土木作業員からコンサルへ@鈴木戒

中小建設会社のコンサルタント。(FP.宅建士.MBA.JHTC 上級haccpコーディ…

土木作業員からコンサルへ@鈴木戒

中小建設会社のコンサルタント。(FP.宅建士.MBA.JHTC 上級haccpコーディネーター) 事業戦略立案や社員教育の業務を行う。 食品工場建設コンサルタント。食品事業者と建設会社をサポート業務。 土木作業員から営業を経てコンサルタントに転身。現在は滋賀の建設会社勤務。

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第1回 土木作業員から建設会社のコンサルタントになった話

私、鈴木戒と申し、建設業界で長年営業をしております。 年齢は42歳、東北の岩手県の大船渡市出身です。 お気づきの方。そうです流石です。千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希くん、そして新沼謙治の故郷です。(厳密には佐々木朗希くんはお隣の陸前高田市出身で、大船渡高校へ通われておりました。) 現在、関西の建設会社の社内コンサルタントをしており、社内教育や事業開発、社内外で「ごくたまに良いこと言う」係りを担ってます。  現職には令和4年6月に入社しましたが、任期を定め、令和7年3月に

    • #5ゼロから公民連携にチャレンジ

      新年度へ変わり、行政の担当者の異動時期、私たち建設会社も各部署へ、ご挨拶に伺います。 行政担当者は、3月末から4月第1.2週は組織変更や引継ぎで忙しく、アポイントが取れなかったため、4月第3週目に久しぶりの訪問となりました。 とある自治体の事業(BT方式)に対し、弊社は提案予定であり、本年の事業内容の確認が訪問目的です。 アポイントの10時に渋滞に巻き込まれため遅参の旨をお伝え、5分遅れで庁舎に到着。 担当者にお詫びし、改めて名刺交換します。 「ゼロから公民連携にチャ

      • #4ゼロから公民連携にチャレンジ

        皆さんこんにちは! 前回に引き続き、去る2月8日、国土交通省の官民連携事業の現地視察および意見交換会「北陸、中部、近畿エリアPPP PFI推進勉強会(アウトプット編)の 2.アニマート跡地賑わい空間整備事業の座学 3.グループでのディスカッション 以上のプログラムについてnoteします。 前回の記事はこちらから 2.アニマート跡地賑わい空間整備事業 アニマート跡地とは、国鉄から草津市が用地取得し再開発エルティ932の仮設テナント名称の「アニマート」由来。 用途廃止以降、

        • #15人事異動ってこんなもの(土地活用編⑦)

          皆様、こんにちは! 建設会社の社内コンサルタントをしている鈴木戒です。 「土木作業員からコンサルタントになった話」の第15回です。 前回noteはこちらから  花粉が舞い散り、寒暖差の激しい日々が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?  3月に入り、進学や新社会人、転属、異動など、環境の変化の多い時期ですが、私が約20年前に施工管理から営業に転属のきっかけを綴ります。 送別会  現場管理として1年経つ3月のある日、営業スタッフの退職の送別会が行われました。 そ

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        第1回 土木作業員から建設会社のコンサルタントになった話

          #3ゼロから公民連携にチャレンジ

          去る2月8日、国土交通省の官民連携事業の現地視察および意見交換会「北陸、中部、近畿エリアPPP PFI推進勉強会(アウトプット編)に参加しました。 午前の現地視察は記事はこちらから 午後の部は 1.草津川跡地公園整備の座学 2.アニマート跡地賑わい空間整備事業の座学 3.グループでのディスカッション 4.個別相談 以上のプログラムで進行されました。 今回のnoteでは「草津川跡地公園整備」の講義内容をご紹介します。 「川の流れを 人の流れに」韻を踏んだサブタイトルから講義

          #3ゼロから公民連携にチャレンジ

          #2ゼロから公民連携にチャレンジ

          去る2月8日、国土交通省の官民連携事業の現地視察および意見交換会「北陸、中部、近畿エリアPPP PFI推進勉強会(アウトプット編)に参加しました。 PPP PFIに関心を有する地方公共団体職員、民間事業者等の裾野を広げる目的とのことで、学びには恥かきが必要精神で、「興味があるが、実績なし!」の小職と新入社員の弱小チームで挑みました。 見学は、滋賀県草津市。 草津市は、官民連携の事業を多く手がけており、モデルケースとなっている自治体です。 プログラム 当日は ・現地視察

          #2ゼロから公民連携にチャレンジ

          #1ゼロから公民連携にチャレンジ

          建設会社でコンサルタントをしている鈴木戒です。 現職で新たなチャレンジが始まりました。 それは公民連携PPP/PFIです。 PPP PPP(Public Private Partnership)とは、行政と事業者や大学などが協働して市民サービスの提供などを行うことをいいます。 PFI PFI(Private Finance Initiative)とは 民間の資金、ノウハウ等の活用により、公共施設等の整備等にかかるコストの縮減。 現在在籍の会社は、リーマンショック以降民

          #1ゼロから公民連携にチャレンジ

          #14賃貸マンションの施工現場(土木作業員からコンサルタントになった話 土地活用編⑥)

          皆さんこんにちは! 建設会社の社内コンサルタントをしている鈴木戒です。 土木作業員からコンサルタントになった話第14回です。 今回も賃貸マンションの施工現場のお話。 間延びしてきたので、今回で賃貸マンションの施工管理をラストとします。 また、別な機会にでもM所長や別な出来事を綴りたいと思います。  上棟 コンクリート打設が最上階まで終わる事を、「上棟」と言います。木造では「棟上げ」や鉄骨造においても「上棟」などといいます。 私の出身地、岩手県気仙地方の一般住宅では、「上

          #14賃貸マンションの施工現場(土木作業員からコンサルタントになった話 土地活用編⑥)

