漫画&イラストも理解を助けてくれます。 ルネサンスを舞台にし

【読書日記】 「脳にいいこと」だけをやりなさい! を読む

最近読んだ別の本で推薦されていたため、読んでみました。 第1刷:2008年11月25日 発行元:株式会社三笠書房 著者:マーシー・シャイモフ 訳者:茂木 健一郎 内容:脳の「前向きなエンジン」を活かす法、こんな人とつき合えば脳はますます成長する、心のモヤモヤが消える「夜10時ルール」、これが「脳にいい」食べ物、悪い食べ物!…etc.心と体がみるみる元気になる生活術。(Amazonより) 脳は変われる この本を読んで、最も印象に残ったことは「脳は変われる」ということです。と

【読書日記】 「堂々と老いる」を読む

なんだか遠いような、怖いような、勢いのあることを書かれてそうな、そんなイメージをいだいていた田原総一朗さんの本をようやく、初めて読みました。 第1刷:2021年11月30日 発行元:毎日新聞出版 著者:田原総一朗 内容:8 7 歳・現役ジャーナリストが、おいそれとは死ねなくなる将来に対する心構えを指南する。著者初、人生100年時代に贈る老いの生き方エッセイ。(Amazonより) 「とにかく堂々としている」タイトルの通り、「とにかく堂々としている」というのが一番の感想です。

【読書日記】 「ヤマザキマリの偏愛ルネサンス美術論」を読む

noteクリエーターさんのオススメの本です。ヤマザキマリ、ルネサンス、美術という、好きな3つのキーワードが入った本、読まないわけにはいきません。 第1刷:2015年12月22日 発行元:株式会社 集英社 著者:ヤマザキマリ 内容:大ヒット漫画『テルマエ・ロマエ』のヤマザキマリを、ただ古代ローマと風呂が好きなだけの漫画家だと思ったら大間違い。実は一七歳で単身イタリアに渡り国立美術学校で美術史と油絵を学んだ筋金入りの美術専門家なのだ。そんな彼女が初の美術論のテーマに選んだのは、

【読書日記】 「バナナの魅力を100文字で伝えてください」を読む

タイトルがおもしろい。 バナナの魅力って・・・おいしい、栄養、手軽、、、100文字で? 第1刷:2021年12月17日 発行元 株式会社かんき出版 著者:柿内尚文 内容:会話、説明、プレゼン、SNS、雑談、企画、面接……すぐに、誰でも使えるノウハウ満載!(Amazonより) 「ことばをこんなに丁寧に扱ってるんだ」というのが読み始めた第一印象でした。それと同時に、私も、いつもでなくてよいから、ことばを大事に大事に使いたいなあ、と思いました。 この本の中で、特に心に残ったこと

【読書日記】 「コーヒーの絵本」を読む

最近、我が家にコーヒーミルがやってきました。コーヒーのことをもっと知りたいと思い、読んでみました。 第1刷:2014年10月8日 発行元:mille books(ミルブックス) 著者:庄野 雄治  平澤 まりこ 内容:全国に多くのファンを持つ人気焙煎所・アアルトコーヒーの庄野雄治さんが、コーヒーの基本から淹れ方まで、お話仕立てで楽しくわかりやすく教えます。イラストレーター・平澤まりこさんのかわいらしくほのぼのとした絵とともにコーヒーのお話が展開するので、美味しいコーヒーの淹

【読書日記】 「70歳の正解」を読む

「定年ひとり起業」の著者である大杉潤さんが推薦されている本です。和田秀樹さんには、老年期についての多くの著書があります。その中で、今一冊読むなら、この「70歳の正解」とのことで、読んでみました。 第1刷:2022年7月25日 発行元:株式会社 幻冬社 著者:和田 秀樹 内容:いつまでも若々しい人でいるか、一気に老け込むかは、60代から70代にかけての生き方で決まる。「老後にコレステロールは必須」「運動は〈走る〉より〈歩く〉」「仕事と勉強は死ぬまで」等々、老年医学の第一人者が

【読書日記】 「コロナ禍で障害のある子をもつ親たちが体験していること」を読む

コロナ感染拡大により突然学校が休校になった時から、私の仕事観は変わりました。 依然として続いているコロナ禍で、いろいろなことを体験したり疑問をいだいたりしつつ、私の仕事観は変化し続け、新しいものに置き換わろうとしています。 「コロナ禍で障害のある子に関わる教師・私が体験していること」はたくさんあります。そして、障害のある子をもつ保護者たちは、これまでにない様々な体験をされています。そんなお声を聞きたく、この本を手に取りました。 初版:2022年6月30日 発行所:株式会社

【読書日記】 「人生、山あり谷あり家族あり」を読む

図書館の新着コーナーでふと目に入った、表紙の3人の写真。「あ、この3人・・」と思い出しました。「もうあかんわ日記」、noteでもおなじみの岸田奈実さん一家の3人です。この本は、奈実さんのお母様が書かれたもの。一気読みしてしまいました。 初版:2022年5月18日 発行所:新潮社 著者:岸田ひろ実 内容:人生の大きな困難を乗り越えられたのは家族のおかげ。元気おすそわけエッセイ集。(Amazonより) 岸田家のステキさを存分に感じ取った私はこれまで、著者の岸田ひろ実さんの娘さ

【読書日記】 アートのブックカバーを楽しむ

読書大好きです。 図書館で複数の分野の本を複数借ります。 その時の気分で本を選んで読む、いわゆる並行読みをいつも楽しんでいます。 外出用に、文庫本、新書版も必ず毎回借り、かばんに入れて出かけます。 ところで、私は、アートに関するFacebookグループに参加しています。一年ほど前に、美術館の企画展のパンフレット(チラシ)をブックカバーとして使っておられる方の投稿を見ました。「素敵だな〜」と思い、真似をするようになったのです。 自分の行った企画展のパンフをブックカバーにし

【読書日記】 「美術作品の修復保存入門」を読む

美術館で絵画を見ている時に、絵の具のひび割れに興味を持ちました。なぜひび割れするのか、どうやって直すのかを知りたく、この本を手に取りました。 初版:2022年5月30日 発行所:株式会社青幻舎 著者:宮津大輔 内容:美術作品や文化財の「修復保存」について、絵画作品、紙作品、立体作品、そしてタイムベースド・メディア(≒映像)作品に分け、技法や材料並びに保存・保管といった基礎を、豊富な事例や興味深いエピソードと共にわかりやすく紹介。修復技術は横浜美術大学修復保存コース教員が監修