私のどんなところが嫌いなのか、Google Formでアンケートを取ってみた
私のX(Twitter)アカウントをブロックしている人はどうやら1030人ほどいるようです。また、見知らぬ慶應生が「おれの彼女慶應生じゃないのにえぐざまのことめちゃくちゃ嫌いらしくてワロタな」などという発言もありました。
この世には、気にしているように見えて実際気にしている人、気にしていないように見えて実は気にしている人、気にしていないように見えて実際気にしていない人は一定数いますが、ごく少数の「気にしているように見えてまったく気にしない性格」のひねくれた私は興味本位で、タイトル画像のようなアンケートを取ってみました。
【調査実施概要】
・日時:2024年8月9日
・媒体:Google Form
・質問内容:「えぐざまの嫌いな部分について記述してください」
・確認事項:真摯でためになる回答、興味深い回答、面白い回答などを私のSNS(主にX・note)で公開したり、返信したりしてもよいですか?
・回答:11件
・公開可能の割合:100%
・備考:匿名性維持のためにメールアドレス取得はおろか、年齢、職業、性別も一切尋ねていない。
以下、回答に私から返信いたします。すべての回答にまずは感謝の意を示しつつ、全員公開可能とのことで公開させていただきました。回答が寄せられた順に並べています。不都合があれば削除いたしますので個別にDM等でご連絡ください。
一つひとつ丁寧に書いていったら6000字ものnoteになってしまいました(笑)。
回答1:日本には大学は一つしかありません。東京大学です。いつまで慶應という名の専門学校で満足しているおつもりですか?大学に行きましょう。→【返信】クソワロタ(詮索しないルールだけど3人程度に絞っているw)。
回答2:所属学部を頑なに明かさないこと
回答3:嫌いな部分は皆無です。むしろ、慶應愛が溢れるポストに好感なくらいです。だからえぐざまさん、学部くらい公表してくださいよ!笑 えぐざまさんがどの学部で学んでるかはシンプルに知りたいです。たぶんSFCではなさそうだし、かといって別格の医学部を除いた中での最高峰に位置する法-法とかなら明かしそうだしな〜、とか。でもまて、たしかこの人、社会は政経選択とか言ってなかったか?慶應って政経選択無理だし、社会無しで受けれるとこってSFCしか無いじゃん、いやまさかの看護とか薬学?いやいやいや、文系なのは間違いないはずだから、数学選択の経済学部か?!とか、気になって夜も眠れません!学部は教えてくださいよえぐざまさん!
→【返信】別に私個人は明かしてもいいと考えているのですが、本業教育者として、静穏な学びの場を騒ぎ立てるような真似は絶対にしたくないというのが本音です。3月には立て続けにメディアに記事が掲載され、Yahoo!のトップページを二度も飾りました。
実際にお会いしている方には隠していないですし、5月に開いてくださった慶應オフ会でも公表しています。また、受験当時の様子から追っている人には入試日程でバレていたりもします。今では話題にものぼらなくなったので公開しても差し支えないと考え、Xにて、この回答へのコメントに学部を公開しているリンクを貼っておきました。わからなければDMで聞いてください。
回答4:YouTubeのコメント欄であなたを知ったのですが、コメントの多くに「慶應だけど」「慶應受かったけど」などと枕詞をつける点に違和感を覚えます。慶應生であること、あるいはそれを誇示することで自尊心を保ちたいのは理解できますし、自身の発言に正当性や権威性を持たせたいがための枕詞だとは思います。しかし、かえって正しい意見や論評であっても単なる学歴マウントや自分語りだと捉えられ、発言の中身については吟味されぬままスルーされてしまう可能性もあります。YouTubeのコメント欄や掲示板においてはTwitterとは異なり匿名性の色が強いため、「誰が言うか」よりも「何を言うか」の方が重要だと思います。優秀な慶應生であれば、単なる肩書きに固執するのではなく、発言の「内容」で勝負してはいかがですか?
