見出し画像

多忙なマネージャー陣でもすぐ実装できる「即効性」が魅力!マネージャーが主体的に事業を創造する組織を目指して

採用管理システムを提供する株式会社ゼクウ。これまで人手に頼っていた採用業務を自動化することにより、スピーディかつ効率的に人材が採用できるサービスを展開しています。2021年10月、代表取締役社長に中島氏を迎え、企業フェーズが変わったタイミングでマネージャー向けEVeMプログラムと経営陣向けCXOプログラムを導入されました。
2つのプログラム受講後にどのような変化が起こったのか、中島社長と社長室・室長の近藤さんにお話をうかがいましたーーー。


成長期の事業フェーズから拡大期へ。さらなる成長のための組織化と育成が急務の課題


ーーー2004年の創業から着実に業績を伸ばされ組織も拡大されているゼクウ様ですが、2021年に中島さんが3代目社長として就任された際、どのような組織課題を抱えていたのでしょうか?

中島様(以下、敬称略):私がゼクウに入社した時は、顧客も増え事業が堅調に推移している拡大期のタイミングでした。創業者がサービスを市場で認められる存在にしてくれて、前任の2代目社長が商品を多くの企業にリーチさせてくれました。創業期、成長期と順調に事業フェーズを上げていくことができたと思います。事業が堅調なのでメンバーを増員し、組織が拡大していく一方、マネージャー陣にとってはメンバー数が一気に増えてしまい、個人のハイパフォーマンスに頼ってやってきたものを、仕組み化していく必要があると感じていました。

また、2021年は新卒社員が多く入社したので、若手社員への教育の重要性が増していた時期でもあります。しかし、中途採用を中心に業務を行っていた当時は、教育制度も不十分で、私が着任した同年秋のタイミングでは、マネージャー陣は日々の業務に追われながらどうやってメンバーを育成していくべきか、悩みながら走っていたように思います。

近藤様(以下、敬称略):私は2022年4月に人事と経営企画を担当するポジションで中途入社しました。着任して感じたことは2つ。創業期から在籍しているマネージャー陣は誠実で能力の高い方ばかりで、事業成長への安心感・信頼感を強く感じました。一方で、組織化や育成が体系だってできていないので、3年後の成長を見据えた時に、このままの体制では社内で混乱が生じるだろうなという課題感がありました。マネージャー陣が日々の業務で多忙なため、育成に関する研修を受けたいという気持ちがあっても時間が確保できない状況だったのです。

中島:これまでテクニカルスキル系の研修はありましたが、マネジメント系の研修はなく、創業期から在籍するマネージャー陣が自力でなんとかするという状況でした。本人たちもこのままでは、次のフェーズに入った時に立ち行かないという危機感を持っていました。


即効性がある実践的な内容が受講の決め手。周囲の口コミも高評価だった


ーーー皆さん、それぞれで課題を抱えていらっしゃったんですね。そのような中、プログラムを受講するに至った決め手は何だったのでしょうか?

中島:「導入後の運用イメージがつく」というのが1番の決め手です。私たちが求めていたのは、多忙なマネージャー陣がすぐに実装できる「即効性」です。EVeMはマネジメントを型化しておりツールが充実しているので、理解よりもすぐに慣れることができそうだなと思いました。運用フェーズに入ったら、ツールを使いながら以前学んだ内容を深掘りすることができます。また、ツールがあることで社内における言語の標準化も実現できます。

研修会社は色々と比較検討したのですが、フォーマットが決まったツールを導入して自社用にカスタマイズしていくプロセスは、即効性があって今の当社の環境にマッチしていました。ゼロからカスタマイズできるサービスでは、運用するまで時間がかかりすぎるので、今の私たちの企業のフェーズでは手厚すぎると判断しました。

近藤:1番の決め手は「実践的であること」です。研修で習った型を実践する時、ゼクウのやり方やカルチャーに変換するのですが、EVeMのトレーナーはベンチャー企業に特化しているので、その辺の事情を熟知していました。トレーナーに深く共感できたし、自分たちの状況をしっかり理解してくれているという安心感がありました。また、研修業務だけを極めた講師や、大企業の中での社内ベンチャーを経験しましたという講師ではなく、「事業会社の中で自らがマネジメントを試行錯誤した人がトレーナーとして伴走してくれる」という点も魅力的でした。
パートナー企業や周囲の経営者からの勧めもあり、安心してEVeMに決めることができました。


属人化されていたマネジメントが整理され言語化できたことで、他者に伝えられるようになった


ーーー3ヶ月のプログラムを終えて、受講した6名のマネージャーはどう変化しましたか?経営陣も受講内容を録画してご覧になったと伺っていますが、印象的だった講義や課題の内容などがあれば是非教えて下さい。

中島:オンラインでの受講でしたが、受講内容を録画して経営陣も視聴できた事は有り難かったです。お互い多忙でマネージャー陣とのコミュニケーションが不足していたので、録画を見ながら彼らの考えを知ることができました。属人化されていたマネジメントが整理され言語化できたことで、よりコミュニケーションが取りやすくなったと思います。

これまでは背中を見て学ぶしかできなかったマネジメントを、体系的に学べていたのが印象的でした。彼らが課題に感じ、まさに学びたい内容だったため、学ぶ意欲もとても高かったですね。誰かが答えを出してくれるのではなく、自分で考えて結論を出さなければいけなかったので、研修で学んだことをすぐに自組織で活かせた点も良かったです。

