営業時代の話part㉔
おはようございます!
今日は「営業時代の話」をお送りします!
▼第1話はコチラから!
それでは本日もよろしくお願いします!
※登場人物、企業、団体は全てフィクションです。
●第2の壁
「年間売上目標1,000万円」
私に課せられたノルマだ。
この額を聞いたとき、とても達成出来るとは思えなかった。が、藤橋さんら先輩から引き継ぐ案件の売上を全て合計すれば、なんと既に500万円以上になる。
つまりはあと半分を新規で獲得すればいいのだ。
実質のノルマは500万円ということだ。
「500万円か。……それでも結構な額にも思えるけど、年間売上だもんな。月に一件ずつちゃんと取っていけば何とかなる。頑張ろう」
私は自分自身にそう言い聞かせた。
そして、それ以降はとにかくテレアポをする生活が始まる。とにかく担当者と合わないことには何も始まらない。そのためにも、とにかくたくさんテレアポをするしかなかった。
そうして数をこなしていくうちに、段々とアポイントをとれるようになってくる。コツとしては、
「新たに御社の担当になったので、ご挨拶だけでもと思いまして」
と言うこと。すると、
「挨拶だけなら……」
と会ってくれる担当者が多いことに気づいたのだ。そうして1日に2、3件はアポイントが取れるようになっていた。
「これなら目標達成出来そうだな」
テレアポが上手くいっていたので、そんなことすら思うようにもなっていた。
しかし、現実はそんなに甘くはない。次の壁が私の前に立ちはだかる。
商談が出来ない。
アポイントは取れても、本当に「挨拶だけ」して帰るような事態が続いていたのだ。
ひどいときは、ほんの10分ほど担当者と話して帰るなんてときもある。どうやって契約をとればいいのか全く分からない。
私は再び頭を悩ませるのであった。
To be continued…
色々な実験を行い、その結果を公開していきます!もし何かしらの価値を感じていただけましたら、サポートしていただけますと幸いです!