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Street Photography

海外では Street Photography(ストリート写真)が人気がありそうだけど、日本ではどっちかというと都市や建築の写真、それから自然の風景の方が人気があるように感じます。

自由度

ストリート写真は自由度が高くて流儀みたいなのがあまりないし、ストリートを教える先生も少ないから愛好者が限られるのかも知れないですが。
でも街に住んでて普通に風景を撮ったらストリートが写りますよね。🤔

肖像権・プライバシー

ネットが普及していない頃は、写真雑誌や写真展などで人物を撮った写真がよく見られて、必ずしも本人にちゃんと了承を撮っているかどうかも分からないものがありました。
海外の作品などはそれが特に顕著ですね。これ本当に写ってる人が了承してるのかな?って不思議に思うものがあったり。

特に写真展など限定的なメディアでは、あまり問題にならないかも知れません。だけどネットに晒したら世界の人が見るかっていうと、実際はビューが30とか、写真展に来るお客さんより少なかったりするのですよね。
だから、ネットネットって、そんなにクリティカルに騒がなくてもいいんじゃないのかな?って個人的には思います。
有名人が発信する時はそういうわけにいかないですけどね。
まあ、撮られた方の心情が良くないと言われたらごめんなさいというしかありませんが。

道という被写体

ストリートですから、まずは道(通り)なんでしょうね。
ON THE STREET CORNER という山下達郎のアルバムがありますが、STREET CORNER( ≒ 街角)という言葉もあるとおり、道や通りはアート的な魅力があるのかも。

写真の中では、道は目を誘導する役割も持ちます。
真っ直ぐな道の先に目的のモノを配置して、写真を見た人が最終的にそのモノに目を落ち着かせることが出来るようにする。
二つに分かれた道は、目が右に行ったり左に行ったり迷います。そうやって迷いを表現するとか。
いろんな役割や効果を道に持たせることが出来ますね。

道には人や車が走ります。そこで営みを表現することもできるし、雨が降れば鏡のようになってビルや空を映し出すこともあります。
道に描かれたパターンが面白くてカメラを向けることもあります。外国だとまた違ったパターンが見られるでしょうし、そういったものはネットを通じて知られることになります。

内面性

日本でも海外でも、ストリート写真は内面的な心模様、しかもネガティブな心情を表すものが多い気がします。写真は全体として色が暗いかモノトーンで、暗い印象のものが多いですね。
僕がインスタグラムで #StreetPhotography とハッシュタグを付けると海外のフォトグラファーなどがいいねをくれたり、フォローしてくれることもあるのですが、そのフォロワーさんを見に行くとなんか病んでそうな人だったりします。

ストリートは外せない

そんなことで、決してハレではないストリート写真ですが、僕は好きだし、暗くないストリートだってストリート写真だし。
なにより自然と同様、「街」も好きだから、街とストリートは被写体として外せないものになっています。

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