→【返信】おっしゃることはごもっともであるし、私が第三者の立場なら私にそう言いたいです(笑)。他方、私にはYouTubeは「広報」「宣伝」の意味合いが強いし、まさに貴殿のようなYouTubeコメントで私のことを知ってくださる人が現れるのを心待ちにしています。「なんだこいつは?」と思わせたら勝ちの部分も正直存在します。
また、「自尊心を保ちたいのは理解できますし、自身の発言に正当性や権威性を持たせたい」というのは真逆に近くて、私がほぼ慶應生アピールするときって、「(英語の動画で)慶應生なのにこんなのもわからなかったぜ」みたいな自虐がほとんどです。というわけで、過去のコメント履歴を「慶應」で抽出してみました。
回答5:一文で抽象的な表現をすると、個人で実行する戦略としては合理的で理にかなっているが、この戦略を世の中の人全員が実行することは不可能、あるいは成立しなくなり、他の誰かが不利益を被らざるを得ない論が癪に障るというところが嫌い。例えば、東京中心主義が度を過ぎており、地方国公立大学文系に行くなとか、地方の自称進学校ガー、体育会系ガー、部活動ガー、とかほざいているが、貴方の生活はそうした方々が居ないと成立しない。無論本人もこのことは把握しているが、こういう奴等を見下したいという感情を理性で無理矢理抑えつけている。本人にこれを指摘しても「貴方の妬み僻みに過ぎない」と一蹴するであろう。つまりえぐざま氏が考える最適化行動を実行するためには必ず不利益を被る奴隷的存在が必要であるということである。また、教育や受験に掛かる出費は惜しむな、地元塾に100万円掛ける癖に何故受験料を払いたがらないのか?計算出来ないのか?と主張している。無論個人的な利益の追求としては理にかなっているが、情報リテラシーやマネーリテラシーの無い人達がいるからこそこうした戦略が取れるのであって、全員がリテラシーを身に付けたらこうした戦略は取れない。別の観点では、27浪で大学に入学することは何も嫌いでは無いし、若者の枠を1人分奪った悪人とは全く思っていないし、いじめは良くないことであるし、体育会系にも問題や弊害が大きい。しかし、アンチが嫌う理由を「多浪」「27浪」「いじめは被害者側が悪い」「体育会系」に帰結させようとする意図が透けて見えるところは癪に障る。
→【返信】回答者が誰か明らかにわかる投稿なので当人に直接返信しました。かいつまんでここにも記すならば「いろんなご意見をいただいた課題は現実的な解決策が見当たらない以上、現実を踏まえて何ができるかという時に考えているのが私の作戦の趣旨です」、「私が考える最適化行動ができるリテラシーを身に着け、スキームが陳腐化することは、津田塾大学の偏差値凋落になぞらえられます。男女平等が実現し、女子が共学大学を志向することで自身の創立大学の入学難易度が低下することは津田先生もきっと本望であるように、私も自身のトリッキーな作戦論が通用しなくなった日にはそれを喜ぶより他にありません」みたいなことを返信しました。
たとえば、推薦入試や総合型入試はよくないという理想論を持っていることは問題ありませんが、現実で高校生に「ゆえに推薦やAOは使うな」と強いるのは別問題であるという考えです。実際、大学の入学定員の過半数を非一般入試に割かれている現状で、人生がかかっている場面でゲーム実況によくあるような「縛りプレイ」をする必要はありません。現在高校生だとして、真に問題であり解決を望むならば、大人になって政治家になるなり、文科省に入るなり、影響力を持つ研究者になるなどして、課題を改善する人になることを願います。
回答6:(1つ目の出身大学)というベールを脱いだなら、出身高校についても明かすべき。
→【返答】仮定法も教えない恥ずかしい高校と書いているのでさすがに自ら公開するのは申し訳ない気がしますね。過去には完全ノーヒントでDMでいきなり送ってきて正解した方がいらっしゃいました。正解の根拠についてもお伺いしましたがお見事なものです。是非、これまでの私の投稿を参照し、DMで予想を送ってきてください。正誤をお伝えします。
回答7:たまに痛い投稿があって、見てられない
→【返答】お目汚しすみません。
回答8:特にないです。
→【返答】回答義務があったわけでもないのにわざわざ送っていただきありがとうございます。
回答9:他にも偏差値低い新設の公立大学はあるのに、釧路公立ばかり集中攻撃してるところ。
→【返答】これにはいくつか理由があります。
まずは、この世界では著名なwakatteTVで、びーやまさんの高校が同様の進路指導をしていたこともあり、そのネタに乗っかってコメントすることが多かったです。
次に、新設の公立大学があまりにできすぎて、「東日本」「九州」みたいな一定規模の地域の高校が滑り止めとして大勢目指すようなわかりやすい指標の大学がないことです。昔なんて、文系が受けられる中期日程は釧路公立、青森公立、高崎経済、都留文科、名古屋市立、下関市立ぐらいしかなくて、特段に入りやすい前者2つと、西日本の中で英語必須ではなく攻略しやすい下関が話題によく挙がったものです。
最後に、びーやまさんも触れていたように高校の進路指導が「本人の意向なんか関係なく何がなんでも国公立に入れてしまえ」という荒唐無稽なものではなくなってきています。つまり、古参の釧路、青森は話題になるも、最近の公立大学は対象でなくなってしまったという側面があります。
以前から何度か記していますが、大学執行部は第一志望の少なさや高校の進路指導の実態を知らないはずはありません。その上で、学生満足度を上げるために懸命に様々な取り組みを行っていると思われます。それによる学生の意識変化や、卒業後の居住先の状況(大学近郊に残留が多いのか、札幌志向なのか、郷里に帰りがちなのか、東京志向なのか)など、学術研究として取り組んだら、高校教員の進路指導や不本意入学への貴重な知見になるでしょう。ネガティブな事実が研究の端緒であるので調査依頼を大学側が断りそうですが。北海道の金融系とのパイプも強く、そうした教育も盛んで、内容としてはいい大学であることは存じています・・・だって同じ高校の同級生が5人受かって3人も進学したんだもの!
