見出し画像

ハラスメントの問題は「言う」ことでしか解決できないだろう

さっきNHKのクローズアップ現代で、性暴力の問題を扱っていたので、この機会に記事を書いておきます。

暴力・性暴力

男には元々、暴力的な特性があって世の中の暴力的な事件のほとんどが男性が引き起こしたものなんですよね。
だから、仮に法律的・社会的に問題とならなかったとしても、自分が加害者的な行動をしてしまった経験は、大なり小なり男性は心当たりがあると思います。
僕も若い頃には苦い経験もあるから、このことを問題だと論じることの説得力が無いんじゃないかと思うこともあります。

それでも問題視する勇気が必要

だと思うんですよね。自分に説得力がないからなんて思っていたら、多くの男性は何も発言できないわけです。
誰かが言わなければ、今まで通り何もアップデートされないのです。

社会的に不利な関係性 (自分の場合)

自分も以前はフリーランスでしたから、自分の場合は暴力を受けたとかは無いけど、顧客など社会的に有利な立場の人たちから、不当な扱いを受けたことはあります。

お盆休みを挟んで1ヶ月以上、頑張って制作して納品したのに、全く支払いが無かった(つまり不払い)こともありました。
その案件では、半額前払いの条件からスタートしたのですよね。でもそれ以前にその顧客からは2度ほど仕事をもらっていたから信用していたのです。

顧客にはその客先がいて大手でした。さらにその客先(エンドユーザー)が超大手企業。

つまり僕は三次請けだったのかな

「客先からお金がもらえないけどとりあえず取り掛かって欲しい」
と言われて取り掛かりました。
普通に考えて「客先からお金がもらえないから」は不払いの理由にならないんですよね。だけど、なんか仕事をしてしまいました。

催促しても、ずっともらえないまま、一次納品。
さらに
お盆明けに客先に見せるからそれまでによろしくお願いします
とね。
しょうがないからお盆返上で頑張りましたよ。1日だけ法事で休んだかな。

見せた結果、制作物は添削で真っ赤になって返ってきましたよ。
それまでの納品ではノータッチだったのにね。きっと客先が初めて真面目に見たんでしょうね。
こっちは、もうそろそろ最終OKになるのかな・・と思っていたから、全く違う結果ですよね。
しかも、客先も制作はやれるはずだから、自分たちが持ってる高級なツールで作ればもっと良いものが出来るはずなんですよ。そんなツール持ってない零細なへっぽこフリーランスに頼らなくてもね。
もうこれ以上は自分が持っているツールでは無理だと思いました。

契約書を交わしてないのは自分が悪いんですけどね。
だけど交わしてないから逆に自分も強く出ることができました。
かなり憤慨して、抗議し、もう制作できないことを伝えました。

そうしたら
今まで制作したデータ一式をください
と言うんですね。
全部差し上げましたよ。持ってけドロボー!!

表に出ないことは沢山あるだろう

やっぱりね、みんな自分自身にもちょっと後ろめたい何かがある場合に、ハッキリとした態度に出られないことってあると思うのです。
ハッキリさせないまま、ズルズルと行ってしまうとかね。

だけどやっぱり、根本的に間違っていることって、かなり最初の段階で明らかなんですよね。
その明らかな部分に、自分が目を瞑ってしまっている部分はあるんです。
けれども、だからといって相手の行動の間違いが正当化されることは無いんですよね。明らかに間違っているわけだから。

そのときに、立場上仮に言えなくても、どこかで早い段階で誰かに「言う」ことは大事なんだと思います。
そうすれば、少なくとも自分自身の気持ちは少し柔らぐと思うんですよね。そこから先は、問題の種類や自分の考え方などで変わってくるとは思うのですが。
何も言わないとね、知らないまま大人になる思春期の子供みたいなのが世の中に沢山生成されてしまうのですよね。

みんな、正しい大人になって行かないといけないんですよ。
大人になってからも、大人を目指すべきなんです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?