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パーパスに込めた想い【カルチャーデック編集後記】

EVeMは、2022年8月で創業3年目を迎えました!
今回初めてのカルチャーデックと、代表長村のnoteを公開し、大事にしている価値観について発信しました。
本記事では、カルチャーデックの制作も担当したデザイナーの長岡がインタビュアーとなり、今回の発信に込めた長村の想いをお届けします。


EVeMのパーパスが生まれたきっかけ

長岡:なぜ今回のnote「才能が集まる会社、逃げる会社」(以下:本編)を執筆しようと思われたのですか? 
 
長村:EVeMはパーパスに”すべてのチャレンジにマネジメントの力を”を掲げていて、このパーパスのもとに人が集まるような会社にしたいので、まずは意義を発信するところから始めようという想いで執筆しました。

長岡:パーパスを大事にしているのはすごくEVeMらしいなと思うのですが、長村さんはなぜパーパスにこだわるのでしょうか? 

長村:私自身がパーパスがないことで、苦しんだ期間があったからです。
元々フリーランスだった時期があるのですが、時給ではなくノウハウにお金を払っていただく仕事として思いついたのが研修でした。noteから反応があったら嬉しいなと思い、自分に教えられるベンチャー×マネジメントというテーマで、「ベンチャーマネージャーのマニュアル」を公開しました。

そこからありがたいことに多くの問い合わせをいただき研修ビジネスが始まり、フリーランスとは大きく景色が変わりました。EVeMを立ち上げたのも、法人化してもっと多くの人を巻き込んで大きくしたら儲かるんじゃないかと思ったからでした。
そうして大きくなっていくにつれ、コミュニティやセールス、マーケティングなど純粋に自分が教えることだけではない色々な業務が発生しました。その状況が本当に大変で苛立ちを覚えるまでになってしまったんです。

誰かに強制的にやらされているのではなく、自分が好きでやっていたはずなのに何で苛立つのかーー。

 考えた結果、私にはパーパスがないことに気付きました。
効率良くお金を稼ぎたいだけで始めた昔の目的意識が、もっと何か面白いことをしたいからたくさんの人を巻き込んで組織化しているという現状に全くフィットしなくなっていたから苦しかった。
そのギャップを埋めるために改めて大事に思っていることを言語化し、パーパスとして言語化したら、EVeMにいる自分に腹落ちし苦しみから解放されました。

長岡:パーパスがないことで苦しんだご経験から、パーパスの重要性に改めて気付いたんですね。長村さんのように、会社のパーパスが個人のパーパスと完全に一致することは少ないと思うのですがその点はどうお考えでしょうか? 

長村:そうですね。私は創業者なので、会社のパーパスが個人のパーパスに極めて近いような感覚があるのですが、皆さんはそこが違っていても良いと思っています。こういうことをやろうとしている会社に勤めているけどそこで自分は何をしようか、というように、会社のパーパスと自分のパーパスの重なりを見つけてもらえれば良いなと思いますね。「長村が効率良く儲けるため」というパーパスでは当然重なりを見つけられないと思いますし関わる価値もないので笑、皆さんも重なりを見つけられるようにしたいというのが、パーパスを作ったもう1つの理由です。

“人の才能を活かす”がキーワード。EVeMが大事にしたい経営スタンス

長岡:なるほど、ありがとうございます。では、本編で読者に対して一番伝えたい内容はどこですか? 

長村:”才能が集まる会社、逃げる会社のメカニズム”という章ですね。
”目の前の人たちの才能を最大化させることで大きな成果を生む”経営スタンスはEVeMでも大事にしているのですが、私は前の会社では、“目標達成のためのリソースとして人を使い倒す”経営者でしたので、そういう方の気持ちも分かります。
ですが、当然ながらそんなスタンスではたとえ良いサービスを開発していたとしても持続的ではないし、人も去っていきますよね。
また、”従業員=目標達成のためのリソース”となった瞬間に、従業員の皆さんが目標を超えることはなくなり、驚くような成果を残すこともないでしょう。
前の会社が上場した後にそんなことを考えるようになっていて、次に経営に携わる時は経営スタンスも含めて責任を取れる立場で仕事がしたいと思っていたんです。
ですので、この章はEVeMでも大事にしたいですし、読者の皆さんにも是非お伝えしたい内容になっています。

長岡:非常に大事なスタンスですし、なかなかこれまでの日本の経営にそういった考え方がなかったのではないかと感じています。本編でも触れていましたが、人的資本経営の注目度が高まっている中で、EVeMが今後やっていきたいこと/やっていくべきことは何かありますか?

