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2年ぶりにバリューをアップデートした話

こんにちは、EventHub代表の山本です!
2023年1月、弊社は2年ぶりにバリューをアップデートしました。今回はその件について、なぜ今なのか、なぜアップデートしたのか、書いてみました。

そもそもバリューの役割とは

弊社がはじめてバリューを策定したのは2021年です。急激な人員増加に伴い、「組織としての目指すところ」を示したいと思ったのが、前回のバリュー策定のきっかけでした。EventHubでは採用において、その方のマインドセットやカルチャーフィットを見ることを非常に重視しています。会社が組織として拡大していくためには「私たちが大事にしていることを言語化する」必要性があると感じたのがその頃でした。ちなみにその時の記事はこちらからどうぞ。

2021年に作成した最初のバリュー

なぜ ”今”バリューを見直したのか

2021年に策定したバリューですが、普段の会話に出てくるバリューとそうでないバリューがあったり、一部認識齟齬も生まれていたり、日々の業務の中で使いづらさを感じることがありました。そこで2022年~2023年の年末年始にかけて、創業者の私(山本)と井関で見直しを行い、2年ぶりにアップデートするに至りました。このバリューは1月のALL HANDS(全社ミーティング)で発表し、今後は社内の人事評価にも反映していきます。

組織のとしての考え方

バリューを改定するにあたっての、前提となる組織としての考え方があります。(まだまだ言語化できていない部分はありますが。。) 

EventHub | 目指す組織像

イベントマーケティングというまだまだ黎明期の、変化が激しい市場の中で、新しい価値を創っていくための”答え“は市場に最前線で触れている”現場”にあると考えています。現場にとって心理的安全性が高い環境を作り、判断に必要な情報をOPENな状態にしておくことで、現場でスピーディーな意思決定ができる組織でありたいと思っています。それを実現するために、弊社でのマネジメントのあり方は「成果や目標に向けた支援をしながら、裁量に任せ、信頼する」という形を取っていきたいと考えています。

これらの組織思想をベースとして、下記のバリューへと変更をしました。

前回から変更したこと

実際にALL HANDS (全社総会) で使用した資料

①日本語にした

これは私の生い立ちの影響や、英語の方がかっこいいのでは?という考えの元、以前のバリューは英語で記載をしていました。スッキリとした表現ではありましたが、正直、英語であることにより意味合いについての認識齟齬が生まれていることも感じていました。この反省を生かし、まずは日本語でしっかり伝わる内容にしよう!となりました 。笑
なお、弊社は海外展開を視野に入れており、海外出身のメンバーも在籍しています。今回作成した日本語のバリューとは別に、英語での表現のバリューも作成する予定です!

②説明文をなくした

以前のバリューは英語だったこともあり、その詳しい内容については日本語で説明する形式でした。今回は認識齟齬が生まれないよう、日本語のシンプルで分かりやすい表現にこだわり、その結果、説明文は不要になりました。メンバーに向けて呼びかけているような表現からも弊社のカルチャーが伝わるのではないかと思っています!

③文言を調整

「(旧) Think Simple(本質思考)」「(新)顧客を主語に置こう」に変更しました。何が本質か、という解釈にズレが生じていることがあると感じており、本質とは”顧客に対して価値を届けること”だと理解しているので、この表現に変更しました。
「(旧) Be Open」「(新)当たり前を疑おう」に変更。これは前述のとおりですが、英語から受け取るニュアンスと社内での使われ方にギャップが生じ始めてしまったので、修正しました。
「(旧)Take Ownership」「(新)イニシアチブを取ろう」に変更しました。”オーナーシップ”だと最後まで責任を持つ、という意味合いが強い表現になります。もちろんそれも大切ですが、それよりは一番最初の「これをやろう!」というやる気や先導する力を持ってほしい、というニュアンスの方がEventHubに合っていると考えました。

バリューの数は3つから5つに増えました。覚えにくい…というご意見もあるかと思いますが、覚えやすい方法を思いついたのでメンバーに共有しました。皆様にも後ほど紹介しますね😆

新バリューに込めた想いを紹介!

1月のALL HANDSにてメンバーに向けて新バリューの発表をしました🎊 
それぞれにどのような想いを込めているのかを紹介いたします!

