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風景写真の神に感謝しようぜ (^^)v

プロの写真家はいろんな制約があって下手なことができないし、安定したスキルと結果が求められるから大変だと思うけど、アマチュアは別に何でもアリだし、自分が結果に満足できて、写真を見てくれた人から「いいね」とでも言われたらそれでオーケーなんだと思います。

結果がすべて

「風景」じゃなくて「風景写真」なので、その写真そのものに意味があって価値があるんですよね。写真を見る人は、風景を見ることはできないし、目の前のその写真しか見られないのです。
パソコンで Flickr を見ている人はその状態、スマホで Instagram を見ている人はその状態、どこかのギャラリーでプリントを見ている人はその状態での写真がすべてなのです。

風景写真なんて所詮は偶然の産物

世の中には風景写真がうまい人がゴロゴロいて、そういうのに出くわすたびに、僕はひぇ〜!とかほぇ〜!とか歓喜と落胆の奇声を上げるわけですが、その当事者自身は、当然ながら腕に自信があるし、どうすればそういう写真が撮れるかを知っていると思います。

だけど、風景なんてこっちが期待した通りになってくれないし、晴天を期待して日程決めてその場に行ったって、雨や風で惨憺たる結果に終わることだってあります。望む通りの風景に出会う確率なんて微々たるものでしょう。

それより、その辺りをウロウロしている時に偶然見つけた風景をカメラに収める確率の方が、もしかしたら高いかもしれない。
そして、そうやって地道に集めた偶然の風景たちを、ある日まとめてみたら一つの作品群になってしまった。
というのが写真活動の本当のところだと思います。
いくらプロのうまい人だって、初めに計画した通りの写真だけでメシは食えないと思います。

写真の前提となる意図

腕のいいカメラマンや、昔ならプリンター、今は何でしょうか、風景を切り取って作品にする過程では、自分たちの意思を注ぎ込みます。
経験と感性のすべてを注ぎ込んで一枚の写真に仕上げるんだと思います。

そのとき・・

  • 自然のままに表現したい

  • 自分が感じた「印象」が伝わるようにしたい

などの意図があると思うし、それに反することはしたくないと思うかもしれません。すべて自分の意図した通りに味付けを出来なければ意味がない!と思うかも知れません。

それはある意味正しいし、プロはそのことを期待されているだろうと思います。だけど本当に自分の意図を、写真が出来上がる前(あるいは撮る前に)に説明できる人っているんでしょうか?

ツールに必然性はない

大体、多くの人が同じようなツールを使って現像したり編集すると思います。でも絶対、Photoshopでないとダメ、Lightroomでないとダメということは無いと思います。
たまたま、仕事の関係で。世の中のスタンダードだから。みんなが使っているから。というような理由でしかなく、ほんとにイチから自分の作品のためにツールを選んでいるわけではありません。
極端に言えば、なんでも良かったのです。

では何が大事かというと、最初に言ったように、結果が大事なのです。

制作の過程はすべて偶然の出会い

なぜそのカメラにしたのか → 結果が満足できるから
なぜその編集ソフトを使うのか → 結果が満足できるから
なぜそのメディアを選んだのか → 結果が満足できるから

先にカメラやツールとの出会いがあって、その中から結果につながるように選ぶので、制作の過程はすべて偶然の出会いとも言えるでしょう。
出会いと選択と結果です。

僕は感謝しかない

僕は、運がいいことに、いいカメラ雑誌に出会い、ハウツー書に出会い、メーリングリストの仲間に出会い、ホームページに出会い、あるときはお客さんに出会いました。
運がいいことに、WEBで写真家の作品を見たり、フォトヨドバシでいろんな写真を見ることができ、キヤノンやオリンパスに出会えました。
Photoshopにも出会ったし、今はPhotoScape Xに出会っているし。
運がいいことに、 Instagramに出会えました。そして、楽しいフィルター群に出会いました。PS Expressや、Snapseedにも出会いました。Instagramという結果に満足できました。正直に言うと、編集アプリやインスタに助けられて今の写真群があるのです。
さらに運がいいことに、noteに出会いました。そこで写真を取り巻くいろんなことを話せる機会を得ました。
カメラ以外、ツールや被写体との出会いにほとんどお金は掛かっていません。時間だけです。(いや、出かけるのにお金が要る)

僕は写真を撮るに関して何も社会的な制約がないので素直に感謝できます。僕の結果は、偶然の出会いで埋め尽くされているのです。
神様ありがとう。これからもただ見守っていて。

鼓ヶ滝(有馬温泉)
EOS Kiss Digital X , EF70-200mm f2.8L



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