回答10:大学受験をしまくっていた頃は受けた者にしかわからない様なユニークな視点(過去の受験動向からの変化等)を見れ、楽しめていた。が、現在はおっさんが特段塾生生活で何か学んだ事をアウトプットする訳でもなく陳腐な学歴ネタを繰り返しているだけで見てて痛い。後、おっさん塾生どったらこったらアピールしてますが、正直、学び直しとか今どき普通だと思います。義塾の気品を損ねないで下さい。
→【返答】以前よりご覧いただきありがとうございます。このアカウントの趣旨に合致した読み手の方でいらっしゃいますね。今後も大学受験こそ実地ではしないかもしれませんが、ホットなネタがあれば提供していく所存です。早速ですが、2025年度の入試穴場は少し数を増やして紹介しています。まさしく私が今年受験したからこそ得られた知見です。
「塾生生活で何か学んだ事をアウトプットする訳でもなく」とありますが、大学院まで修了している私が、仮に学部1年生の春学期で新規に学んだことをアウトプットするようなことが多々発生したら、それまでの学びが怠慢だったという証左で、大変ショッキングな事態です。個別の科目で特に自然科学だと初めて知った内容が多少ありましたが、レポートの書き方でわからないことなどあるはずもなく、授業で苦労することもなく、あらためてこれまでの学問や大学内部知識を積み上げてきたからこその成果であると認識しています。
「学び直しとか今どき普通だと思います」については、いやいやとんでもない! 30年前や50年前と比べても、25歳以上の大学生の数は激減しています。受け皿となっていた二部も大手の大学ではほぼ消滅しました。それらのデータおよび文科省の動向や、各大学のプレスリリースを基に書かれている紀要論文もあります(その論文を誰が書いているんだろうという詮索はしないでくださいw)。
タイムリーにこんな投稿を発見しました。
回答最後の一文はおそらく、慶應ではなく義塾という書き方や、気品という本学を象徴する単語があったので塾員(慶應義塾の卒業生を指す)であり、恐らく私の先輩なのでしょうと推測しています。
回答11:まず、前提としてはあなたのことは嫌いでは無く、応援している。理由としては、しっかりと大学(しかも就職予備校と揶揄されるところで)で社会人学生として勉学に励んでいることが挙げられる。しかし、一方で嫌いな部分としては特に東京と東京にある大学に焦点を置き、地方及びに地方大学文系への扱いが過剰であることが挙げられる。特に地方国立大学(文系)と関関立(一部を切り取り東洋以下で近畿に並ぶなど)にいえる。その地域で果たす役割があるのに偏差値や就職で論じるのは違うと思われる。また、今の日本は氏が学生だった頃より貧しくなっており簡単に東京へ出ることも難しくなっていることを理解していただきたい。一方で難易度を元に論じる時5sや5山などを適正に評価(リプでの例5s=r、島大=成大)や研究実績で地方の理系や関関同立文系の研究を評価することは好意的であり、今後は研究の点で地方国立理系や関関立の文系を積極的に売り出して欲しい。
→【返答】前向きなご回答ありがとうございます。売り出してほしい大学は魅力たっぷりなので今後も語っていきたい部分です。特に、新設学部やサブキャンパスを揶揄する向きが受験界隈にはありますが、後発の学部は新規性のある学問を扱っていることや、名のある大手の大学が定員かき集めではなく満を持して設置している学部ですので、オススメ度は高いものがあります。たとえば、関大の社会安全学部は「新設・サブキャン・偏差値低め」のすべてを満たしていますが、学問として新規性が高く、内容としては純粋に興味深いですね。
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