エクセレントケアシステム×HR

全国9都府県で介護・保育サービスを運営するエクセレントグループのnote公式です。 弊…

エクセレントケアシステム×HR

全国9都府県で介護・保育サービスを運営するエクセレントグループのnote公式です。 弊社のHRに関する取り組みについて情報を発信します。 【エクセレントグループ採用サイト】https://excare-recruit.jp/

最近の記事

【マネジメント連載企画vol.13】マネジメントできないマネージャーたち~介護経営の陥穽(おとしあな)~」

第3章 介護現場マネジメントの方法① 介護事業所は「1本の樹木」である 「介護事業樹」の構造    さて、ここから先は「どうすればマネジメントできるのか」がテーマだ。介護専門職中学を卒業し、中四病の落とし穴に落ちることなく、無事、介護マネジメント高校に入学したあなたには、はじめにこの図を見てもらいたい。僭越ながら、この樹木のことは「介護事業樹」と呼ばせていただく。  「介護事業樹」は、各地域に根差す介護事業所をあらわしている。この樹木は、不可視だが不可欠な、ケアという

    • 多様性(ダイバーシティ)×HR

       エクセレントグループ 人事部採用課の廣井と申します。主に神奈川、愛知エリアの職員採用を担当しています。採用業務を担当してから考える機会が増えた「多様性(ダイバーシティ)」とHRについてお伝えさせていただきます。  企業・法人における多様性(ダイバーシティ)について考えるときに指標となるものの一つが経済産業省の推進する『ダイバーシティ経営』です。ダイバーシティ経営では「多様な人材を活かし、その能力が最大限発揮できる機会を提供することで、イノベーションを生み出し、価値創造につ

      • 【マネジメント連載企画vol.12】マネジメントできないマネージャーたち~介護経営の陥穽(おとしあな)~」

        第2章 陥穽(おとしあな)に落ちないために⑧ 多分業化~介護助手を活用する➄ 多様な分業と多様な雇用  介護助手導入を支えているのは、多分業化と多雇用化である。介護現場の中に多様な分業を見つけ出し、その担い手を雇用することで、この業務改善は成立している。  20年近く前、まだ介護助手という言葉がない時代の分業は、施設の調理員か清掃員、あるいは通所介護の送迎ドライバーに限られていた。そしてその担い手の大半は高齢者だった。もちろん、当時からパートタイマーや登録ヘルパーは存在

        • 生涯学習とリカレント教育

           はじめまして。 エクセレントケアシステムの関西支社で人事(採用担当)を担当しております山内と申します。ⅹHRという事で、何とHRを掛け合わせるか?を考えてみまして、今回は「学習・教育」との掛け合わせをテーマにお伝えさせて頂きます。  「生涯学習」という言葉、皆さん一度は耳にされたことがあると思います。人生100年時代、豊かな人生を送る為にも生涯学習は続いていくものなのでしょう。私自身においても、まだまだ知らない事ばかりですので、仕事でもプライベートでも日々、学びの連続です

        【マネジメント連載企画vol.13】マネジメントできないマネージャーたち~介護経営の陥穽(おとしあな)~」

          【マネジメント連載企画vol.11】マネジメントできないマネージャーたち~介護経営の陥穽(おとしあな)~」

          第2章 陥穽(おとしあな)に落ちないために⑦ 多分業化~介護助手を活用する➃ 「解剖」が仕事を変えていく  業務の細分化について考えるとき、思い出す1冊の本がある。布施英利著『子どもに伝える美術解剖学 目と脳をみがく絵画教室』だ。本の中で紹介されているのは、魚の解剖を取り入れた型破りな絵画教室の様子である。ほぼ記号に近い単純な描線の魚しか描けなかった子供たちが、魚の解剖を体験することで、リアルな魚のフォルムや細かいウロコまで捉えた精緻な絵を描くようになる。描画術は一切教

          【マネジメント連載企画vol.11】マネジメントできないマネージャーたち~介護経営の陥穽(おとしあな)~」

          従業員満足度(ES)×HR〜従業員を大切に〜

          初めまして!エクセレントケアシステムの関東支社で人事(採用担当)をしております佐伯と申します。  私のキャリアの始まりは小売り(サービス)業界でした。新卒で入社し約9年間店頭販売スタッフとしてお客様と向き合ってきました。さらに、労働組合の副執行委員長として「働きやすい職場づくり」に尽力し、この経験が私の基盤となっています。そして、初めての転職でエクセレントケアシステムに入社し、今年で8年目を迎えます。  前職での経験を通じて、離職率が高いと言われる介護業界にも「働きやすい職