近藤:育成をしたいけれど時間がない、というマネージャー陣に参加してもらったことで、必要としていたことを最適なタイミングで提供できたのが良かったと思います。

中島:私が着任した当時は、業務と育成の両立でマネージャーの負担が大きくなり過ぎていましたが、育成における型を学んでもらえたことで、そこを適切に解決するイメージを持ってもらえたと思っています。

ゼクウには創業期から「おせっかい文化」というものがあり、バリューとして掲げるほど大切にしてきました。少数精鋭で事業展開を進めてきたゆえ、例えば営業が困っていたら、システム系のことはエンジニアが顧客に代わりに電話するなど、困っている人に積極的に関与していく姿勢を持ったメンバーが多くいます。そのため、新しく入ってくる社員に対して、適切な支援ができていないことに課題感を持つマネージャー陣が多いのです。企業文化としてのおせっかいが、このプログラムと相性が良かった面もあります。

実際私も近藤もスムーズにジョインできましたし、社内に排他的なムードがない会社なのです。この企業風土は失いたくないと思っていたので、創業期メンバーに頼るばかりではなく、急いで仕組み化(言語化)しなくてはと感じていました。


マネジメント研修で得た知見を、経営陣が仕組み化することで本質的な価値を享受できる


ーーー中島さんと近藤さんが受講された、経営陣向けCXOプログラムの感想を教えてください。

中島:マネージャー陣がマネジメントプログラムを受けただけでは、本質的な価値を享受できないと感じていました。さらに経営陣がCXOプログラムを受講し仕組み化することで、社内におけるマネジメントに一貫性を持たせる素地ができたと思います。私はマネジメント経験があるので、「自分はできる」という自負があったのですが、社内における共通言語を用意してマネジメントの型を「人に教える」という点は欠けていました。CXOプログラムを経て、自信を持って人に教える部分のナレッジが蓄積できたのは良かったです。

近藤:CXOプログラムを受講してみて、「経営陣が決めなければいけないことが沢山ある」と改めて気づかされました。マネジメントプログラムで習った内容を会社全体として実行するためにどうしたら良いのか?という課題感を持って、仕組み化するステップをトレーナーと二人三脚で歩めたので、マネジメントプログラムとCXOプログラムをセットで受講することに意味があると思います。

中島:EVeMのプログラムは、創業メンバーだけではなく、次のフェーズを担っていく経営者にもおすすめできるのかなと思います。創業者が属人的にやっていたことを仕組み化していくフェーズでこの研修を入れることは、会社を次のフェーズに移行させる上でのショートカットになると思います。私も今回、会社のフェーズが変わったという理解のもと研修を導入しているので、「0→1から1→10、10→30を経て、その次に行くための準備である」という話をマネージャー陣とはしました。

忙しくて大変というイメージを解消し、マネージャーになりたい人が増える組織にしていきたい


ーーー今回は会社の屋台骨であるマネージャー陣と共にプログラムを受講していただきました。それらを踏まえて、ゼクウ様は今後どんな組織を創っていきたいですか?

中島:ゼクウは現場に近いマネージャー主体の会社であるべきだと思っています。マネージャー自身がやりたいことを立案・計画しメンバーに浸透させていく実行力が必要です。顧客に対して価値提供することを前提としつつ、メンバーがわくわくしながら仕事に取り組めるのが1番嬉しい。これは代表が語りかけるよりも、マネージャー陣が元気で前向きに取り組む姿をメンバーに見てもらう方が効果的だと思います。今回の研修を通じて実際に会社が変わったと社員の一人ひとりに思ってもらえるように取り組んでいきたいと思います。また、マネージャーは忙しくて大変というイメージを解消し、マネージャーになりたいという人が増える組織にしたいです。

近藤:バリューである「おせっかい」など、これまでのゼクウらしさを大事にしながら、マネージャー主体で事業運営していく組織を創りたいです。会社が成長して人が増えると、それに伴ってルールや制度が増える場合が多いですが、制度作りよりも風土でうまく回していける状況の方が健全で理想的だと思っています。ルールでがんじがらめにする様なことはしたくない。会社が成長していくけれど、モラルがあり、ゼクウが大切にしていることを体現していく人が増えていく姿を目指していきたいです。


中島様、近藤様、ありがとうございました!


EVeM HERO INTERVIEW
インタビュイープロフィール

中島 純氏
株式会社ゼクウ
代表取締役社長

 
ゼクウ社外取締役として2017年から経営に参画し、2021年10月代表取締役社長に就任。
現在のゼクウを第二創業期と位置づけ、10→100フェーズへの組織体制整備や投資体制の構築を担う。

近藤 翔太氏
株式会社ゼクウ
社長室 室長


2022年4月ゼクウに中途入社。経営企画と人事部門の責任者を兼務し、評価・報酬・教育制度の策定や各種人事制度の整備の他、予算策定や予実管理を担当。

※上記の部署名、役職はインタビュー当時(2023年6月時点)のものです

▼株式会社ゼクウ様について詳しく知りたい方は、下記からご覧ください。

▼EVeMの法人向けプログラム(マネ型)についてのご相談・お問い合わせは、下記からお気軽にご連絡ください。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?