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Podcast番組『a scope』が最近の学び
まだまだ続けるnote連続投稿お題企画。
今日のお題はこちら。
なるほどなるほど。
江草は家事で手が塞がってる時なんかに、よくPodcastを聴いています。
それで、最近ハマっているのが『a scope』という番組です。
COTENの深井龍之介氏を軸にして、リベラルアーツや資本主義についてさまざまなゲストを呼んで対談する内容。
先日、ハマり始めた時期に記事も書いてます。
江草はたまたまシーズン2の「資本主義の未来」編から入ったんですが、ついにシーズン2は聴き終わりました。
いやー、めちゃくちゃ面白かったですね。
多様な立場かつ多様な思想の方々が入れ替わり立ち替わり資本主義について語るんですけど、それぞれ説得力があって「資本主義ってなんだったっけ」ってゲシュタルト崩壊気味になってくる体験がほんと楽しいです。
特に、シーズン途中の、資本主義推し論者の柿埜真吾氏と、マルクス推し論者の佐々木隆治氏という対照的な二者が連続でゲストに来られる展開(たまたま両方とも深井氏は病欠の回ですが)は、全く違う立場からの論を立て続けに味わされる知的ジェットコースターに脳がグワングワン揺さぶられること請け合いです。(めちゃ最高)
片や共産主義は政治的に権力者が生まれて不自由になるからダメだと言い、片や資本主義は金に物を言わせる権力者が生まれて不自由になるからダメだと言う。どちらも説得力があるから困ったものです。そして、だからこそ面白い。
(ここで、せっかくなので蛇足ながら江草のコメントを挟むと、何を敵視しているかは違えど、両者どちらも権力が集中して人々が不自由になるのがダメだっていうところが共通してるのは非常に興味深い点なんじゃないかと思うんですね。つまり、原因はどうあれ、権力の集中と不自由感はどちらも嫌っているわけで、なら共産主義と資本主義にこだわらず、そういう権力の集中自体を嫌い、自由を愛する発想の思想や社会体制を目指したらいいんじゃないかなというのが、江草の直観的な感想になります。)
と、このように、いろいろ考えさせられる題材として、学びが多いシリーズで、とても面白かったのです。
今のとこ、江草の立場的にはMMT×BI志向の井上智洋氏の立場が近いかなあ。
さて、シーズン2を聴き終わったので、次は当然シーズン1です。
シーズン1はリベラルアーツをテーマにされてるようで。
順に聞くのが一番行儀良いとは思ったのですが、シーズン2の歯に衣着せぬ言い回しが印象的だった橋爪大三郎氏のキリスト教編のところから先に聴いてしまいました。
これがまためちゃくちゃ面白かったですね。
ユダヤ教からキリスト教が生まれた経緯や、カトリックとプロテスタントの違い、キリスト教と仏教の決定的な違いなどが、整理されて語られて目から鱗だらけでした。
特に「キリスト教徒は聖書をどう捉えているのか」の解説は本当に面白くて、以前書評を書いた『科学者はなぜ神を信じるのか』の議論にもつながるなあと感じました。「理解した」とまで言ってしまうと傲慢ですが、理性を愛する科学者たちが神を信じられてる理由の一端を垣間見れた気がします。
(気づいたらブルーバックスのKindle Unlimited終わってるみたい。。。ガーン)
こんな感じで、キリスト教編が大変満足な面白さだったので、引き続き他のゲスト回も聴いていこうと思っています。
最近は、本だけでなく、Podcastでも面白くて学びがあるものが多くて、忙しくて困っちゃいますね。
でもまあ、これだけナチュラルに日々、色んな人の考えや話が聞ける。そういう意味では良い時代に生まれたのかなあと思ったりもしています。
江草の発信を応援してくださる方、よろしければサポートをお願いします。なんなら江草以外の人に対してでもいいです。今後の社会は直接的な見返り抜きに個々の活動を支援するパトロン型投資が重要になる時代になると思っています。皆で活動をサポートし合う文化を築いていきましょう。