          従業員満足度(ES)×HR〜従業員を大切に〜

          【マネジメント連載企画vol.10】マネジメントできないマネージャーたち~介護経営の陥穽(おとしあな)~」

          第2章 陥穽(おとしあな)に落ちないために⑥ 多分業化~介護助手を活用する➂ 仕事を細分化して周辺業務を掘り起こす   介護現場の仕事を「ケア業務」と「ケア周辺業務」に分類するとき留意したいのは、工程をできるだけ細かく分け、その中からケア要素が少ない周辺業務を掘り起こすことだ。  施設での食事介助業務を例にとれば、①調理、➁配膳、➂食事介助、➃下膳という4工程が大まかな流れになる。この中から消去法で介護助手に任せることが難しい業務をあげていくと、まず➂食事介助はケアそ

          【マネジメント連載企画vol.10】マネジメントできないマネージャーたち~介護経営の陥穽(おとしあな)~」

          【マネジメント連載企画vol.9】マネジメントできないマネージャーたち~介護経営の陥穽(おとしあな)~」

          第2章 陥穽(おとしあな)に落ちないために⑤ 多分業化~介護助手を活用する➁ 危機感とメリットと熱意で壁を越える  自分たちの慣れたやり方を変えられたくない。これが、新しい取り組みに対して拒否反応を示す現場の本音だ。まずこの壁を越えなければ、介護助手の導入はうまくいかない。慣れたやり方を変える面倒臭さや心理的負担を許容するだけの、何らかの具体的な理由がいる。たとえばそれは、危機感とメリットだ。  危機感とは、このままでは先行きが危ういのではないかという認識である。介護現

          【マネジメント連載企画vol.9】マネジメントできないマネージャーたち~介護経営の陥穽(おとしあな)~」

          【マネジメント連載企画vol.8】マネジメントできないマネージャーたち~介護経営の陥穽(おとしあな)~」

          第2章 陥穽(おとしあな)に落ちないために➃  多分業化~介護助手を活用する➀ 介護助手はひとつの業務改善手法 社外の介護助手導入プロジェクトに関わるようになって3年目になる。大阪市が手掛ける「介護の職場担い手創出事業」というモデル事業のアドバイザー、というのが筆者の役どころだ。毎年、3つの介護老人福祉施設や介護老人保健施設に対して、1年間かけて介護助手導入を支援している。※このプロジェクトでは、介護助手のことはアシスタントワーカーと呼称している。 介護助手という発想

          【マネジメント連載企画vol.8】マネジメントできないマネージャーたち~介護経営の陥穽(おとしあな)~」

          【マネジメント連載企画vol.7】マネジメントできないマネージャーたち~介護経営の陥穽(おとしあな)~」

          第2章 陥穽(おとしあな)に落ちないために③ 業務の棚卸しから分担・分業へ こぼれ落ちた仕事は誰も拾わない  本来やるべき仕事ができていない…この問題の深刻さに、私たちは改めて向き合った方がいい。 マネージャーがマネジメントを全うしていないということは、いくつかのマネジメントの仕事がこぼれ落ちていることを意味する。こぼれ落ちた仕事が「今日明日の仕事」であれば、本人も含めた誰かが気づいて対応できるかもしれない。だが、それが「明後日の仕事」である場合は、そのまま忘れ去られる

          【マネジメント連載企画vol.7】マネジメントできないマネージャーたち~介護経営の陥穽(おとしあな)~」

          【マネジメント連載企画vol.6】マネジメントできないマネージャーたち~介護経営の陥穽(おとしあな)

          第2章 陥穽(おとしあな)に落ちないために➁ プレイング・マネージャー問題に向き合う 落とし穴はもうひとつある では、アガリ意識もノスタルジーもない管理者候補が謙虚にマネジメント手法を学べば、マネジメントができるようになるのだろうか。残念ながら、答は否だ。 実は、もうひとつ落とし穴がある。それは環境だ。マネジメントを行うには、マネジメントできる環境を整える必要がある。 多くの管理者候補はプレイング・マネージャーだ。訪問介護ならサービス提供責任者、通所介護なら主任か生活相談

