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「もう高い会場費を払って企業イベントを開催する必要はない?」 Hopin Platformについて書いてみる (人事・広報)

オンラインイベントツールの話。


IT営業という仕事柄「なんか流行りそうだなこれ」という兆候が見られるテクノロジーは耳に入ってきやすいもので、ありがたいことに海外支部からの情報提供で新興ベンチャーが打ち出しためちゃくちゃピーキーな製品の情報も入ってきたりする。
(たまに需要が分からないものもあったりするが、、そこを見出せてこそのセールスなんだろう)

今回はそんな中でも特に実用性が高そう、かつ世間の情勢も相まって勢いが感じられるオンラインイベントプラットフォームについて触れていこうと思う。



①オンラインミーティングについて

まず具体的な中身に入る前に、昨今のオンラインミーティングについて触れたい。

2020年3月以降コロナの影響でテレワーク環境構築の推進が急激に加速。
多くの企業が「オリンピックの夏前までに完成していればいいか」と考えていたところで前倒しの投資を強いられたと思う。

実際のところ3~4月においては「コロナ特需」は確かにあった。
社内環境へのセキュアなアクセスを実現するためにVPN環境の構築依頼があったり、すでにリモートワークはできるが全員在宅勤務となったことでインターネットゲートウェイの帯域のひっ迫が起こったためローカルブレイクアウトしてO365などのSaaSへの通信は社内環境を通さずに通信させたり、それに伴ってCASBの導入以来があったり………

そんな中で特に多かった引き合いがオンラインミーティングツールの購入依頼である。


世間に出回っているツールはどれも利用・導入がしやすく、多少の差はあれどリモートワーク環境の整備をスピーディに行うサービスとしてかなり貢献したと思っている。
(個人的にはZoomとTeamsの2強なのではと思っている。Taemsに関しては多くの企業でO365を導入しているため最初からSaaSとして組み込まれているTaemsが候補にあがらないはずがない。Zoomは平易なUIと安定した通信が好まれ、同じく世界的なシェアを獲得しているBOXとの連携も可能な点から人気なのだと思う。当然のようにAD連携もできるし。)


※以下メジャーなオンラインミーティングツールの一覧と機能差比較表

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引用元:https://www.businessinsider.jp/post-210635

もはやこれらのツールは世界の、とても多くの働く人の健康とビジネスを守ったと言っても差し支えはないと思う。


②オンラインミーティングツールでも回避できなかった問題

実のところ、上記のツールをもってしても自粛せざるを得なかった「ミーティング」は数多く存在していると思っている。

それは「展示・講演・交流会を含む大規模イベント」だ。

実際僕の会社も数千人規模の対外向けイベントは中止した(それでも会場費は払ったらしい)し、多くの提携企業たちも新製品の発表を伴う大規模イベントは泣く泣く中止、結果としてZoom Webinarなどで発表するという代案で急場をしのいでいた。


先に述べたツールたちは大規模イベントには対応できない。
あくまで単に会社内、会社間でのMTGを実現するものなので、MTGルームに特定の役割を持たせてそれに沿った機能を与えることなどはできないのだ。

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↑落ち込む人事や広報の方のイメージ

しかし、実はそんな問題を解決できるツールはすでに存在していた。


③大規模オンラインイベント向けツール 「Hopin」

それがタイトルにも掲載しているHopinである。

Hopin社はイギリスで2019年に設立された会社で、1~10万人規模の大規模オンラインイベントの開催に特化したプラットフォームである。

既に某世界的チャットツール企業や、国際的影響力が強い日刊経済新聞の出版社だったりが利用しており、実績も折り紙付きだ。

プラットフォームの機能としては大きく分けて以下のイベント開催機能を持っている。
 →Stage(基調講演などの、大人数に向けて発信するルームの設定)
 →Session(フォーラム内のテーマ別講演などの設定)
 →NetWorking(参加者同士の交流部屋の設定)
 →Expo(展示ブースの作成機能)
※↓多分NetWorkingの様子を示したUI

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もし、自社で社外向けの大規模イベントなどを開催したいときはHopinプラットフォーム上のイベントページにアップをすればよく、参加者にはそのページを案内すればよい。

また、Hopinプラットフォーム上でチケットの金額設定や販売、決済も行うことができ、参加人数の上限設定もできる。
※指定した上限の人数分チケット販売がされればそれ以降はSold Outとなる

さらに、利用料の話だがこれが思っていたよりもかなり安い。
金額は、なんと月額99$/主催者1名(100人分の参加者料金を含む)である。

1万人のイベントを開きたければ単純計算で100万円ほどになるが、考えてほしい。1万人入るイベント会場を抑えるときにそれ以上かかりますよね?





以下は個人的な意見である。

もし、引き続き世の中にはびこっているコロナの影響を危惧して社内外イベントをあきらめようとしているときや、止む無くZoomなどで行おうとしているときにこのHopinは十分候補に入るものだと思う。

さらに月額100万として、一回イベントを行えば解約すればよいので準備期間を含めても十分手間とコストを抑えられると感じる。



僕はあまり人事・広報の仕事を知らないのでミートしているのか自信がないが、就活イベントや新製品展示イベントなどで従来とは異なるやり方を考える必要がある場合は検討してみてはいかがだろう。

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