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プロスポーツ✕HR 両方選ぶと言う「第三の選択」

はじめに

株式会社エクセレントケアシステムでは、9都府県において有料老人ホーム、グループホーム、小規模多機能型居宅介護、居宅介護支援事業所等、多種多様な介護事業を展開しています。
介護業界には様々な業務があり、弊社では介護の現場で活躍する介護スタッフをはじめ、その業務を支える総務、労務、経理、広報や情報システム、人材開発・採用などのバックオフィス業務も重要な役割を担っています。

正社員雇用で働きながらプロ選手を目指す

本社徳島オフィスでは、人材開発部採用課での業務を行いながらプロバスケットボール選手を目指す、横山恵斗さん(24歳)が正社員として在籍しています。島根県で生まれ育った横山さんは、京都産業大学在籍時に同大学のバスケットボール部で主将を努め、関西大会での優勝や全国大会でもベスト8に残る成績を収めています。
新卒採用後入社した現在、求人掲載、求職者(応募者)からの問合せ対応、面接日程調整、学校訪問など採用に関する業務をこなし、定時で退勤後はチーム練習に打ち込む日々を送っています。

なぜプロバスケットボール選手を目指す彼は、徳島県の企業に就職したのでしょうか。疑問にお答えする前に、まずはプロスポーツにおける徳島県の盛り上がりを紹介したいと思います。

業務後は定時で上がり、ハードな練習をこなす


徳島✕プロスポーツ

徳島県でプロスポーツが盛り上がり始めたのは、2004年頃で、この年、サッカー業界では四国初となるJリーグチーム運営会社「徳島ヴォルティス株式会社」が設立され、翌年には野球業界においても「徳島インディゴソックス」がプロ野球独立リーグである四国アイランドリーグplusに参入し、徳島県でもプロスポーツ観戦の楽しさが県民に広がり始めました。
そして2022年4月、B3リーグ 2023-24シーズン参入に向けて、「株式会社がんばろう徳島」が設立され、プロバスケットボールクラブ「徳島ガンバロウズ」が発足し、その下部組織として、地域リーグ(男子中国・四国・九州リーグ)に参画するアマチュアクラブ「徳島ガンバロウズ オルト」が誕生しました。

現実の「壁」

横山さんはプロの道を目指すことになった当時を振り返ります。
「大学4年生の夏、ガンバロウズオルトからオファーを頂き、嬉しかった反面プロとしてやっていけるのか悩み、考える時間を頂きました。また両親からもっと安定した職について欲しいと言われ、自分としても将来への不安が大きかったんです。
そんな時、学生生活最後の大会である全日本学生選手権でベスト8に入り、自分の実力が認められたと感じ、プロを目指したいという気持ちが強くなりました。そこで夢を叶えるためには何をすれば良いか、自分の実力を発揮するにはどうすれば良いかを考えました。
プロバスケット選手の道に進むことを決めた後、今度はその手段で悩みました。プロを目指すためには、プロバスケットクラブと練習生契約を結ぶ、実業団に加入する、などの方法があります。実際プロバスケットクラブからの練習生としてのオファーや、実業団チームからの勧誘もありました。ですが将来の生活への不安は拭えませんでした」

どちらも諦めない新たな「第三の選択」

「夢をとるか、将来のため就職という安定した生活を選ぶか、どちらかを選択するしかないと思っていました」

続けて横山さんは語ります。
「プロバスケットクラブ練習生はプロ選手への近道ではありますが、給与がないため生計を立てるためにアルバイトをしながら目指すことになります。また実業団の場合、収入は安定していますがプロ選手になるのが難しくなります。
夢への道か、安定の生活を選ぶか、どちらかしかないと思っていました。
そんな時、プロを目指しながら正社員としてキャリアを磨くことができる、『第三の選択』を提案してくれたのが徳島ガンバロウズオルトであり、エクセレントケアシステムでした。
今回オファーをいただいた際、徳島ガンバロウズオルトはBリーグ参入を果たしたチーム『徳島ガンバロウズ』の傘下組織で、チームを支援してくださっている企業で働きながらプロを目指せるという説明を受け、とても魅力的でした。そして何より新しいチームでプレイができるワクワク感が後押しして、自分にとってプロを目指す最良の道だと考え決断ました」

当時の心境を語る横山さん


エクセレントケアシステムを選んだ理由

エクセレントケアシステムに就職した経緯について、
「今回の雇用支援で手をあげてくださった企業の中でも、エクセレントケアシステムの採用条件は私の夢に寄り添ってくれていると感じました。
入社後は、練習と仕事の両立や周りの社員の方々がどう感じているかなどの不安もありましたが、試合や遠征に合わせて休みがとれたり、練習時間に間に合うようになるべく定時であがれるようにサポートして下さり、その不安は杞憂だと感じました。また、柴垣部長をはじめ、自分が所属している採用課の皆さんは勿論、大川社長も色々と相談に乗ってくださいます。バスケット経験者の大川常務もとても大きな存在です」と横山さん。

同じ職場で働く他の社員は、初めての試みに最初こそ戸惑いはありましたが、実直な性格や仕事とスポーツに真剣に取り組む横山さんの姿勢をみて理解を示し、今では仕事をフォローしたりと協力的です。
また、会社としても今回の雇用において、違う環境の人々が共に働き、お互いを認め理解し合うことで、柔軟な発想と新しい価値観や想像力が生まれ、より良い職場環境へ変化していくという気づきもありました。

プロ選手の「その後」も見据えたサポート

プロスポーツ選手は、多くの人から憧れられる華やかな職業です。しかし数多くの競技人口の中から成功し、プロ契約を結べる人はひと握りしかいません。そしてプロになれても活躍するのは容易ではなく、引退後に悠々自適の生活が送れる人となるとごくわずかというのが現状です。近年、スポーツ選手におけるセカンドキャリアの重要性が取り沙汰されるようになったのも、そのような背景があります。

これらのことを踏まえエクセレントケアシステムでは、勤務体制に配慮をして練習時間を確保したり、試合やイベントがある日を公休にするなど、競技の特性やワーク・ライフ・バランスに合わせた働き方を支援しています。
また、引退後のセカンドキャリアにも繋がるように、社会人としての基本的なルールを学べる新人フォローアップ研修やメンター制度、OJTでのバックアップを実施しています。
エクセレントケアシステムでは夢に挑む社員に対し、これからの人生を自信をもって生きていけるように、様々な面でフォローアップいたします。


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