          【マネジメント連載企画vol.6】マネジメントできないマネージャーたち~介護経営の陥穽(おとしあな)

          【マネジメント連載企画vol.5】マネジメントできないマネージャーたち~介護経営の陥穽(おとしあな)

          第2章 陥穽(おとしあな)に落ちないために➀ 教えられずにマネジメントはできない 何も教えられていないという落とし穴 心構えと手法、両方揃ってこそ、事業所を動かすことができる。心構えを知ることが「出直し」になり、手法を知ることが「学び直し」になる。「出直し」の妨げになるのは、これまで述べてきたアガリ意識とノスタルジーである。これについては、そうならないよう指導者が教え込む以外に方法はない。理想をいえば、管理者になる前に言い聞かせ、管理者になってからもそうなっていないかト

          【マネジメント連載企画vol.5】マネジメントできないマネージャーたち~介護経営の陥穽(おとしあな)

          【マネジメント連載企画vol.4】マネジメントできないマネージャーたち~介護経営の陥穽(おとしあな)

          第1章 陥穽(おとしあな)の実像③ 初心の反復が意味するもの 「初心忘るべからず」は、室町時代に能を大成した世阿弥の言葉である。世阿弥は、能の道を歩む者に3つの初心の必要性を説いた。是非の初心、時々の初心、老後の初心、である。 1つめの「是非の初心」は、いま世間一般で認識されている「初心」の意味に近い。その道に入った時の最初の気持ちを忘れないように、という解釈でいいだろう。重要なのはそのあとだ。世阿弥は、最初だけでなく、「時々」、「老後」と、その後にも初心があるという。

          【マネジメント連載企画vol.4】マネジメントできないマネージャーたち~介護経営の陥穽(おとしあな)

          【マネジメント連載企画vol.3】マネジメントできないマネージャーたち~介護経営の陥穽(おとしあな)

          第1章 陥穽(おとしあな)の実像②「中四病」による放任と過干渉 自分は選ばれし者なのだ…。「中四病」の管理者がもしそのような妄想を膨らませて、自分が何か特別な力を手に入れたと勘違いしているのなら、中二病をもじったこの呼び名も、案外的外れではないのかもしれない。 管理者は、確かに専門職の中から選ばれた役職だ。そこは否定しない。ただ、役職は特別な力などではない。単なる役割である。役職と権力は別物だなどというナイーブなことをいうつもりはないが、少なくとも役職者は、役職は役割に過

          【マネジメント連載企画vol.3】マネジメントできないマネージャーたち~介護経営の陥穽(おとしあな)

          【マネジメント連載企画②】マネジメントできないマネージャーたち~介護経営の陥穽(おとしあな)~

          第1章 陥穽(おとしあな)の実像➀ 「落とし穴」はどこにあるのか 落とし穴の場所は特定できている。 それは、介護職キャリアパスの途中にある「マネジメントコース」の入り口にある。ベテランの大半はこのコースを選ばず、「専門職熟練コース」に行くのだが、経営層や現管理者から管理者昇格を打診された者、あるいは自ら手をあげて認められた者は、マネジメントコースの方に歩を進める。その足下に、深い穴があいているのだ。 この落とし穴は、一見、地面があるように見える。いや、実はよく見れば雑な

          【マネジメント連載企画②】マネジメントできないマネージャーたち~介護経営の陥穽(おとしあな)~

          可視化の重要性、そして夢を志へ

          2023年7月に高齢者住宅新聞社が企画し、東京ビックサイトで開催された「住まい・介護・医療展」に講師として参加させて頂きました。複数の講師が集まるような大きなイベントに登壇するのは初めてでしたので、大変良い経験になりました。 (但し、同時間帯の別のブースではセミナーが行われており、私の力不足が大きく、集客数があまり良くありませんでした。次回登壇する時は満席にしたいと思います。全国でもオンリーワンの企業に成長させ、いつでも人に集まってもらえる状態にするためにも、以下記載する事に

          可視化の重要性、そして夢を志へ