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十代の頃からアラカンの今に至るまで続いている趣味・小説創作。noteでエンターテインメント公務員小説「やくみん!お役所民族誌」執筆を開始したのを機に、そのドラフトやアイディアメモ…
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#小説創作

1041:島根を舞台とした小説群

1041:島根を舞台とした小説群

先日「カラサデ幻燈」をカクヨムにアップしたのを機に、これまで見送っていた地元(島根県松江市・安来市)を舞台にした小説をいくつかアップできればと吟味している。ただ、短編は手癖の同工異曲が多くて出来の悪いものもあり、長編冒頭三話は自信作だけれども未完結。さてどうしたものかなあ。

現時点で掲載している作品で地元が舞台になっているもの(架空地名で実質的なモデルの場合も含む)は、以下のとおり。

「カラサ

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1039:やくみん覚え書き/ディレクターズカットの功罪

1039:やくみん覚え書き/ディレクターズカットの功罪

「義母と娘のブルースfinal」が1月2日に放送されるという。

実はこのドラマは数日前まで観たことがなかった。シリーズ第一話本放送時に録画予約をしたのだけれど、うっかり毎週録画にし損ねて第二話以降を録画できなかった。こうなるともう第一話も観たくなくなるオタク気性なので、そのまま消してしまった。

ところがその少し後、kndleでセールになっていた原作本を読んで、そうかこういう内容だったのかとドラ

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0782:やくみん覚え書き/書くべし、書くべし、書くべし

0782:やくみん覚え書き/書くべし、書くべし、書くべし

小説家にせよマンガ家にせよ、「プロになるのに最も必要な才能」としてよく言われるのが「書(描)き続けること」「作品を形にすること」だ。

以前にも少し触れたが、最近入浴中のkindle読書で『フラジャイル 病理医岸京一郎の所見』を読んでいる。以前から評判は聴いていたが、本当に凄い完成度の医療エンターテインメントだ。キャラクターを、物語を、ここまで病理医/医療界の中に織り込んで表現する作者の手腕には驚

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0365:やくみん覚え書き/物語の深みを生むものは

0365:やくみん覚え書き/物語の深みを生むものは

 いよいよ明日、鬼滅の刃無限列車編が放送される。私は映画館に観に行ってないので、これは楽しみだ。

 元々テレビアニメ版は本放送時に家族と観たのだけれど、ネットや読書のながら観だったので話があまり追えていなかった。一挙放送を録画してあらためて全部観たのは、映画より前だったか後だったか。その後で原作も全巻買って一気に読んだ。私は結構な漫画読みを自負しているが、ここまで没入して読んだ/視聴したのは『鋼

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0177:やくみん覚え書き/常識は常識じゃない

0177:やくみん覚え書き/常識は常識じゃない

 今日は放送大学のオンラインゼミ、指導教官と博士課程ゼミ生2名で3時間半あれこれ議論する。私は休学中なのだがご配慮で参加させていただいたもの。レジュメは無理矢理ひねり出したものだが、レジュメに沿ってあれこれ口八丁、先生の目からウロコなアドバイスの数数にこれまた応答口八丁。ここでの「口八丁」って、悪い意味じゃないよ、喋りながら自分の脳内を掘り下げていく作業のこと。つまりはブレインストーミングの技術の

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0171:やくみん覚え書き/文章とビジュアルイメージ

0171:やくみん覚え書き/文章とビジュアルイメージ

 小説「やくみん!」を実際に書き出すのは4月に入ってからになりそうだ。公務員・家業・その他諸々が重なる今の状況では新しいことに手を出す余裕がやはりない。もちろん小説を書くために公務員を辞めるわけではないのだが、司法書士試験に受かるまでの間、減収を少しでも補う個人事業主活動は文章がメインになる。

 小説で原稿料を得たことも幾度かはあるが、どちらかといえばエッセイ的な文章の方がコンスタント(といって

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0156:やくみん覚え書き/公務員の小説、公務員による小説

0156:やくみん覚え書き/公務員の小説、公務員による小説

 最近『集団左遷!!』ドラマ版を観始めたが、素直に面白い。銀行は預金・融資を通じて「外」との繋がりがあり、利害も欲得もがっちり絡むから、物語はいくらでも生み出せるだろう。だからこそ、半沢直樹を筆頭に銀行モノはビジネス系物語の舞台として定番になった。

 ひるがえって役所・公務員の世界も外との繋がりは多方面にわたるし、どの役所どの部署でも必ず何かしらの公共課題と関係するから、銀行同様に物語の舞台とし

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0131:やくみん覚え書き/脳内状況

 司法書士試験の勉強が一ヶ月以上止まっている。やはり私はちまちまと努力することが苦手なタイプだ。やるときにばんがんどっかーん、と進めるタイプ。今は波が来ていない。いーんだ。別に焦らない。

 一方、脳内限りだが波が来てるのは、「やくみん」構想だ。我が役所を舞台にした小説、最初の着想はもう十年以上前になる。その時点では、そこが中心モチーフだった。後に別の所属の仕事にハマり、そこを舞台にする小説を構想

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