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「お金じゃ買えない、企画・チームへのフィードバック」I-MAGE OBOGインタビュー第4弾

企画づくりを体系的に学んで実践する4ヶ月間の学生向けプログラムI-MAGE(イメージ)。このインタビューは、I-MAGEのOB/OGの方々にお話を伺い、受講当時の心境や学び、受講を終えて感じるI-MAGEでの成長について、掘り下げていきます。
第4回は、I-MAGE15期 受講生の中村 祥眼さんです。大学に通いながら会社を立ち上げ、起業家としても活躍している中村さん。彼がI-MAGEで得た学びとは、一体どういったものだったのでしょうか。聞き手は、I-MAGE OBの島袋 響です。

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話し手:中村 祥眼
大学3回生でI-MAGE15を受講し、翌年にI-MAGE16の運営を務める。
現在は、株式会社Nombeyと合同会社EDITOREEの2社にて代表取締役。将来の夢はI-MAGEで講義を持つこと。


アウトプットを甘く見ていた―I-MAGEを受講して感じた気づき

島袋:I-MAGEは大学3年生のときに受講したと伺ったのですが、I-MAGEの受講をするまでは、どういった学生でしたか。

中村:受講する以前は、本当に何も知らない学生でした。夢やなりたい職業がなく「何か見つけなきゃいけない」と、インターンに没頭していました。そんなときに先輩からI-MAGEを紹介されたんです。当時、セールスのインターンをしていたので、他の職種も見てみたいという気持ちが湧いていました。I-MAGEは、「企画づくり」の過程を網羅しているので、様々な職種のプロから講義を通して、その方の仕事に触れることができると感じました。

また、毎年夏に20人ほどしか受講できないという点も惹かれました。「これは普通に生きていたら受講できない貴重なプログラムだ」という嗅覚が働きましたね(笑)

島袋:私も「学生生活で熱中できる何かを見つけたい」と思っていたときに知ったI-MAGEは、「受講するしかない…!」という直感が働いた記憶があります(笑)
実際に受講してみて、受講前に描いていた印象との違いはありましたか。

中村:想像以上に大変でしたね。当時の自分は、アウトプットを甘く見ていたんです。講義でインプットしたら、そのまま模写できるだろうという気持ちでいました。しかし、実際は学んだことを咀嚼して、自分なりの形に変えて世の中に出す必要があります。しかも、それをバックグラウンドや考えの違う同世代とチームでやらなければいけません。この大変さは、いい意味で自分の想像を超えてきたので、貴重な経験だったと思っています。

企画と真剣に向きあれば、人に喜ばせる体験が創れる

島袋:それぞれ考えの違うメンバーが合意した状態で企画を前へ進めていくという作業は、大変さがありますよね。チーム活動の中で、印象に残っている経験はありますか。

中村:印象に残っていることはたくさんありますが、あえて選ぶとしたら2つあります。
1つ目は、チーム活動での経験です。企画を創っていく過程において、僕だけが良いと思っていたアイデアがありました。それは、講師にも高評価をもらっていたんです。しかし、メンバーからは、テンションが上がらない、と評価されませんでした。当時はすごく悩みましたね。それでも、最終的にはメンバーみんながやりたいと思ったアイデアを進めることにしました。

僕自身は、もう一方のアイデアがやりたかったし、講師や同世代の評価という説得材料をもとに、結論をコントロールすることができたかもしれません。しかしそうせず、シンプルにメンバー全員がテンションの上がるものはどれかということを話し合って、結論を出そうと決めたんです。I-MAGEは、チームで企画を創り上げます。複数人で一つの企画を創り上げる経験は、簡単にできるものではないので、この経験ができたのは、僕の成長に繋がったと思っています。

2つ目は、実際に企画を実施したときの出来事です。私たちは、チーム企画として、1日限定のバーを開きました。お客さんは、チームメンバーの知り合いがほとんどだったのですが、見ず知らずの方もいらっしゃったんです。自分たちで考えたコンテンツを目の前で経験してくれました。そして「この企画、良かったよ」と言って帰ってくれたんです。あのとき、自分たちのような学生でも、真剣に企画と向き合えば、満足してもらえるものが創れるという自信と喜びを感じました。一生忘れられない原体験ですね。