          #13賃貸マンションの施工現場(土木作業員からコンサルタントになった話 土地活用編⑤)

          皆さんこんにちは。 土木作業員からコンサルタントになった話第13話です 前回では、賃貸マンション施工現場での墨出しとM所長に叱られたお話でした。 今回は、コンクリート打設についてご紹介します。 ラーメン構造と壁式構造 私が在籍していた会社はローコストマンションと言われるもので、壁式構造が用いられておりました。壁式構造とは壁量で上階の荷重を支える工法です。主に5階以下の低層階の建物に採用されます。 柱や梁で構造を保たせるラーメン構造と比較して、その当時2割程安価に施工が

          #13賃貸マンションの施工現場(土木作業員からコンサルタントになった話 土地活用編⑤)

          #12 賃貸マンションの施工現場@土木作業員からコンサルタントになった話 土地活用編④)

          こんにちは、noteをお開きいただきありがとうございます。 建設業界の素晴らしいを伝え、少しでも建設業の発展に寄与となればと願いを込めて、私の経験談をnoteにしております、四十肩の痛みが増している鈴木です。 タイトルもちょっと変え、心機一転noteを書き進めます。 M所長の振り返り さて話は、賃貸マンションの施工現場時代です。M所長がなかなかの遅刻魔であることは、これまでのnoteからお分かりいただけたと思います。 M所長は基本的には、仕事はできます。 関東の現場で

          #12 賃貸マンションの施工現場@土木作業員からコンサルタントになった話 土地活用編④)

          良い設計士と現場代理人の定義とは

          悲しい知らせが続いております。 昨年に前職の設計士が病いで亡くなり、数日前に前職の現場監督の訃報が届きました。 御二方とは、東日本大震災の食品工場建設で、チームを組み、グッドデザイン賞を受賞しました。 設計士さんは、当時50代後半、穏やかな笑顔が特徴的で、常にニコニコされておられました。生まれながら身体は強く無いものの、 人を包み込む雰囲気を纏ってました。 お客様の難しい要求や、私の生意気な意見に困りながらも、対応して頂く姿が印象的でした。 食品工場設計の経験は無いもの

          良い設計士と現場代理人の定義とは

          第11回 土木作業員から建設会社のコンサルタントになった話 〜土地活用編③〜

          能登半島大震災の被災された皆様に、お見舞い申し上げます。 そして、石川、富山、新潟、福井でインフラ復興活動を行う建設会社さま、誠にありがとうございます。東日本大震災を思い出しつつ、現地を慮ると涙が出る想いで応援しております。 本来は、ボランティアに行きたいのですが、東日本大震災の経験から、現時点では私がお力になれることは少なく、復興が違うフェーズになった際にはお手伝いに行きたいと考えております。 災害が発生した場合、初動インフラ復旧から、終盤のまちづくりまで建設会社は大き

          第11回 土木作業員から建設会社のコンサルタントになった話 〜土地活用編③〜

          第10回 土木作業員から建設会社のコンサルタントになった話 〜土地活用編②〜

          あけましておめでとうございます。 皆様、ご覧頂きありがとうございます! 資格試験やダラダラしたりで酷い遅筆にて、我ながら情けないです。 昔からルーチンが出来ない人間です。 安心してください!こんな人間でもなんとか生きております。 建設業界を志す学生さんや転職希望の方にお贈りする「土木作業員から建設コンサルタントになった話」第10話土地活用編です。 土地活用って? 皆さん「土地活用」ってご存知でしょうか? 簡単にいうと、未活用の空き地を「貸す」、「建てる」、「売る」などの

          第10回 土木作業員から建設会社のコンサルタントになった話 〜土地活用編②〜

          地方中小建設会社のための展示会出展

          皆様、ご覧頂きありがとうございます! 中小地方建設会社のコンサルタントの鈴木戒です。今回は「土木作業員から建設会社のコンサルタントになった話」の現在進行形系の話題です。 現職の建設会社が10月に展示会出展しました。本noteでは、地方中小建設会社こそが全国規模の展示会へ出展すべき理由をご紹介します。 過去の展示会出展 わたくし、これまで地方の中小建設会社6社に転職し、内3社でBtoB展示会に出展しました。 食品機械工業展「FOOMA」、食品工場改修展「FOOD FACTO

          地方中小建設会社のための展示会出展

          工場建設プロジェクトにおける概算見積書の正しい理解とは

          1 概算見積と本見積の違い 「概算見積」という言葉を聞いたことあるでしょうか。 概算とは「おおよそ」や「おおむね」の意味であり、「概算見積」とは正式な金額ではなく、現時点の暫定的な見積のことです。 工場建設は、打ち合わせの進行状況に応じ、建設会社より概算見積が提出されます。 施主様は見積金額と事業実現性を見定め、方針の決定を行います。 対義語は「正式見積」や「本見積」と呼ばれ、材料や人工数量や工事諸条件に応じた精緻な見積となります。 今回のnoteでは「概算見積」と

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          第9回 土木作業員から建設会社のコンサルタントになった話 〜土地活用編①〜

          皆様、ご覧頂きありがとうございます! これまでの筆休めを取り返すつもりでnoteしてます。 建設会社のコンサルタントをしている鈴木戒です。建設業界を志す学生さんや転職希望の方にお贈りする「土木作業員から建設コンサルタントになった話」第9話です。今回より土地活用編がスタートします。現在のコンサルタントの礎となる会社のお話です。 最近は、株やNISAなど投資の認知度や必要性が高まりつつありますが、皆さん、土地活用又は資産活用という言葉を耳にしたことございますか? 耳馴染みあ

          第9回 土木作業員から建設会社のコンサルタントになった話 〜土地活用編①〜