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シンガポールでのお金の増やし方 〜③銀行とクレジットカードのリベートシステム〜

ここではシンガポールの銀行口座とクレジットカードを賢く使ってお金を増やす方法を紹介します。

シンガポールの銀行金利は日本より格段によく、またクレジットカードも上手に使うと3%以上のキャッシュバックが得られます。ノーリスクですので、シンガポール在住の方はこのメリットを生かさない手はないです。

本記事の内容は書籍「シンガポールでのお金の増やし方」の内容と同じです。すでに書籍変われた方は不要かと思います。書籍はお陰様でAmazon売れ筋ランキング1位、レビューも★4.5評価を頂いており多くの方にご購入いただいております。

各章Noteで切り売りもしていますので、必要そうなところだけの購入も可能です。是非よろしくお願いします。

①シンガポールの投資環境と優位性
②ポイント活用で賢く消費する方法
③銀行とクレジットカードのリベートシステム
④資産運用の前に押さえておきたいポイント
⑤シンガポールでのおすすめ資産運用
⑥シンガポールの貯蓄型保険に投資する
⑦シンガポールリートへの投資
⑧アメリカ株への投資
⑨おすすめ証券口座と帰国後の扱い


第3章 銀行とクレジットカードのリベートシステム

 ポイントサイトの次にご紹介したいのが銀行口座とクレジットカードのリベートプログラムです。

 すでにご説明したとおりシンガポールの銀行の普通預金の金利は0・05%と日本の0・01%と比較すると高い水準ですが、シンガポールでは銀行口座にクレジットカードを紐づけるなどのリベートプログラムの条件をクリアすることで金利を更にあげることが可能です。お金を預けているだけでもらえる金利は少しでも引き上げておきたいところです。
 
 また、クレジットカードのリベートやキャッシュバックプログラムは銀行の金利ボーナス以上に魅力的です。通常日本では0・5%~1%ほどの還元率が一般的ですが、シンガポールでは還元率3~5%ほどを期待できます。特に銀行系カードはキャッシュバック率が高く、銀行口座との親和性も高いのでおすすめです。
 例えばマイルを貯めたいなど特定の狙いを持った方には合わないかもしれませんが、日常使いで使いやすくキャッシュバックのある銀行カードは一度検討してみて損はないと感じます。今回は各行が発行しているカードの中でも毎日の買い物や飲食でキャッシュバックをもらえる使い勝手のよいカードを紹介します。

 銀行口座の金利ボーナスを獲得してクレジットカードのキャッシュバックを得ることで、年利3~6%くらいのインパクトがあります。一度設定してしまえば、その後は特にやることがないので、このタイミングで各社のリベートシステムを理解して、自分の消費スタイルに一番合った銀行とクレジットカードを確認してみてください。

シンガポールの三大銀行

 今回はシンガポールの三大銀行、DBS, OCBC, UOBについて詳しく見ていきます。シンガポールにはこの三行以外にも数多くの銀行が存在しますが、日常使いのメインバンクとしてはDBS, OCBC,UOBの三行が信頼性、日々の使い勝手、帰国後のサポート の3つの理由からおすすめです。

 信頼性に関しては、DBS、OCBC、UOBの三行はGlobal Financeが発表した「世界で最も安全な銀行ランキング」でアジアの1位2位3位の銀行です。日本の銀行は50位以内には入っていませんので、世界的な信用は日本の大手銀より高そうです。 安心してお金を預けることができます。


 日々の使い勝手を考えてもDBS, OCBC, UOBの三行の利便性が高いです。
 外資系銀行の中には三行よりも高い金利を打ち出す銀行もありますが、ATMが少なく現金の引き出しが不便ですしDeposit MachineやCheque Boxも少ないので現金や小切手の預入が必要な時に苦労します。中華系マレー系銀行はインターネットバンキングやカスタマーサービス等使いづらいとの話しを聞きますので避けておいた方が安全です。


 三行のうち飛び抜けてここが良いという銀行は無く、消費額や消費傾向によって最適な銀行は異なります。実際私は三行とも口座を持っていますがサービスや使い勝手は大差がないと感じています。あえて言うと、DBSはいつもATMが混んでいるのとカスタマーサービスの質が低く感じますが、比較の際は純粋に金利とリベートを比較して自分に合う銀行を選ぶで良いと感じます。
それでは、ここから三行の金利、ボーナス金利条件、クレジットカードについて詳しく見ていきましょう。

DBS,  OCBC, UOB の金利比較

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