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カザフ語による日本の民話集出版を応援してください!

こんにちは。ユーラシアイベントガイド(@Eurasia_events)です。

カザフスタンの日本文学研究者、記者、翻訳家のジルキバエワ・シャラファットさんから、こんな依頼があったので宣伝をさせてください(本人許諾済み)。

どんな依頼かというと、カザフ語による日本の民話集をカザフスタンで出版するために、カザフスタン共和国文化省の特設サイト上で投票をしてほしいとのことです。

投票といっても方法は簡単です。

以下のURLにアクセスし、「いいね」ボタンを押せばいいだけです(カザフ語のウェブサイトです)。

http://e.kitap-palatasy.kz/book/176

簡単ですよね。

メールアドレスなど個人情報を入力する必要はありません。

一人が何度も押すとIPアドレスから重複と判定されるので、基本的に一人一回の投票です。

投票期限は7月31日まで

ぜひ多くの人にこの情報を広めて、本の出版を応援しましょう!

本の内容

どんな内容の本か、投票URLに記載されているカザフ語を、著者ご本人が日本語に訳してくれました。

著書「オオカミの目」全3巻、 児童文学 シリーズ。言語:カザフ語。
この本には、熊本、長崎、広島、静岡、鹿児島、埼玉、奈良、岩手、山梨、沖縄、秋田、鳥取、千葉、栃木、福井、志賀、福岡、新潟、石川、福島、日本のすべての地域の民話が含まれています。 日本の各地方の伝説と物語は、日本学者ジルキバエワ・シャラフアットによって翻訳されたもので、カザフ語で書かれた日本の民間伝承の最初の完全版です。この本には、日本語からカザフ語に直接翻訳された350以上の民間伝承の作品が記入されています。

著者からのメッセージ

最後に、著者からのメッセージを掲載します。

拝啓
木々の緑の深みも増し、夏めいてまいりましたが、皆様にはご健勝のこととお喜び申し上げます。日本文学研究家シャラフアットジルキバエワと申します。よろしくお願いいたします。
このたび「Көк бөрінің көзі」(オオカミの目)という本(全3巻)をカザフ語で出版させていただきたいと存じます。
日本の各地方と地域の美しい民話を通じて日本の文化をカザフの読者に紹介する本です。原稿はカザフスタン共和国文化省の委員会に確認されました。従って、6月4日から 題名と著者名が国の図書庁のWebサイトへ掲載され、人々から「いいね」を集め始めました。つまり、文化省の新しい出版規定によって、インターネットで「いいね」を沢山集めた本は出版されて、カザフスタンの市立図書館と地域図書館まで配達されるということです。
よろしければ、中央アジア地域において、日本文化への理解と感心を高めるためにお書きいたしましたこの本に「いいね」を押してくださいませんか。選定期限が7月31日迄ですので、ソシアルネットワークとメールを通じて、沢山の日本の方々に拡散していただければ幸いです。ご家族の皆様も各人携帯電話とパソコンから「いいね」を押していただければ幸いです。(いいねの記し、その画像を送付いたします。いいねを押すためにはサイトに登録する必要がありません。)
リンクは以下のとおりです:
http://e.kitap-palatasy.kz/book/176
リンクを開くと著者名と本の題名が出てきます。また「いいね」の記しも見えます。本の題名は«Көк бөрінің көзі» ,著者名はЖылқыбаева Шарафат とキリル文字で(カザフ語)で掲載されていますが、興味ある方はお分かりになると思います。
お忙しいところ不躾なお願いではございますが、ご助力のほどよろしくお願いいたします。
以上
敬具
令和3年6月27日
ジルキバエワ ・シャラフアット

付記:
著者の経歴:
ジルキバエワ・シャラファット
日本学研究者、記者、翻訳家。1983年カザフ・ソビエト社会主義共和国(現カザフスタン共和国)アルマティ市生まれ。2004年アル・ファラビカザフ民族大学言語文学部卒業。2006年カザフスタン共和国日本語弁論大会入賞。2011年国際交流基金関西国際センターで日本語学習者訪日研修(各国成績優秀者)の全課程を修了。2004 年カザフスタンの若手研修者コンテストで優勝。2005年文学翻訳家コンテストで優勝。2006年カザフスタン大統領将学金賞受賞。2015年6月カザフスタン工業発展省大臣褒状受賞。2017年9月国連児童基金(ユニセフ・カザフスタン)のメダル獲得。2018年6月国連児童基金(ユニセフ・カザフスタン)の記者コンテストで優勝。2018年11月3日駐カザフスタン日本国特命全権大使表彰状受賞。ユーラシア作家同盟(トルコ共和国、アンカラ市)、日本ユーラシア協会広島支部所属、説話 ・伝承学会会員。日本語、日本文学、社会、民話、文化、歴史、教育について書かれた記事を300本以上著している。また、日本をカザフ語で紹介する著作として、 «Күншығыс аңыздары» ―『日出る国の物語』、(Алматы, Жалын 2010)、と «Қызыл қақпаның құпиясы» ―『赤い門の謎』(Алматы, Жалын 2013) がある。2017年1月から月刊紙『日本とユーラシア』新聞に中央アジアの文化、文学と社会に関して執筆。


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