中村雅俊の80年代/想い出のクリフサイド・ホテル
個人的に学生時代から社会人3年目ぐらいまでは人生で最もエモーショナルな季節でした。
とくに1986年は就職のために上京した年で、バブルの真ん中で、音楽の世界でもさまざまなヒット曲が生まれました。
見るもの聴くものすべてが新鮮で、情報量としては目まぐるしいものがあったと思います。
中村雅俊
中村雅俊が俳優としてデビューした頃は、僕はまだ小学生だったかもしれません。1970年代でした。
「俺たちの旅」を始めとする俺たちシリーズや「われら青春」など、青春ドラマのヒーローでした。ドラマの中で歌われた曲が大ヒットして、それで歌手としての地位も築いたと思います。「俺たちの旅」や「ふれあい」は代表作でした。
ちなみに青春ドラマというのは1960年代からあって、中村雅俊以前のヒーローがいましたが、僕はよく分かりません。
1980年代の中村雅俊
エモーショナルな僕の1980年代にも、中村雅俊の歌は巧みに組み込まれていた感じがします。ドライブのときはよく聴いていたし、旅のシーンに合う曲も多かったのですね。
あの頃の楽曲は、青春のヒーローだった頃とは打って変わって、大人の音楽になっていました。そして音楽的にも名曲が多かったように思います。
80年代シングルリリース・ピックアップ
そんな80年代にリリースされたシングルから、好きだった曲をシェアしてみたいと思います。当時のベストアルバム「SONGS」に入っていた曲ばかりですが。
CMやドラマとのタイアップがあったから耳にとても馴染んでいるのでしょうね。僕自身、今のようなおじさんになっても、やっぱりいいなと思える名曲たちです。
心の色
1981年
作詞:大津あきら 作曲:木森敏之 編曲:川村栄二
テレビドラマ「われら動物家族」挿入歌
高校の頃、ラジオ番組「ABCヤングリクエスト」で何週間も1位が続きました。
恋人も濡れる街角
1982年
作詞・作曲:桑田佳祐 編曲:桑田佳祐・八木正生
映画「蒲田行進曲」主題歌
テレビドラマ「おまかせください」挿入歌
桑田佳祐の曲を桑田っぽく歌ったのが衝撃的でイメージが変わりました。
大学の頃、カラオケパブでよく歌ったし、歌っている人がとても多かったです。
揺れる瞳
1983年
作詞:岡本おさみ 作曲・編曲:木森敏之
日産自動車「パルサー」イメージソング
"俺は男を隠しながら きみの髪を撫でてるよ"
という歌詞が意味深でなんかゾクッとしました(笑)
雨のハイウェイ
1983年
作詞:岡本おさみ 作曲:鈴木キサブロー
シングルではなかったと思われます。個人的に思い出がある曲ですが歌詞とは関係ありません。
パズル・ナイト
1984年
作詞:秋元康 作曲:林哲司 編曲:新川博
日産自動車「パルサー」イメージソング
シティポップの 秋元康 ✕ 林哲司 なんですよねー。
カーテンコールは もういらない
1985年
作詞:松井五郎 作曲:奥慶一
シングルではなかったと思われます。いいバラードです。
夢一途に
1985年
作詞:大津あきら 作曲:和泉常寛 編曲:佐藤準
日産自動車「パルサー」イメージソング
これはパルサーだったんですね。あんまりクルマっぽくないですが。
日付変更線
1985年
作詞:阿久悠 作曲:タケカワユキヒデ 編曲:田辺信一
日産自動車「パルサー」イメージソング
テレビドラマ「誇りの報酬」エンディング
阿久悠 ✕ タケカワユキヒデ とは異色の組み合わせ(?)
これはパルサー、覚えています。
想い出のクリフサイド・ホテル
1986年
作詞:売野雅勇 作曲:鈴木キサブロー 編曲:佐藤準・川村栄二
テレビドラマ「誇りの報酬」エンディング
1986年ですよ。やっぱりね。やっぱり86年だなあー・・
アルバム CD
当時の「SONGS」とは違う新しいベストアルバムです。