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やればできる経験とやってもどうせできない経験

自分の行動が結果に結びついた経験として、一番初めの出来事は、小学校6年生のマラソン大会でした。そのマラソン大会は、毎年1月に開催されます。各学年100人を超える町の小学生が集まります。

私の順位は、5年生までは毎回50番~60番あたりを彷徨っていました。マラソンが遅いことと、走っているときにお腹が痛くなるのが嫌でした。

ずっと嫌いだったマラソン大会ですが、6年生の頃の私は、いつもとは違っていました。きっかけこそ思い出せないのですが、マラソン大会に向けて準備をしていました。私の行った準備は、当日までの朝、家の近所を走るというものでした。12月であったので、まだ日が昇ていない夜明け前に、走っていたのを覚えています。

そして、マラソン大会当日。結果は、11位になりました。こんなに順位が上がるとは思わなかったので、驚いていました。そして、メダル圏内(6位以内)が目前であったことに、「メダル狙えた―」と悔しい気持ちになりました。

11位を取るまでは、マラソンが苦手だから順位が悪いと思っていました。ですが、それはマラソンの練習をしていないから順位が悪いのだ、ということに気づきました。マラソン大会に向けて、自分で走ったことが結果に結びつき、やればできることを知りました。

これは行動と結果が連動した経験で、私は自分の取った行動で結果を変えられたという感覚を得られたのだと思います。
最近知った言葉ですが、これを随伴性の認知(随伴性は、ある物事に伴って起こるもの)といいます。これは、自分の行動が結果に対して関係している、自分の行動が結果を作ったということを知ることです。これとは反対に、非随伴性の認知を獲得してしまうと、自分の行動は結果に関係しない、自分が行動しても結果は変わらない、ということを知ってしまいます。そうなると無気力となり、やる気が起こらない人間になってしまうことがあるようです。

6年生の頃の私は、自分で考えた行動で結果を生むことができました。自分の行動で結果を作れたと自信をつけられた体験になったと思います。
仮にもし、結果が出ていなければ、当時の私は振り返り方を間違えていたかもしれません。やればできるという感覚ではなく、やってもどうせできないという感覚を得てしまう場合もあったと思います。

今の私にも言えることですが、結果が出なかったときは、才能や能力を否定するのではなく、行動を振り返ることが大事だと思います。

小さい子供が一人で出来ることではないので、周りでサポートしている人が、子供の頑張りを評価しつつ、目標達成に向けて一緒に考えられるといいのかなと思いました。

最後まで、読んでいただきありがとうございました。


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