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🔷『手袋を買いに』

KENは『手袋を買いに』のお話が大好き。

あらすじはざっとこうだ。

冬、山の子狐の手が、雪で霜焼けになってしまった。お母さんはかわいそうに思い、子狐にお金を持たせて、人間の町に手袋を買いに行かせる。何故自分で買いに行かないのかは謎だけど。『はじめてのおつかい』的な?

その時に片方の手に魔法をかけて人間の子供の手にする。「狐の手を見せてはいけないよ。狐とバレたら人間にひどい目に合わされるからね」と言って。

子狐はお店に行ってパニックになり(はじめてのおつかい的な?)狐の手を出してしまうが、店の主人は、お金が本物なので黙って手袋を売ってくれる。

子狐は帰り道に通りかかった家で、人間の母子の温かい会話を聞いて、お母さんが恋しくなる。そして、無事山に帰ってお母さんに、人間は恐くなかったよと話す。

ハッピーエンドはKENのお気に入りだ。

人間が優しくあることを願っている。

狐が幸せに暮らし続けることを願っている。

切に切に願っている。


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