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コンサドーレ・ボランティアスタッフ(CVS)2024年4回目

その3はこちら。
https://note.com/f_yoshihiro/n/na70919401a74

前日、札幌は積雪がゼロになったと発表がありました。けれど、札幌ドームの辺りには積み上げた雪がまだ残っていました。それでも量は少なく・高さは小さくなっていて、冬の終わりを感じる光景でもありました。

9時40分ころにコンサドーレ・ボランティアスタッフ(CVS)控室に入り、まちのミライのCVS担当者に挨拶し、他のCVS参加者とは「お久しぶりです」と約4年ぶりの再会も果たしました。逆に「活動の様子を見ていました」と言われたりして、嬉しいやら恥ずかしいやら、照れ笑いもしてしまいました。
10時に全体朝礼が始まり、最初に前回の名古屋戦で

「1階北側コンコースのリサイクルポストの一般ごみに、タバコの吸い殻が入っていたのをベルックスのスタッフが見つけました。皆さんも気をつけてください」

という話がありました。
喫煙所が近くにあるのに使わず、ごみ箱に入れれば火災が起きるかもしれないというのに“どうしてこういうことをするのだろう”と考えずにはいられませんでした。喫煙所はコンコース内の奥まった場所にあるけれども、案内図に明記しているので戸惑うことはないはずです。

全体朝礼が終わるとバケツを持って移動です。自分は前回と同じ、カテゴリー1のホーム側の担当でした。
担当場所に着く前に、ドーム内のイベントブースの場所を確認しました。というのも、クラブからはイベント情報の一覧を写真に撮ってプリントしたレジュメを受け取っていますが、それだけでは場所の説明がうまくいかない場合もあるためです。

ついでに写真も撮った

また、担当するごみ箱の状況も確認し、その中に取り換え用のごみ袋が入っていないことを無線で知らせて補充を依頼しました。
10時55分までに確認を済ませ、無人で“凛”とした空気をまた感じて、11時に入場開始。
すると、今回の施策のスクラッチくじを求める人が列を作り、一気に長くなりました。あとでCVS担当者に訊いたら、多いときで約1000人が並んだとのこと。自分の担当場所はとうに過ぎ、アウェイ側のカテゴリー2付近まで列が伸びたのが見えて、ただただ驚くばかり。それから、早く並ぼうとコンコース内を走る人も少なからずいて
「危ないから走らないでください!」
と何度叫んだことか。まあ、自分もファン心理がわかるので「走るな」と言われても走りたくなる気持ちは理解できるのですが、CVSのビブスを着ている以上は見て見ぬふりができませんでした。

こうして、入場開始から30分以上も伸びた列を注視している中、40代と思われる女性から
「アークスのRARAプリカはどこで手続きできますか?」
と尋ねられました。ここで、配置につく前に場所の確認をしておいたことが役に立ちました。
「北ゲートの奥です。あいプランのブースの先にあります」
さらにクラブから受け取ったレジュメも見せて「ここです」と指さしして案内しました。女性は「ありがとうございます」と謝辞ののちに当該ブースへ向かっていきました。
なお、年配の別な女性からも同じ問い合わせがありました。そのときも同じようにレジュメで「ここです」と指さししたので、希望どおりに手続きできたと思いたいです。

休憩時間(詳細な時間は記載しません)までスクラッチくじの列の状況注視をしてから、自分は休憩に入りました。用意された弁当に持参のコーヒーを作って飲むというのは、厚別時代からのルーティンになっており、ホッとする時間でもあります。いつか、これを写真に撮ります。
休憩が終われば、今度は場内案内です。通路でチケットを手にして立ち止まったら「お座席、わかりますか?」と声をかけると、十中八九「わかりません」と返ってくるので、チケットに記載の『通路番号』まで案内します。
試合開始までそれを繰り返していると、自分とペアを組むCVS参加者から相談が持ち掛けられました。

「ベビーカーを車椅子スペースに置いて良いか訊かれました・・・」
自分も当該箇所に行くと、折りたたんだベビーカーを持った家族連れがいました。そして、すぐ近くには空いている車椅子スペースがあります。だから、空いているならベビーカーを置かせてくれというわけ。でも、できません。
「車椅子スペースはそれを必要とする人のためなのと、ベビーカー置き場があるので、そちらをご利用ください」
それで何か言ってくるようなら無線でクラブ担当者に問い合わせる腹づもりでいましたが、幸いなことにベビーカー置き場にベビーカーを置くことで了承してもらいました。

