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思いつくネタはあるので少しずつ書き残していこうと思います。

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    自作小説第2段です。

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    小説第一弾、Reverse Thinking の記事をまとめたマガジン 毎週月水金曜日の21時に更新していました。 全50話です。

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最初の記事

最初の記事は、noteさんの言う通り、自己紹介的なものをとりあえず書いてみる。 常に頭の中にいろいろなことがグルグルと回り続けているめんどくさい人間。相手に想いは伝わらないし、伝わらなくていいと思いつつも、伝わってほしいとも思っている。 ここで何を書けばいいのかまだあまり分からないが、小説、ポエム、呟き、体験談、なんでもいいと思うので、書きたいことを書いていく。

    • 2-16 探る颯人

      迅「村長、相談があります。」 村長「…なんじゃ。」 迅「…やはり、悠介はこの村には相応しくないのではないかと考えます。」 村長「…またその話か。」 迅「今からでも、元の世界に返すことは出来ませんか。」 迅「それに…大半の村人は、彼の考えを知ったらよく思わないでしょう。この村の存在意義にも関わります。」 村長「元の世界に必要だからこそ呼んだんじゃよ。それに、これは長年この村に携わったワシのたまのワガママじゃから、許してくれと言ったじゃろう。」 村長「今は待っていて

      • 2-15 募り始める想い

        翌朝。目覚めた悠介は、昨夜のことを思い出していた。 悠介(昨日あんなことしちゃったのに、いつもと変わらない朝だ…。) 初体験をしたからといって世界が変わるわけじゃない。自分が何か変わるわけでもない。ただ、心に新たな領域が生まれた感じがした。 家を出て迅と会った。 迅「おはよう!」 といつものように挨拶をされた。そのとき、悠介にいつもと違う感情が生まれた。 悠介(迅さん…迅さんは昨日みたいなとき、どんな感じになるんだろう…。) 迅「ん?どうした?悠介。」 悠介「

        • 2-14 夜を知る

          ー元の世界ー 悠介が世界を去ってから1ヶ月以上が経過した。 あれから修司は何度か、 修司「…なあ、なんか今までと違う感じしない?」 とクラスメイトに声をかけてみたが、 友達A「え?何が?」 修司「いや、急に誰かいなくなったような…。」 友達B「何言ってんの?修司。」 修司「ごめん、なんでもない。」 という調子で、誰に聞いても悠介のことは覚えていないようだった。その内、自分が変に思われると感じ、修司は聞くことをやめた。 修司(…クソっ。もう考えないって決めた

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        記事

          2-13 颯人の過去

          颯人が村にやって来た翌日。颯人は迅に連れられ建設・運搬の体験をしていた。 悠介は栽培・牧畜担当としていつも通り動植物の世話をしていた。 武昌「まだ1ヶ月ぐらいだけど、もうすっかり慣れてきたね!」 悠介「そうですか?ありがとうございます。」 〜そしてその夜、早速また2人集まって話を始めた。 颯人「で、悠介。昨日の続きだけどよ、俺の話だったよな。」 悠介「うん。話してくれるみたいだったから気になってた。颯人が何でこの村に来たのか。」 颯人「悠介はいじめられたからって

          2-13 颯人の過去

          2-12 新たな村人

          悠介がこの村にやってきてから1ヶ月が経った。村での生活にも慣れてきて、楽しい毎日を過ごしていた。 悠介が村に来たときに建設中だった家は数日前に完成し、中の家具も揃えられた。 そんなある日、村長が村の入り口の門に向かった。 迅「おはようございます、村長!今日はまた新しい入村希望者を迎えに行くんですよね!」 悠介「あ、そうなんですか!」 千紘「1ヶ月でまた新入りってのはなかなか早いわね。それだけこの村に合う人がいたってことね。」 村長「それでは行ってくるぞ。楽しみに待

          2-12 新たな村人

          2-11 村長の力

          前日に清掃・整備と環境・健康担当の体験も終え、全ての担当を経験した悠介。自分がどの担当になるかを考えていた。 迅「よっ悠介。昨日までで全部の担当をやったわけだけど、どれがやりたいか決めたか?」 悠介「僕は…。」 床を見つめながらしばらく悩む悠介。そして小さくうなずき答えた。 悠介「栽培・牧畜担当になろうと思います。」 迅「おっそれか。何でなんだ?」 悠介「植物とか動物を育てるの、楽しそうだなって思って。後、山で採集とかするのも面白そうで。」 迅「なるほど、いいじ

          2-11 村長の力

          2-10 物書きの典明

          その日は午前に清掃・整備の仕事を体験し、午後から記録・企画の体験をすることになった。 悠介は担当者に連れられイベントエリアの建物に入る。1階は体育館のようになっていて、2階は畳の部屋にたくさんのボードゲームや本が置かれてあった。 担当者「やっぱり娯楽は大事だから、企画担当でアイデアを出していろんなゲームを作ったんだ。まあ多少見たことあるようなのもあるかもしれないけど、創造力は知識と経験からしか生まれないからね。ご愛嬌だよ。」 担当者「君は自作のゲームを考えたりしたことな

