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日本のDXを成功させる

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最も大事な事を置き去りにしてきてしまったのにそれに気づいていない日本のDX(デジタルトランスフォーメーション)を真っ当に実行し、国際的にも競争力を高めていく企業改革をテーマとして…
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2022年9月の記事一覧

「DX成功の鍵:不可欠な三層スキーマ思考」

「DX成功の鍵:不可欠な三層スキーマ思考」

noteのギャラリーに三層という言葉にあう絵がなかったので、写真は山荘ですが、三層というのは、データベース設計における概念層/論理層/物理層という三層スキーマということで出てくるので、ITのエンジニアの方ならよく聞いた言葉であろうと思います。
しかし三層スキーマは、データベース設計における専門用語ではなく、データベース設計が利用した一般的な概念です。

大学の講義で初めて触れた三層スキーマ大学1年

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「創造性を邪魔する低い心理的安全性の根本は何?」

「創造性を邪魔する低い心理的安全性の根本は何?」

日本社会は心理的安全性が低い認識しておきたい三つの理由

まずは、日本社会に関わらない一般論ですが、心理的安全性が低くなる理由として、三つ認識しておきたいと思います。

一つめは、心理的に安全でないと感じる人自身が、自分と違う意見に対しネガティブに感じ、心理的に危険を与える人になりうる存在であり、同調圧力の片棒を担いでしまう人だから。

二つめは、悪意なく率直な発言によって被った思いもよらぬ不利益

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「DX成功の鍵:データとは?」

「DX成功の鍵:データとは?」

私達は森羅万象の極一部で生きている私達一人ひとりは、説明などしきれるわけもない森羅万象の極一部の中で生きています。これについて異論のある人はいないと思います。
次に私達一人ひとりが認識している事象(コト)や事物(モノ)はさらに絞られます。しかも複数の人間で同じ目的をもって同じ場所同じ時間に立って同じ方向を向いていたとしても、認識していることはバラバラです。
それぞれが認識していることを言葉や絵にし

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「DXのアプローチ:日本固有の問題を乗り越えてゴールを目指す」

「DXのアプローチ:日本固有の問題を乗り越えてゴールを目指す」

日本固有の問題日本でDXを進めていくうえでは、残念な現実をしっかり受け止めた上で、なかなか高いハードルを越えなければなりません。

そして、陳腐化し、アリバイ化して、本来の目的を失ったマネジメントシステムの見直しもハードルのひとつになるでしょう。

日本のITが現場業務転写型になっているという問題

日本のコンピュータシステム(コンピュータ&ネットワーク)は、紙ベースの業務プロシージャをそのまま転

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「アリバイマネジメントシステムの対極がDX」

「アリバイマネジメントシステムの対極がDX」

DXのゴールと前提条件DXのゴールは、残念がらもはや日本以外に目を向けないといけないかもしれませんが、グローバルには容赦なくデジタル変容する社会において、必要不可欠で代替不能な存在として価値を発揮するだけでなく、より良い社会に向けて社会の変革をもリードすることにあります。

そのためには、
「デジタル化してコンピュータのパワーをフルに活用する」=「コンピュータとネットワークで作った論理空間上に企業

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