彩トリドリ #毎日ネタ出し86日目
【タイトル】
彩トリドリ
【あらすじ】
ある日、男は雷に打たれた。
生死の境を彷徨い何とか意識を取り戻すことが出来たのだか、目を開けると世界は一変していた。
色がない。
目に映る全てのものがモノクロにしか見えなくなってしまった。
草も木も花も全てがモノクロに映る。それ以外は全て回復したのに、色だけは取り戻すことが出来ない。
色を失った男は絶望する。なぜなら、彼の仕事は「絵描き」だったからである。
モノクロの世界で、何をどう描いていいかわからない。全てがモノクロに見えるので、表現のしようがない。それから男は塞ぎこんでしまう。
それから数ヶ月。
男は相変わらず塞ぎ込み、部屋にこもっていた。しかし、ふとした瞬間に「色」を感じた。ほんの一瞬だが、確かにモノクロ以外の色を感じたのだ。
男はおもむろに立ち上がり、色を感じた方向へと歩きだす。
かすかに感じる色を頼りに、何も持たず追いかけた。
この先に何があるのかわからない。でも、この色を追いかけていけば色を取り戻せるかもしれない。
果たして色が導く先には何が待っているのか。これは色を失った男の悲しい人生のお話しである。
色々な実験を行い、その結果を公開していきます!もし何かしらの価値を感じていただけましたら、サポートしていただけますと幸いです!