          2-10 物書きの典明

          2-9 この村の山

          翌日、悠介は次の仕事の体験をするため、農業エリアに向かった。 武昌「オッ、新入りちゃんだね!今日は俺が栽培・牧畜のリーダーとして仕事の体験をしてもらうよ!よろしく!」 悠介「よろしくお願いします。」 武昌「栽培の主な仕事は水やりとか状態の確認だ。田植えとかの初めの時期は忙しいけど…今は落ち着いてるな。」 武昌「牧畜の方は毎日忙しいんだよ。まずはニワトリ小屋から行ってみるか!」 武昌「朝はまず卵チェックだ。産卵箱にたまごがいっぱい産みつけられてるから、それを一個一個回

          2-9 この村の山

          2-8 それぞれの過去

          千紘は一瞬うつむいた後、ゆっくりと過去を話し始めた。 千紘「…私ね、親に見捨てられたの。」 悠介「え…。」 千紘「高校に入ってしばらくしてから、パソコンの履歴見られてバレちゃったの。それからまともに話さなくなって。その後、なんかで学校でも知られちゃって、居場所がなくなったときに村長のお告げが来たの。」 悠介「学校に知られたのは…何でなんですか?」 千紘「さあ…もう10年も前のことだからよく覚えてないわ。まあ消したい記憶だから思い出したくもないけど。」 悠介「そうで

          2-8 それぞれの過去

          2-7 お仕事体験

          新人歓迎会から一夜明けて、翌朝。 コケコッコー! 大きな鶏の鳴き声で悠介は目を覚ました。 ガララッ 迅「おはよう、悠介!」 悠介「あ…おはようございます。」 迅「今日からは早速仕事の体験をしてもらうぞ!とりあえず朝ごはん食べて、その後説明するからよろしく!」 悠介「はーい。」 悠介(…そうか。僕、この村に来たんだった。夢じゃなかったんだ。) 朝食はいわゆる日本の朝ごはんだった。ごはん、汁物、たまご焼き、焼き魚、お浸し。今までもこんな朝ごはんは食べていたが、こ

          2-7 お仕事体験

          2-6 新人歓迎会

          イベントエリアに到着した悠介の目に飛び込んできたのは、昼間にここに来たときとは全く違う景色だった。 悠介「わあ…すごい…!」 グラウンドの中央には大きなキャンプファイアーが上がっていた。その周りを囲むように村人が集まり、肉や野菜や、様々な食べ物が並べられていた。 迅「悠介はここに座って。砂の上に藁敷いただけで悪いけどな。」 悠介「あっ…いえ。」 ドオーーン すると、大きな太鼓の音が鳴った。 村人一同「悠介、俺たちの村にようこそ!!!」悠介「わっ…!」 迅「さ、

          2-6 新人歓迎会

          2-5 元の世界と村の小説

          悠介が村着をもらい、正式に村人になったころ、元の世界の修司は…。 修司(ど、どういうことなんだ…?) 修司(突然悠介がいなくなったわけだから、家も学校も大騒ぎになって、行方不明でニュースにもなるかと思ってたのに…。) 修司(悠介がこの世界にいた痕跡がどこにもない…!?) 修司(名簿から名前が消えてるし、机も椅子も全部無くなってる。クラスのみんなも全く悠介がいないことに触れてない…。) 修司(こ、こんなことが有り得るのか…?まさか、あの老人の力…?) 修司(ホントに

          2-5 元の世界と村の小説

          2-4 この村の掟

          二人はイベントエリアに移動した。 そこは学校の校庭のような感じだった。中央に広く砂地があり、端に建物や小さい倉庫、そして運動器具のようなものもあった。 迅「ここでは外で体を動かして遊んだり、そこの建物の中で室内遊戯もやったりするんだ。ボードゲームみたいな体を使わないゲームもいっぱいあるよ。」 建物は2階建てで、1階が体育館のような見た目、2階が畳でボードゲーム用の部屋になっていた。 迅「仕事がないときに自由に来て遊ぶことも出来るし、定期的に村人で集まって大会も開かれるん

          2-4 この村の掟

          2-3 ゲイだけの村

          悠介は突然現れた目の前の風景に驚いていた。一面に広がる田んぼ、畑、山、そして家々。田舎でよく見るような、木を基調とした家が並んでいる。 悠介「すごい…!」 呆気にとられていると、二人の村人が近づいて来た。 迅「村長、おかえりなさい!この子が言ってた新入りですね!」 千紘「え、めちゃくちゃ若くな〜い!?」 悠介「あ、初めまして…。悠介です。」 千紘「いくつなの?」 悠介「じ、14です…。」 千紘「14!?!?ああ…。」 千紘は倒れ込む演技をしてみせた。 悠介

          2-3 ゲイだけの村

          2-2 一本杉の根元

          修司「どうしよう…全然降りないよ…。どんどん田舎になってく…。」 悠介の目的地は終点のサイハテ駅だ。窓に見える景色は緑ばかりになり、他の乗客もどんどんいなくなる。 終点に着いた。ホームに降りたのは悠介と修司の2人だけだった。 悠介「え…修司!?」 修司「あ、ごめん、駅から尾けてた!」 悠介「ああ…うん…。」 修司「あ、あのさ…昨日…。」 修司は話始めようとしたが、悠介は聞こうとせず、無人の改札を出た。 修司「あっ、ちょっと待って!」 修司も追いかけて改札を出

          2-2 一本杉の根元