長村:人的資本経営というのは、「人を消費する”資材”と見なすではなく、投資すれば大きなリターンを生む”資本”と捉える」その上で「経営目標・戦略を実現するためその資本へ投資する、その資本をフル活用する、ということを経営のコアな施策と位置付ける」という経営の考え方です。

本編でも話した通り、私たちEVeMは人的資本経営を実現するためのキーマンはマネージャーの皆さんであると確信し、マネジメント業務をマニュアル化してきました。
より現場に近いマネージャーには実際にメンバーと関わる際の技術を教えますし、経営陣には全てのマネージャーが実行したいことをきちんと実行できるような会社の仕組みの構築方法を教えます。
EVeMの使命は、人的資本経営の担い手である皆さんに人の才能が活きるマネジメントを伝えていくことだと考えています。

長岡:私もEVeMならその使命を担っていけると確信しています。

EVeMで一緒に働くかもしれないあなたへ。伝えたい3つのメッセージ

長岡:私もそんな世界を是非一緒に実現したいと思っています。さて、カルチャーデックも発信しましたが、EVeMで一緒に働くかもしれない人に対してはどんなメッセージを伝えたいですか? 

長村:大きくは3つあります。
1つ目は、まずはEVeMを知っていただいて、EVeMという舞台で何がしたいかを是非考えていただきたい、ということです。
私も含め、従業員の皆さんの人生はEVeMのためにある訳ではありません。EVeMのためになるけど自分の才能が活かされない、自分にとって大事ではない仕事はしなくていいと思っています。
EVeMで何か面白いことができそうと思えたなら、是非一緒にやっていきたいです。

 2つ目は、もしEVeMにきていただいたら、あなたの才能をきちんと見て最大限に活かせるアサインメントをします、ということです。私は、ある人は優秀で、ある人は優秀じゃないという話が好きではなく、多様な物差しを持てばどんな人でもすごいところがあると思っています。EVeMのバリューの1つ、”才能を信じ合う”にも通ずる想いです。 

3つ目は、一緒に良い組織を作ることにコミットしていきましょう、ということです。
先ほどからお伝えしている経営スタンスは、まず自分たちから始めることが大事だと思っています。EVeMが実験台となり実行していき、もしできていなかったらお互いにフィードバックしあえるイーブンな組織にしていきたいです。

 長岡:EVeMという舞台を活用してほしい、とのことですが、具体的にこんな方と働きたいというイメージはありますか? 

長村:そうですね・・・。考えてみるとあまり明確な像がある訳ではないですね。
「こんな人と働きたいです」と言うとそれに当てはまる人ばかりになり、それはそれでチームとしてはつまらないと思っているのもあります。
1つあるとすれば、EVeMが考えるパーパスに少しでも共感してくださる方だとお互いにとって良いのではないでしょうか。EVeMのようにパーパスに対する想いが強い会社だと、同調圧力が強そうと思われるのがデメリットだと思うのですが、EVeMのことを盲信する必要は全くありません。
独立性の高い人たちの集団でありながら、どこかでは繋がっているーー。
そんな組織が理想ですね。

「マネジメント研修の会社」にとどまらない。EVeMが向き合う大きな意義とは

長岡:今回noteやカルチャーデックを出すにあたり、自分自身と向き合い言語化されてきたと思います。その過程を振り返ってみての感想はいかがですか? 

長村:EVeMを知ってくださっている人は、「マネジメント研修の会社」にしか見えないと思うのですが、実はすごく大きなものに向き合っているんだと改めて思いました。 

本編で、”人的資本経営が重要だと叫ばれるようになり、ヒトしかリソースがないからこそ必死で工夫してきたベンチャーにそのヒントが隠されている”という話をしています。
私たちは、マネジメントトレーニングを通してベンチャーの実務を深く知り、型を常にアップデートし広く届けられる会社です。
ベンチャーで行われていることを社会全体に広げるだけでも大きな意義があると思っていますし、それはEVeMにしかできない役割だと整理できて良かったです。
 
あとは、会社というのは関わる人全員で紡ぐ物語だなと。ここまで読んでくださった方が少しでもEVeMに共感し、一緒に物語を紡ぎたいと思ってくださったらとても嬉しいです。

もっとEVeMのことを知っていただきたいと思い、times EVeMというpodcastを始めました。
EVeM、マネジメント、組織開発に興味がある方、転職を検討している方に向けて社内の情報を発信していきます。

第1回目は、COOの紺野さんと"EVeMという会社を「人」に例えるなら?"というテーマで話したので是非聴いていただければと思います。


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