バックパックが狙われた
今日と明日はラグビー・ワールドカップのボランティアに参加します。その2日目が無事に終わりました。
キックオフ時刻は夜7時15分、だから集合時刻も午後2時45分となり、逆算して午後2時過ぎに地下鉄に乗ると、同じグループの女性と偶然にも会いました。8時間も拘束されるとお互いに顔を覚えるものだし、あるいは自分が特徴ある顔なのもあるかもしれませんけどね。
チェックインをして控室へ入り、遅刻はあったけれど全員が揃うと、SVが昨日のブリーフィングで出た意見に対して回答がありました。その内容は割愛しますが、二日間のイベントで大きく変えられない部分もあったようで、意見というか希望のとおりに事はいきませんでした。せいぜい、床にテープを貼って導線を示す程度の改良しかできず、それでもなんとか乗り切ったというところです。
それより、ゲートに立って座席案内を担当する5人のボランティアの配置について、SVからは「任せます。昨日と違う配置で」と言われて決めたあと「必要なのは両端だけ」次に「そこは大学生にしてください」と話が変わっていき、5人に詫びて配置を変えることに。
“任せますと言われて決めたのに・・・”
と内心は思ったけれど、SVの指示に従うしかないからそのとおりにしました。それでなんとかなったから結果オーライとしますが、そのときはキレそうになるところをグッとこらえるしかありませんでした。
その活動中に訊かれたことといえば、英語で「トイレ?」「スモーキン?」「他の試合を見れるか?」「メガネを失くした」など。自分が言えるのは単語だから「ファーストフロー」「ファーストフロー」「ノー」「ロスト?」+メガネのジェスチャー。それでも意志は伝わるから不思議なものです。
そして最後はゲートでのハイファイブ。昨日と同じく「有り難う」に対して「ARIGATO」と言ってくれる人はそこそこいて、昨日と同じく気持ちよかったです。
ボランティアの活動は夜10時で終了。同じグループだった4人で福住駅まで歩く途中・・・、背負っていたバックパック(リュック)のファスナーを開けて中を覗こうとするイングランドの男性に遭遇しました。もちろん悪戯であり、自分も笑いながら「ノー」と言ってファスナーを閉めましたけどね。ほか、日本人の観客からも「リュックがもらえるなんて羨ましい」とも言われました。ということは、よくわからないけれど、それなりに良い品物のようです。
最後の〆は、福住駅3番出口の階段上でのイングランド国歌(たぶん)の大合唱と、それに対するトンガコール。ラグビーはノーサイドの精神があるといわれていたけれど、敵対心をむき出しにすることもあるみたい。ま、ちょこっとだけ意外な感じはしました。
そんなわけで、二日間にわたったラグビー・ワールドカップのボランティアは、これにて終了。二日間一緒だったグループの人たちには「自分には帰るところ(= Jリーグのボランティア)がある」と告げて地下鉄を降りたのでした。
(お読みいただきありがとうございました。内容に共感していただけたら心付もお願いします)
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