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付き合う人が変わる|海外駐在員が成長する理由

海外駐在員のぴよ吉です!

引き続き、海外駐在員が圧倒的に早く成長する理由について僕の体験談と学びを書いていきます。
本日は ”人が変わる3要素”の3つ目 ”付き合う人が変わる”です。

[人が変わる3要素]
1. 時間配分が変わる
2. 住む場所が変わる
3. 付き合う人が変わる (本日!)

(※1.と2.をまだ読んでいない方は興味があれば下記リンクから)

本編に入る前にいつもの自己紹介をさせてください。(知ってるよーという人は読み飛ばしてください)

◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
・ぴよ吉といいます。
・20代から海外駐在している平成生まれ 大手日系メーカーの技術者です。
・イギリス駐在後、アメリカ赴任となり駐在経験は現在5年目になります。
・ひ孫の顔を見るのが僕と妻の夢の一つです。
・海外駐在員に訪れる”大きな成長のチャンス”や”海外だからこその発見”を皆さんに発信したく気持ちを込めて記事を書いています。
・毎日の記事を通して、たくさんの方が海外駐在に興味を持つことを願っています。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

それでは本編(付き合う人が変わると成長する理由)いきましょー!

文化や常識の異なる人に囲まれる

海外駐在先で一緒に働くのは当然 日本人ではなく現地人です。

僕が”当たり前”だと思っていることは彼らにとって”当たり前”ではありません。(今では当たり前という言葉は自分の中でNGワードです。。)

そこから、「独りよがりな考え方」を正したり、時には「自分の常識を疑う」きっかけにもなりました。

例はたくさんあるのですが、下記1つ取り上げて話したいと思います。

◆◆ Holidayのために働くイギリス人 ◆◆

日本人は何のために働いているのでしょうか?
30代社会人のアンケートでは半数以上が、

30代日本人「家族のために働いている」

という記事をよく見ます。一方 大抵のイギリス人は

イギリス人「Holidayさ!(キリッ)

が大半の答えです。
Holidayは日本語では休日ですが、イギリスでは長期休暇のことを言います。(通常の休日は"weekend")

実際彼らは年に2回ほど2週間程度のHolidayを取り、家族で長期旅行に出かけます。

彼らの優先事項は ”家族と充実した時間を過ごすこと” なのです。

「それじゃ、日本人の理由 ”家族のために働いている”と同じじゃん!」

という疑問があるかと思いますが、そこには大きな以下違いがあります。

日本人 → 家族を養うために働く
イギリス人 → 家族と充実した時間を過ごすために働く

日本人は家族を「養うため」に働くという気持ちが根本にあります。

ですので、子供の教育費のためや家庭の生活水準を保つためなら残業しても休日出勤しても、上司に怒られて疲弊してでも我慢して一生懸命働きます。

一方でイギリス人は「家族と過ごす」ことに重きを置いた上で、それを充実させるために働いている(お金を稼いでいる)ため、

時間を失うこと(残業/休日出勤)や気力を失うこと(多い叱責を受けること)は受け入れません。会社を辞めてしまいます。

ですので、駐在員が現地人に「あとひと踏ん張り頑張って!」とお願いしても「ムリ!娘が待ってるから(キリッ)」と言われることが頻繁です。

僕としては「責任もって納期守ってよー。。」と思っていたのですが、最近は確かに彼らの意見はもっともだと思うようになりました。

だからと言って、自分も仕事を放って帰る訳ではありませんが、家族を第一に考える彼らがカッコよくて大好きになったんです。

その分、日本人の僕が貧乏くじを引くこともありますが、彼らが大事にしているものを知った上で働いている今は大きな問題になることはあまりありません。

もし僕が頑固で「○○であるべき!」な意見に固執して、個々の働き方を尊重しなかったら一緒に仕事を進めることは難しかったでしょう。

また、別の記事でも書きましたが、彼らの影響を受け僕も家族を大事にするためにどうするかを徹底的に考えて過ごしています。

このように、駐在中は付き合う人が変わり価値観が違う人間に囲まれた環境にいるので、新しい価値観を学ぶ大きなきっかけになりますし、自分の常識を疑う絶好の機会になります。

部長レベル+各部署のエースに囲まれる

もう一つの成長する理由は日本人の同僚の観点です。

通常、駐在員に選ばれる社員は以下2通りです。

(日本) 課長/部長レベル → (駐在先) 経営層レベル
(日本) 担当者(主任)レベル → (駐在先) 課長レベル

どの役職のレベルで駐在しても駐在先では1,2ランク上の業務を行う必要があります。

そのため、駐在に選ばれる人はほとんどの場合、将来を有望視されているエース達、もしくは十分な力のある管理職の方なのです。

僕の場合も日本での社内評価が良かったことと英語が比較的できたことから駐在員になれました。

しかし、まだ20代だったため、とても30代中盤のエース級の先輩方と比べて仕事の処理能力や仕事に対する視点で多く劣っている部分がありました。

でもこの環境が自分を大きく成長させてくれたと実感しています。

よく「周囲の人間の平均が自分になる」という言葉があるように、僕は一緒に働くエースの先輩方や優秀な管理職の方々からたくさんの良い影響を受けました。

使う言葉はポジティブで建設的ですし、広い視野で物事を見て発言しますし、仲の良い夫婦(家族)関係を築いている人ばかりでした。

そのような良いモデルを毎日見ていた僕も少しづつ、使う言葉、視点、家族への思いが改善されていき、日本と比べて色々な観点で成長したなと実感しています。

もちろん、エースの方々と一緒に働く上で食らいついていくことには必死でした。でも「彼らのようになりたい」と思えるモデルがすぐ近くにたくさんあるのは、駐在員だからこその特権だと思います。

ちなみにエースの先輩方から「奥さんに対する愛情だけはぴよ吉くんには敵わないな(笑)」と言われたのは僕の小さな自慢です。。

まとめ

以上、付き合う人が変わることで成長する理由について記載しました。

ぎゅーっと濃縮すると、

1. 根本的な考え方が違う人を受け入れる力が付く
2. 優秀な方々の影響を受け自分の努力が加速する

の2点について僕の体験談を基に記載しました。

海外駐在は自分の人生に隕石が落ちるほど大きな影響をもたらします。

その素晴らしさを今後も継続して皆さんに共有したいと思い僕は記事を書き続けています。一人でも多くの人が海外駐在に興味を持ち、行動を変えるきっかけになれば幸いです。

今日が一番若い日です。
将来の明るい未来のために、毎日ワクワクしながら生きていきましょう!ばいばーい!

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