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受講から3年経った今も活きる学び

島袋:I-MAGEの受講を終えて、1番成長したと感じる点はどこですか。

中村:受講後、視座が格段に上がったと感じています。今までは、与えられた目の前の業務や大学の課題に取り組むことに必死になっていました。しかし、I-MAGEで12月の最終発表会を見据えながら、逆算して企画に取り組む経験を通じて、全体を俯瞰的に捉えて、物事に取り組む習慣ができました。企画を実行するまでには、お金のことやスケジュールのこと、企画の質など様々な要因が絡んできます。これらの要因を絶妙なバランスで組みながら、企画を成功に導くという経験をしたことは、僕の大きな成長に繋がっています。

島袋:確かに、与えられる役割をこなすことで精一杯になりがちですよね。とはいえ、全体を俯瞰で見て、と言われて直ぐにできることでもない。経験する場があったからこそ得られた成長ですね。
では、受講後、I-MAGEでの学びが活きている瞬間はありますか。

中村:受講から2,3年経った今でも、すごく学びが活きていると感じる瞬間が多くあります。例えば、マーケティング活動の中で、マーケティングメッセージを定めるとき、コピーライティング講座での学びがすごく活きています。講座で講師の鶴見さんがおっしゃっていた「嘘を言わない」「実際に商品やサービスを使う人のそばにいってみる」といった考え方の視点の重要性は、受講から数年経っても考えの軸となっていることが多くあります。

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プロから得られるフィードバックが、個人の成長を加速させる

島袋:実際に受講されて感じた、I-MAGEの魅力はありますか。

中村:魅力はたくさんありますが、一つあげるとしたら講師陣からのフィードバックですね。何か企画を生み出すことは難しいことですが、やれる人はやれると思うんです。ですが、そこに対してその道のプロからのフィードバックを得ることって、なかなかありません。そういったプロフェッショナルが所属している企業に入っても、そもそも自分が企画職につけないことだってあります。企画へのフィードバックは、自分自身が持ち合わせていない観点を得ることによって、企画に対する浅い考えを矯正する上で大切だと思っています。
また、自分自身の言動に対してフィードバックしてくれることもあります。僕も「君のマネジメント手法は、ここが改善できる」と直々にアドバイスをもらいました。講師の方が所属している博報堂のような大企業にはいっても、その方からフィードバックをもらうには、入社10年くらいでは足りないと思います。そういった方々から学生のうちにフィードバックがもらえる環境は、お金じゃ買えない価値だと感じています。

島袋:フィードバックの場は、本当に貴重ですよね。I-MAGEは18年も続く長いプログラムなので、講師陣だけでなく、OB/OGの皆さんの中にも、その道を極めたプロフェッショナルがたくさんいます。そういった方々からもらうフィードバックは、I-MAGEの良さのひとつといえますね。
最後に、I-MAGEを受講しようと思っている学生へアドバイスはありますか。

中村:とにかく、困ったらすぐに講師やアドバイザーに聞いたほうが良いと思っています。自分で1週間悩むくらいなら、講師陣やアドバイザーに10分でも時間をもらって解決したほうがより良い企画に仕上がります。むしろ、相談せずにどうにもできない場面で助けを求められても、時間的にどうしようもできないということになりかねません。相談したり、頼ったりすることは悪いことではないです。I-MAGEだからこそ繋がることのできるネットワークをフルに活用して、企画を通じ、未来を創っていってほしいです。僕も負けてられないですね(笑)

I-MAGEをきっかけに大きな成長を遂げている中村さん。I-MAGEでの経験を今後も活かし、ご自身の会社含め、飛躍することを期待しています!貴重なお話ありがとうございました!!


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WEBサイト(https://face.or.jp/image18

取材・執筆・撮影:島袋 響(I-MAGE16 OB)
校正:福原 健汰 (I-MAGE17 OB)

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