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「フィンレイソン展」@京都文化博物館へ行ってきました。

デザインだけじゃない歴史も一緒に知ってほしい。北欧フィンランド最古のテキスタイルブランド・フィンレイソンの創業200周年記念展覧会。

みなさまこんにちは、ミュージアム部のmitu.です。10月9日より京都文化博物館で始まった「フィンレイソン展」。ミュージアム部も開幕前日の8日に行われた内覧会へお邪魔してきましたので、今日はその様子をご報告したいと思います。

フィンレイソン展
ーフィンランドの暮らしに愛され続けたテキスタイルー

2021年10月9日(土)~2022年1月10日(月・祝)
会場:京都文化博物館(京都市中京区三条高倉)
開室時間:10:00~18:00(金曜日は19:30まで)
*入室はそれぞれ30分前まで
休館日:月曜日(祝日は開館、翌日休館)年末年始(12月27日~1月3日)
※最新情報は展覧会公式サイトをご確認ください。

会場は京都文化博物館

地図

最寄り駅は、地下鉄「烏丸御池」駅の5番出口から、三条通りを東へ徒歩3分。

ただし、阪急「烏丸」駅の16番出口からも高倉通りを北へ徒歩7分と、それほど遠くありません。ミュージアム部としては、阪急烏丸駅から道中お店を見ながら歩くのがおすすめです。

近くには、喫茶店イノダコーヒの本店、パン屋進々堂三条店などもあり、展覧会の行き帰りも楽しいエリア。京都万華鏡ミュージアムや京都国際漫画ミュージアムなど、ミュージアム巡りのはしごもできます(体力勝負になりますが!)

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こちらのレンガ造りが素敵なのは、別館。入場無料でご覧いただけるので、訪問された際にはぜひ一緒にどうぞ。

フィンレイソンの歴史的意義を感じる一部

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1820年、フィンランドの都市タンペラに紡績工場を設立。その後の優れた経営で会社は成長していきます。
ただ雇用を生み出しただけでなく、住宅や病院、教会、さらには通貨までを生み出し、一企業のレベルを超えていたフィンレイソン。当時の様子の写真パネルとともに、生地の見本台帳や当時の企業広告を見ることができます。

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左上段:糸見本入れ(1912年)右上段:ファッション誌(1929年)下段:ポスター(キンモ・カイヴァント作、1962年)すべてタンペレ博物館所蔵

ファッションからホームファブリックまで、フィンランドの暮らしの中で愛され続けていたフィンレイソン。展示された資料たちから、長い長い時間、国民的ブランドとしてあり続けてきたことがわかります。

過去から現代へデザイナーの個性を感じる二部

つづくエリアではデザイナーごとに、テキスタイルの原画や当時の生地、復刻生地などを展示。キャプションでは、各テキスタイルに関するエピソードが紹介されています。

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“デザイナーが若かりしときに読み漁ったロシア古典文学に着想”
“こげ茶は70年代に流行っていた特有の色”
“クライアントから花柄のデザインを希望されたが、自己流で少し幾何学的にデザインした”
など、テキスタイルとともにあるエピソードがとても興味深く、ひとつひとつじっくり読んでしまいました。

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こちらは、3F入口エリア。テキスタイルを使ったこのディスプレイは絶好のフォトスポットエリアです。ぜひ来訪の際にはこちらで記念撮影を!(フィンレイソン展@京都会場は、4F撮影NG・3F 撮影OKとエリアで分かれていますので、会場表示をご確認ください)

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充実の展開!見逃せない企画展限定グッズ

今回、グッズの充実度にも注目です。ステーショナリーからファブリックなど幅広いアイテム展開×魅力的なテキスタイルたち! 今回は、フィンレイソンの魅力をたっぷり堪能した後なので、……嗚呼、これは絞るのが悩ましい……!

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今回、私が個人的に購入したのはこちら

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◆巾着トート:「OMPPU(オンップ:リンゴ)」アイニ・ヴァーリ作(1972年)。フィンレイソンとしては、2015年に復刻版を出して展開しているので、復刻前デザインのこのデザインはとってもレア! この会場限定のレアテキスタイル。
◆ポストカード:「OMPPU」巾着を手に入れたからには、原画情報もセットで欲しい! 書き込まれた番号(色指示でしょうか?)が素敵♪
◆一筆箋:Ulla Perho(ウッラ・ペルホ)作(1975年)今回の図録の表紙デザインにもなっている作品。
◆マスキングテープ:Pirkko Hammarberg(ピルッコ・ハルマリベリ)作(1972年)ちょっと幅広の30mmなのが、使うときにしっかりテキスタイルが見えてうれしい♪

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図録はA4よりも大きくB4よりも小さい、240×335mmサイズ。読み応えのあるコラムゾーンと、たっぷりと大きく見せてくれるグラフィックで、展覧会の余韻にひたれます。ソフトカバーの中綴じ仕様で、持ち帰りにやさしい重さです。

10/16(土)オンライン無料!記念講演『フィンランドのシンプルな暮らしとテキスタイルデザイン』

そして今回の「フィンレイソン展」ではいくつかのイベントが開催されるのですが、記念講演については、博物館内での開催を取りやめ、オンラインで開催されることになりました!  無料・定員なしということですので、すぐには企画展に行けない方も、こちらをご覧になってはいかがでしょうか?

講演会 「フィンランドのシンプルな暮らしとテキスタイルデザイン」
日  時:2021年10月16日(土)10:30~12:00
講  師:アンドフィーカ代表取締役 今泉幸子 氏
参 加 費:無料
YouTubeライブ配信 当日のみ (アーカイブなし)
★要事前申し込み → お申し込みフォーム
※10月15日(金)受付終了。

フィンレイソン展_B2ポスター

フィンレイソン展
ーフィンランドの暮らしに愛され続けたテキスタイルー

2021年10月9日(土)~2022年1月10日(月・祝)
会場:京都文化博物館(京都市中京区三条高倉)
開室時間:10:00~18:00(金曜日は19:30まで)
*入室はそれぞれ30分前まで
休館日:月曜日(祝日は開館、翌日休館)年末年始(12月27日~1月3日)
※最新情報は展覧会公式サイトをご確認ください。

FinlaysonⓇⒸFinlayson Oy

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