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takuma@note作家
2020年6月6日 10:53
加賀は、橋田の話しを聞き、少しだけ肩を落とした。 「そっか。ありがとね。何かさ、今俺も自分のことで精一杯になっちゃって、余裕がなくなっちゃってるんだよね。手崎さんも、前はよく話していたんだけど最近は本当に話す機会も減っちゃってね。もし手崎さんと話す機会があったらさ、加賀が気にしてたよって伝えてくれないかな?」 「は、はい。わかりました。で、でも加賀先輩も悩むことあるんですね」 「そり
2020年6月14日 12:01
加賀は一人図書室に残り、今の現状を整理することにした。 まず、白の会を中断させようとしているのは、今わかっている時点では仙波のみである。そして、それとは別に手崎がバレー部ともめていたが、それを馬場が解決したという。そして、仙波と馬場は既に交際は終わっていると、仙波本人が言っていた。 馬場と仙波のつながりが無くなったといえ、この2つの出来事が全く無関係だとは思えなかった。ただ、これだけの情