見出し画像

選択肢が多いと選べないのか【失恋から立ち直る方法●】[2024/05/25]

出張先のホテルでたまたまテレビをつけていて、本当にたまたま見かけたドラマ「おい!!ハンサム2」の第8話。

これまでの話も前知識もなくいきなり初見だったが、この回のテーマがめちゃくちゃ考えさせられた。

端的に言うと、「選択肢が増えると人間は選べなくなる。(案外幸せではなくなるかもしれない)」ということ。

丁度その前の時間帯に放送していた「情報7daysニュースキャスター」の特集でも「選択疲れ」について言及されていたので、今ホットな話題なのか!?と思ってしまった。
かつてイチロー選手が毎日カレーを食べていたり、スティーブ・ジョブズがクリエイティブのリソースを最大限使うために、毎日同じ服で過ごしていたのは有名な話。
特集でも、15年間毎日同じメニューを食べ続けている男性の事例を紹介していた。

このような考え方に初めて触れたのは、学生時代、ある先生が、就職時に選択肢が多いのが必ずしも人生の満足度に繋がる訳ではないかもしれない、みたいなことを仰っていたときだ。
その時は、確かその先生ご自身が、転職などをして、選択肢が増えるほど人生を模索することになり、悩んだみたいな内容だった。
就活がうまくいかない学生に、選択肢がないことが必ずしも不幸ではないと伝えたかったのかもしれない。

私個人としての考え方は、選択肢が多いのは悪いことではないと思っている。選べる自由は幸せのひとつではないだろうか。

確かに悩み、熟考すると、決断するまでに苦しむこともある。
現に、スタートさせたばかりの結婚相談所活動でも、カウンセラーさんに、「取捨選択が結構大事だったりしますよ。」と言われた。

話が少し飛ぶが、ビジネスマンマインドにおいては、決断や選択のスピードが早い方が良いとされることが多く、若手ビジネスマン向けの書籍にも、決断力を磨くトレーニングが載っていたりする。
とても印象に残っている例えは、昼食をお店で頼む場合に、メニューを開いて5秒で頼むものを決めるといった調子だ。

お昼ごはんも、できればメニューをじっくり見てから間違いなくその時食べたいものを選びたい派の私は、熟考するタイプではあるだろう。
ただし、結構しょうもないことは悩みまくり、大事な決断は割とはっきり答えを出す方かなとも感じる。

ところが、こと婚活となると、本当にハッキリと取捨選択できるのか自信がない。先日記事を書いた「傲慢と善良」ではないが、自分を棚に上げて取捨選択していいのか?とか思ってしまう。

だから、冒頭のドラマで語られている主題には共感するものがあった。
色々としんどくなってくると、選択したり考えることを放棄したくなり、誰か決めてくれたら良いのにと思ったことが無いわけではない。
選択肢がない方が楽なんじゃないか?とか。

ただ、自分で決めたことは、後から振り返って大変でも、納得して決断しているから後悔はないが、人に決めてもらったことは、後から辛いことが起きると、他者のせいにしてしまうような気がする。

だから、自分の人生の決断は放棄せず、自分が責任を持ってするべきなのだと思う。

決断を放棄したくなるほど疲弊しないように生きなければな、というのがこの所考えていること。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?