虹にも諸行無常

午後に買い物に出かけたとき、青空だったのが一気に灰色の雲がやってきて小雨が降り出しました。雨はまさに通り雨のごとく10分程度で小降りになり、再び青空が出てきました。
(雨が降っている間、自分は屋内にいた)
買い物を終えて店を出たとき、親子とすれ違いました。お母さんが幼稚園児の娘さんへ

「あっ、見て。虹が出てるよ」

と話しかけているのが聞こえてきました。自分にも聞くともなしに聞こえたので「マヂ?」と思って振り返ると

たしかに見えました。といっても、あまりくっきり・はっきりしていなかったですが。しかも、この虹は撮影から約5分後には消えてしまいました。というのも、また灰色の雲で太陽が覆われて日差しが遮られたからです。
通り雨が降って空気中に水分が残り、雨雲もなくなって太陽の日差しが出たので、虹が出る条件は揃っていたけれど、どちらかが欠けたからすぐに消えてしまったわけ。その儚さに

「虹にも諸行無常の響きがあるんだ」

そんなことをふと思ってしまいました。
わずか数分の命だった虹を見ることができたのはラッキーだったと考えるようにしますが、現実はなかなかうまくいっていないんだよなあ・・・。明日から良い方向へ引っ張っていくことができるかしらん。

(お読みいただきありがとうございました。内容に共感していただけたら心付もお願いします)

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