直接言おう

テクノロジーの力で、物理的距離を越えた出会いを創出できることを私たち自身が体現するためにも、リモートでも機能する組織でありたいと思っています。しかしながら偶発的な会話や雑談の機会が少なくなるリモート環境の中では、個々人が直接話すのを遠慮したり、レポートラインを越えたコミュニケーションを躊躇してしまうと、組織が硬直してしまう恐れがあります。違和感を感じた時にその場で発言・質問し、自ら認識のズレを埋めにいってもらいたいと考えています。

顧客を主語に置こう

「顧客が欲しいもの = 社会が求めているもの」であり、顧客が欲しいものを生み出し続けることが、社会に大きなインパクトを与えることに繋がると信じています。社会的インパクトを与え続けるために、どのような会社規模となっても、「顧客」を会話の主語において、いち早く価値を届ける会社でありたいと思っています。

早く小さく回そう

多くの課題や意思決定をしなければいけない瞬間がある中で、全てのタスクに対して、起こりうるリスクを100%クリアにすることは難しいです。完璧に近づけるために時間をかけるのではなく、大枠の方針が固まったら前に進めることを優先し、軌道修正や振り返りに時間を使ってもらいたいと考えます。最小工数で、早く小さく回し、事業インパクトや顧客への価値を最大化することを心がけてもらいたいです。

当たり前を疑おう

この事業を通して、新しい人や情報との出会いによって可能性が生まれることを信じています。翻って言えば、多様な価値観がぶつかりあうことで、新たなイノベーションが生まれることを信じています。このミッションを体現するためにも、まずは一人一人が、自分の「当たり前」は当たり前でないかもしれない、という俯瞰力や柔軟性を持ち、自分と異なる価値観や観点を受け入れることが必要だと思っています。

イニシアチブを取ろう

変化が激しい業界の中においては、物事が上手くいく時も、上手く行かない時もあります。どのような時も、常に課題を発見して、スピード感を持ってアクションに移し、前進することが大事です。全員が「自分に何ができるか?」「どうすれば前進するか?」を考えて行動している会社こそが課題を解決し、成長し、成功すると考えます。

EvemtHubが考えるカッコいい行動/カッコ悪い行動

ALL HANDSではバリューの説明に合わせてバリューに沿っているカッコいい行動とバリューから逸れているカッコ悪い行動の例も紹介しました。こちらも一部紹介します!

カッコいい行動😍

  • レポートラインに関係なく仲間に直接伝える、フィードバックする(直接言おう)

  • 議論の主語に「顧客」がいる。顧客がどう思っているか、何を欲しているか、を掘り下げている(顧客を主語に置こう)

  • 60%の正解で良いので素早く意思決定する。情報が足りない時は情報を取りに行くか、なくても決める(早く小さく回そう)

  • 議論の中で自分の価値観を押し付けていないか?と自問自答し、俯瞰視できる(当たり前を疑おう)

  • 課題を発見したら、「自分ができることは何か」というマインドを持ち行動し、周りを巻き込む(イニシアチブを取ろう)

カッコ悪い行動😥

  • 本人のいない場 で愚痴る。自分は◯◯だからと立場を言い訳にする(直接言おう)

  • 自分の評価や保身等、顧客価値ではないものにベクトルが向いている(顧客を主語に置こう)

  • 完璧を求めて意思決定を遅らせる。リスクを全部潰してから前に進めようとする(早く小さく回そう)

  • 自分の価値観を押し付ける。自分の価値観から他人を評価し、下に見る(当たり前を疑おう)

  • 課題を発見しても解決せずに愚痴る。「◯◯がXXをしないから」「会社がXXだから」と自分の行動を顧みずに他責にする(イニシアチブを取ろう)

チョコは愛🍫

え、なぜ突然のチョコレート?!と思いますよね。笑
安心してください。決してチョコレートのお話をしようとしているわけではありません!前出のバリューの覚え方のお話です!

  1. 直(ちょ)接言おう

  2. 顧(こ)客を主語に置こう

  3. 早(は)く小さく回そう

  4. 当(あ)たり前を疑おう

  5. イニシアチブを取ろう

早速イニシアチブを取って社内ドキュメントを更新してくれたりslack上に「チョコは愛」スタンプが出現したり、バリューの浸透は上々の滑り出しです!

おわりに

最後までお読みいただきありがとうございます。バリューのお話いかがでしたでしょうか。EventHubでは、シリーズAの資金調達を受けて採用活動を強化しています!共感してくださった方や、少しでも興味を持ってくださった方は、まずはカジュアルにお話をしましょう!

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https://jobs.eventhub.co.jp/

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