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もしかしてスーツがカッコいいと思わない世代?

スーツを着ること =「社畜」みたいに思っている人もいるような感じですね。
過去のある時期にシリコンバレーで働くソフトウェア・エンジニアのフリーランサーなどがTシャツで仕事していたのがそもそものイメージの発端なのかもしれないですが。(勝手な想像ですが)

俺たちは自由だぜ

「支配されない」という主張がラフな服装として表現されているのかもしれないですね。

僕は Amazon で安いスーツを買った

去年はアマゾンで1万円ぐらいの礼服を買いました。
今年は同じく1万円ぐらいのリクルートスーツを買いました。

今、スーツは本当に安いですね。買ってみると、生地は薄くてどちらかというと夏物っぽい感じがしますが、肌触りが非常に良くて、サラッと着られる感じで意外と良いのです。
特に礼服は、仕立てもしっかりしていて、葬儀等で着るためのシングルのジャケットだともうこれで十分だなと思える商品でした。

はい、いつものように購入したものはコレです😁

バブルの頃

バブルって言ってしまうと何か特別な時代のように思うかもしれないけど、基本的に80年代は70年代が発展・成熟した時代だと考えてもらったら良いと思っていて、70年代はさらに60年代が発展したものだったのです。
だから1980年代までの価値観は、ベースがだいたい同じだったのですね。

僕が新入社員だったバブルの頃は、礼服だと5万円以上は出さないと良いのがなかったし、ビジネススーツでも3万円以上はしてただろうと思うのですね。
そしてスーツや「背広」と呼ばれるものがファッション・アイテムでもあって、さらにその上に着る「コート」もファッションとして捉えられていました。
だからファッションで着ている人は、かなりの金額を紳士服に投じていたと思います。

僕なんかは普通のサラリーマンだったし、メーカーのエンジニアだったから会社では制服を着ていたのです。
だからといってラフな服で通勤したりはしてなくて、一応、スーツやブレザーなどを着て通っていたんですよね。
たまに日帰り出張とかもあるので、その際はそのままスーツ着て行けるわけですし便利でした。

スーツ系にお金かけない人がどこでファッションを楽しむかというと、まずはネクタイですね。それからYシャツかな。
あと僕の周りではトレンチコートを着るのが流行ってたので、それもすごくシンプルな、刑事ドラマの「太陽に吠えろ!」のやまさんが着ていたような「イメージの」ものを着ていました。
浅草橋の問屋街を歩いて探したんですよね。

同じ職場に自分含めて3人、同期の男子がいて、冬は3人が同じようなコート着て歩くこともありました(笑!)今から考えたらめちゃダサイことしてたかも。

アイビー

80年代は、男子大学生はアイビールックが流行ったのです。
今で言うと「きれい系」ですかね。キチッとした保守的な服装だけど、その中に遊び心や主張があるような服装ですね。
でも、お金持ちの子はしっかりしたブランドのアイテムを身につけていたけど、僕らは「もどき」の服をその辺のスーパーなどで買って着てたわけですが(笑)

その延長上に、会社員のスーツがあったような面もあり、スーツには全く悪いイメージはありませんでした。

たぶんこれからはまた変わっていく

フリーランサーのライフスタイルが必ずしも「最高」じゃないということが、ここ何年かで分かってきたと思うので、一般認識として組織に所属することへの抵抗感は薄らいできたような「兆し」も感じます。

二極化している・・という状況はあるのかもしれないですが、これからは会社員も個性を主張する(できる)時代だと思うので、先進的な会社の社風はそうなっていくんじゃないでしょうか。
そうしたらスーツなどの「ファッション」にも変化が出てくるのではないでしょうかね。

PS.

自分が30代ぐらい(1990年代半ば)に情報機器の開発の仕事をしてた際に、打ち合わせでアドビの人と会ったことがあるんですね。
そしたら彼らの服装といい、カバンといい、めちゃくちゃ良いのを持ってるんですよ。あれは本当に憧れました。「仕事であんなのが着れるのかー」と感心したと同時に「アドビって良いよな」という妬ましさもちょっぴりありました。

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