試合が始まれば全員が休憩に入ります。自分は今までと同じように控室に戻って、持参のコーヒーを飲みながらDAZNでの試合観戦です。
CVS参加者の大半はスタンド内で観戦しているので、控室には自分を含めて数人がいるだけ。チャンスの場面もピンチの場面も声を出さず、愚痴も漏れず・・・いや、自分が少し愚痴をこぼし・・・、天井のスピーカーからスタジアムDJが「ゴール!」と叫ぶのをまだかまだかと待っていました。

前半はまだかまだかと待ちぼうけとなり、ディスポ手袋1組をポーチに入れて担当場所に戻りました。ハーフタイムになる前にごみ袋を事前に交換しておくか考えたのですが、箱の中を見て、箱の真ん中あたりまで溜まっている状況だったので、ペアを組むCVS参加者と
「悩みますね」「悩みますね」
とお互いに悩みつつ、隣りのごみ箱の同じ分別の袋の中のごみと組み合わせて、まとめて1つの袋にして交換しておくことにしました。
0-0で前半終了。自分はごみ箱の横に立って分別の案内です。慣れている人は飲料の紙パックを自席でつぶしておいて素早く『紙』の箱へ入れていくのに対し、一緒くたにレジ袋に入れていたごみを取り出して掲示を見ながら分別する人もいるので、悩むぐらいなら
「汚れているのであれば、まとめて(一般ごみへ)入れていいですよ」
と声をかけました。そうしないとごみ箱の前で人だかりができてしまうからですが、分別を求める札幌ドームの方針と相反するだけに“これでいいのか?”と逡巡する部分ではあります。

後半が始まれば再び休憩です。自分は控室でDAZNでの試合観戦でした。
前半と同じように数人が静かにしていると、天井から「ゴール!」と叫ぶ声が聞こえてきて、DAZNの画面でも宮澤選手がシュートを決めた様子が流れてきました。そのときは控室内で拍手をしたのは言うまでもありません。

後半40分を目途に控室を出て担当場所に戻り、箱の中のごみの溜まり具合を確認してから袋を交換しました。ハーフタイム前の「悩みますね」と同じような中途半端な溜まり具合でしたが、今回は悩むことなく先に袋を交換しました。
ロスタイム5分のあとに試合終了。通路の向こうで喜んでいるサポーターの背中を見るのが嬉しいし、CVS担当者ともがっちり握手。そんな余裕があったのは、お立ち台でのインタビューが終わるまでは人の動きが少なかったからで、ビジョンに映る宮澤選手のホッとした表情に自分も和みました。
しかし、インタビューが終わると一気に人が動くので、喜びも30秒間だけ。ごみ箱付近からは離れずに、ハーフタイム時と同じようにごみの分別案内をしつつ、分別に悩む人にはまとめて入れるように案内もしました。

そこから15分を過ぎると、アウェイ側担当のCVS参加者から「そろそろ人が少なくなりました」と無線が入ってきたのですが、自分が担当するホーム側はまだ人だかりがありました。なので「協力をお願いします」と無線で送ったものの、送ったあとの人だかりが一気に小さくなったので、協力者がいないまま自分も撤収することになったのでした。観客数が10000人程度だと、いまいち人の流れが読めません。
控室でも勝利の報告があり、CVS参加者全員で拍手しました。スタンドでは大っぴらに喜べないですけど、サポーターであることに変わりはありませんからね。ほか、終礼ではCVS担当者から今後のCVSの方針に関する話もあって解散となりました。

さて、次とその次のホームゲームはCVSに参加せずに、一サポーターとして試合観戦します。というのも、今年のユニフォームを買ったし、クラブコンサドーレの『more FUNオプション』の特典の無料招待券も割り当てられたことから、単純に“観たい”という気持ちがあります。
https://note.com/f_yoshihiro/n/n2bd6b0afd832
去年10月から今年にかけてホームゲームの7試合(去年3試合、今年4試合)に連続して参加し、コロナ禍で途切れたCVSを復活させるために微力ながら協力しました。回数を重ねたことでCVSの運営が軌道に乗った感じもしたので、自分はいったん力を抜こうと考えました。

自分が参加していなくても、CVSはドーム内で黄色いビブスを着て活動します。なので、CVSとして担務している人を見かけたら労いの言葉をかけてほしいと思います。自分もサポーターとしての立場ではあるものの、一緒に活動している仲間でもあるので、周囲の人が驚いて振り向くぐらいに明るく・大きな声で・元気よく「ご苦労様です!」と挨拶しようと企んでいます(ニヤリ)。
4月の残りのホームゲーム2試合を観戦したあと、5月になればまたCVSに参加するつもりです。

(お読みいただきありがとうございました。内容に共感していただけたら心付もお願いします)

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