「有り難う」「ARIGATO」

普段、Jリーグのボランティアに参加している縁から、今日と明日はラグビー・ワールドカップのボランティアに参加します。その1日目が無事に終わりました。

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朝9時過ぎにユニフォームを着てリュックを背負って(上記写真)地下鉄に乗ると、自分と同じユニフォームとリュックを背負っている人が少しいました。目的地と集合時刻が同じとはいえ、案外とまばらな感じに少々拍子抜けでした。
控室入口で受付を済ませて中に入ると、Jリーグのボランティアに参加して顔見知りになったサポーターが先にいて、また、あとからやってきて、お互いに「やるんですね」と挨拶することが多かったです。勝手知ったるドームだし、やることは普段のボランティアとだいたい一緒だし、今日と明日はJリーグの試合がないとなれば、参加するハードルは低くなるわけで、考えと行動は自分と一緒になるようです。

さて、自分はリーダーの一人として、無線を持って他のボランティア参加者を束ねて促す役割を担います。それ自体は普段のJリーグのボランティアとだいたい一緒といえますが、違うのはリーダーの上にSVという役職を持った人がいるということ。何かあったらそのSVに報告して指示を仰ぎ、他のボランティアに伝えるというのがリーダーの役割だといわれていたけれど、実際には自分のほうからSVに「この件を聞いてみましょうか?」と直接尋ねることが多かったです。組織的にはSVが上だからしゃしゃり出るのは良くないと思いながらも、そのほうが早いとも思ってのことです。訊いた内容は覚えてもいないし皆さんには関係ないことなので割愛しますが、本部が想定していなかったこともあったようで、返事がなかなか来なくて少々イラッとしたこともありました。
ほか、本部で割り振っていた役割とは違い、売店の列整理にボランティアを回さないといけなくなったりと、混乱ではないけれどやりくりに苦慮したことはありました。終わったあとのブリーフィングで他のボランティアからも意見は出たので、明日はもう少し改善されるだろうと期待しています。

と、まあ、不満げに書いてしまいましたが、最後だけは気持ちよかったんです。
試合終了(ノーサイド)のときにはゲートの前に並んで、ハイファイブで観客をお見送りしました。そのときに自分は大声で「有り難う」と言うと、観戦に来たオーストラリアのファンも、同じくフィジーのファンも、覚えたてと思われる日本語で「ARIGATO」と返事してくれる人が多くて、少しは“お・も・て・な・し”できたかも、と自負しています。普段のJリーグのボランティアだったら試合終了時はごみ回収だからハイファイブができるはずもないので、新鮮な体験でした。
明日もハイファイブは楽しみかもしれないな。


(お読みいただきありがとうございました。内容に共感していただけたら心付もお願いします)

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