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クリエイティブにこだわるのをやめると楽になる

ものづくりやクリエイティブに長く関わっていると、クリエイティブでないことに抵抗があるのですね。
自分はクリエイティブなことをやってこそ意味があって、そうでないことは無意味だ。クリエイティブでないことには生きがいを感じない。
みたいなことです。

若いときは、それでいいと思います。
というか若い人は、クリエイティブを追求すべきだと思うのです。

でも、歳とってくると、クリエイティブで生きることがだんだん難しくなってきます。

  1. 新しいツールや方法を覚えにくくなる

  2. 動作や判断が遅くなる

  3. 目が見えにくくなる

  4. 気が散りやすくなる(散る要素が増える)

  5. 求められなくなる

斬新な考え方については、わかりません。
年寄りになっても、考え方が若々しい人はいるので。
とくに長年クリエイティブで実績を上げてきた人ほど、若々しかったりします。

4 は辛いですよ。自分は大丈夫!と思っていても、相手が必要としなくなってくるから。依頼してくれたり、頼りにしてくれる、あてにしてくれる人が減ってくるというのは、かなりキツイです。
自分ではどうしようもできない、外的要因です。不可抗力です。

やはり、若い人の方が飲み込みが早いし、頭が柔らかいです。相手も仕事を頼みやすいのです。
クリエイティブは、実際に手足を動かす人が大事な世界だから、どうしても若い人が期待されます。
若い人には希望を感じるし、伸び代もあります。

クリエイティブを諦める瞬間

僕なんか、自営業がダメになったときに、一回諦めました。
燃え尽きた感があったし、目の前が真っ暗になりました。

その後4年ぐらいのブランクを経て、仕事を探したときに、ふたたび世の中の厳しさを知りました。
半分ぐらいクリエイティブは諦めないと、生きていけない。

だから個人的には今、クリエイティブを半分、諦めています。
それはそれで、慣れてしまうと別にどうってことがないかもしれません。
「全くクリエイティブなことができない」と決定したわけではないから。少しは関われる可能性は残っているから。

最近は、割と気が楽になっています。
クリエイティブよりも、自分が必要とされるところで生きようという気持ちが強くなってきています。

クリエイティブを続けるためには?

クリエイティブにこだわらないとしても、少しは続けたいと思いますよね。
現に続けられている人は、歳いってもずっと続けたいと思うでしょう。
クリエイティブを続けるためには・・

  1. 完璧主義をやめる

  2. 既得権益をゲットする

この二つに分けられるでしょうね。
運よくどこかの世界でずっと生きられた人は、既得権益を大事にした方が身のためです。歳いくと、そういうものにすがらないと若い人には負けます。

そうでない人は、一日中クリエイティブを考えて過ごすというような贅沢な望みは捨てた方が、気持ちが楽になるのではないでしょうか。

まとめ

  • 若い人はクリエイティブにひたむきになって生きる

  • 年寄りはクリエイティブに距離をとりながら生きる

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