真の國 ＃毎日ネタ出し２５日

【タイトル】

真の國

【あらすじ】

自分自身のことを疑ったことはあるか？

今まで生きてきたこと。今まで考えてきたこと。今まで信じてきたこと……。

それら全ては作られたものだったら。

この国は、かつて戦争で負けてから大国の思想や文化が押し込まれてきていた。しかし、それは文明の発展に貢献する。人々の生活は豊かになり、飢えや暴動からも開放されていた。

それと同時に「国民らしさ」も奪われる。

人々は食や娯楽に明け暮れ、自分の国というものを忘れてしまった。自分さえよければ、自分の生活さえ守れれば。だからこそ、簡単に騙される。

国の教育方針により、どんどんと骨抜きにされていく。明らかに自分たちの国がなくなってきているのに、誰もそれを疑わない。

先人たちはそれを警告していた。一冊の書物に、大国の計画を全て書き表していたのだった。

その一冊の書物がこの国の歴史を大きく変える。

先人たちはその時をずーっと待っていた。そして、私はその書物を手に、この国を取り戻すために動きだす。

私と、そしてこの国の運命をかけた戦いが今始まる。