何かが待ってる朝ってよいな

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童話風に書く妄想Another Story

ぶらんこの ゆらゆらくんは はれのひをまっていました あめかぜのひは びゅうびゅう ごおごお ふきわたるかぜのおとで なんとなくふあんになるし からだがつめたくなります なにより こどもたちが あそびにきてくれないので さみしいのです ゆらゆらくんは こどもたちのわらいごえがだいすきでした

ある日 ふと目をあけると 空には まぶしいばかりの たいようがひろがっていました ゆらゆらくんは うれしくて にわかにからだをゆらしました やったあ

とおくから こえがきこえてきました こどものこえです わあわあ きゃあきゃあいいながら ひとりのこどもがゆらゆらくんの からだのうえにのりました よしきた! 

ゆらゆらくんは いざゆかんとばかりに たいようにむかって ぎゅうんと からだをふりました きらきらかがやくたいようが もっとこっちにおいでと てまねきしているようでした 

編集後記

雨風の翌日、青空が一面に広がっていると歓喜して叫び出したくなる。こんな日は目覚めもいい。潔くカーテン全開だ。えいやっ!とふとんを放り出し、ものの数秒で起きる。

...わけもなく、「ああ、今日は気持ちがよい天気だなあ」と数分毛布にくるまり、まどろむのがわたしの常。

そのまま永遠にそうしていたかったのだけど、前日に買ったおいしそうなカレーパンが待っていることを思い出したので、のそのそと起きだし、トースターで温めてもぐもぐ食べた。朝カレーっていいなあ。

午後はおいしいパンの取材へ。「またパンか〜!最高だな〜!」と思いながら、にやにや現場へ向かった。

外は、非常に暖かい陽気。「今すぐにでもコートを脱ぎ捨ててスキップしたい。なんならビールとか飲んじゃいたい」という衝動をこらえつつ、ごくごく真面目に取材をこなした。えらい。

食べきれなかったパンは、袋につめていただき、持ち帰りました。カバンの中でぎゅうぎゅうひしめきあい揺れる様が、なんだかかわいい。

明日もパンが、わたしを待っている。

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