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鍬形蕙斎の『鳥獣略画式』から、抱きしめたくなるトラのクッション誕生! #ゆるかわ鳥獣画 ①

思わず抱きしめたくなっちゃうクッション!ゆるかわいい姿に癒やされる!

こんにちは、ミュージアム部の内村です。毎回いろいろなテーマを取り上げるミュージアム部ですが、今回は江戸時代の絵師・鍬形蕙斎くわがたけいさいに注目してみました。

鍬形蕙斎くわがたけいさい(1964-1845)
江戸の畳職人の家に生まれる。15歳で浮世絵師の北尾 重政きたおしげまさに入門。北尾 政美きたお まさよしの号で活動。寛政6年(1794)に、美作国津山藩のお抱え絵師となり、幕府の奥絵師・狩野惟信かのうこれのぶに学ぶ。浮世絵師から藩お抱え絵師への転向というのは、非常にめずらしいケースであり、その際、鍬形恵斎紹真くわがたけいさいつぐざねと名を改める。

一説には葛飾北斎より人気を集めたという蕙斎の作品……いったいどんなものなのでしょうか?

斬新で多くの人を魅了した『略画式りゃくがしき

蕙斎は、津山藩のお抱え絵師として多くの肉筆画を描きながら、一方で、庶民向けに版本はんぽん(木版で印刷された本)も手掛けました。その中で生み出されたのが、後世に語り継がれることとなる『略画式』です!

出典:The Metropolitan Museum of Art(The Met Collection) 公式Webサイトより 『略画式』

『略画式』は「誰でもカンタンに描くことができる」という趣旨の、絵手本のようなものです。蕙斎ならではの大胆なアレンジやシンプルなラインで描かれた絵は、当時の人びとにはとても斬新だったのではないでしょうか。

出典:The Metropolitan Museum of Art(The Met Collection) 公式Webサイトより 『略画式』

蕙斎は人物や自然風景など数多くの略画式を描き、「単純&ゆるかわいい」の世界観を展開し多くの人々を魅了します。中でも、動物テーマとした『鳥獣略画式』は大ヒットし、いつしか“略画の蕙斎”と呼ばれるようになりました。

出典:The Metropolitan Museum of Art(The Met Collection) 公式Webサイトより 『鳥獣略画式』

どこを見てるの? 略画なトラの魅力

そして、この魅力たっぷりの画集『鳥獣略画式』を何気なく見ていたとき、私の目が釘付けになってしまったのが、この「トラ」。

出典:The Metropolitan Museum of Art(The Met Collection) 公式Webサイトより 『鳥獣略画式』

この絵、妙に気になりませんか? まず注目したいのがなんとも言えないこの表情。怒っているのか緊張しているのか、なにかを耐え忍んでいるのか……うーん、凡人には理解できない深みを感じます。

からだは大胆に楕円形で表現されていて、前足は力強く極太です。一方で長く表現された尻尾は、まるで禅画で描かれる山水画のよう。

思わず抱きしめたくなる!蕙斎が描いた略画式のトラをクッションに!

そんな魅力たっぷり!な略画式のトラをどうしても家にお迎えしたい!! そんな想いで、存在感ある絶妙サイズのクッションにしてみました!

略画式ならではの大胆な筆のラインをプリントで表現しました。墨の色はアウトラインとトラ柄で部分で墨色を変えています。(こだわり)

『鳥獣略画式』から飛び出してきたかのようなフォルム

クッション裏もしっかりとトラ柄をデザインしています。下部には「蕙斎筆  紹眞」の文字もプリントで表現しました。

目、鼻、口は少し光沢感のあるグレーの刺繍糸で表現

大切な顔のパーツ(目、鼻、口)はグレーの刺繍糸で表現しています。このちょっとした仕上げがグッとクッションの質を上げるのです。

このトラクッション、前足は別パーツになっているので自由に動かすことができるので……

抱きかかえた腕にそっと添えてくるトラの前足……(癒)

このように抱きかかえたときに「お手」をしているようにすることも!
ふ~……癒やされます。

ポケットには約600mlの湯たんぽが収納可能。

クッションには大きなポケットが付いています。ここに湯たんぽを入れると、あったか~いトラクッションになり、ますます抱きかかえたくなること間違いなし!です。

ミュージアム部 『鳥獣略画式』より お手をするトラのふかふかクッション
1個 ¥4,000(+10% ¥4,400)

※パブリックドメイン作品をもとに商品化しています


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