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古典文学×ヒロイックファンタジー=新しい時代 古典文学に題材をとった作品のマガジン Photo by Artem Sapegin on Unsplash https://unsp…
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2022年4月の記事一覧
【和風怪奇短編小説】山伏、舟ひっくり返すこと【梗概】
本記事は、短編小説「山伏、舟ひっくり返すこと」の梗概です。結末部分を含むネタバレがあります。ご了承ください。
この物語は、渡守が乗客に聞かせる経験談という体裁をとる。舞台は、中世日本の説話らしい和風の世界で、甲楽城(越前)の渡しという土地だ。
他の渡守との客取り合戦に負けて肩を落としている船頭のもとに、小男と、山伏らしい大男の二人組がやってくる。二人は喧嘩をしていたので、船頭は彼らと関わ
【和風怪奇短編小説】山伏、舟ひっくり返すこと
(あらすじ)越前国は甲楽城の渡しで船頭を営む塩次のもとに陰陽師と山伏が喧嘩しながらやってきた。船頭は厄介事は御免、はやく対岸に渡って休もうと、渡し賃をもっていた陰陽師だけを乗せて船を出すも、山伏の怒りをかったのか、海は荒れに荒れて船は思い通りに動かない。
先に結末を含む梗概を読んでおきたい方は→こちらからどうぞ。
序 甲楽城の渡しはいつもこうなんですよ。人がイナゴみたいに、失礼、お客さんのこと