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製薬企業向けコンサルティング事業

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医療現場×データサイエンスで課題を浮き彫りに【関連サイト】治療・処方実態の分析情報を無料で閲覧 Patient Visualizer https://pv.eucalia.jp… もっと読む
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#データ分析

ある薬剤のシェア拡大に向けた戦略転換の事例ストーリー

株式会社ユカリア データインテリジェンス事業部の城前です。 当社とまだお取引の無い製薬企業様との商談の中でいただくご要望の一つに「御社で行っているコンサルティングの事例を教えてほしい」というものがあります。 私どもが主にご提供しているのは「マーケティング・営業活動のコンサルティング」ですが、無形サービスであるため、具体的な内容やレベル感がなかなかイメージしづらいところがあります。 そこで、弊社の活動の実態を製薬企業の皆様に知っていただくために、過去のクライアント様との取

電子カルテデータ分析から見える「2型糖尿病」の実態

こんにちは。 株式会社ユカリア データインテリジェンス事業部の城前です。 インサイトを生む「治療と処方実態の分析情報」をお届けする 製薬企業様向け情報提供サイト Patient Visualizer(ペイシェント ビジュアライザー)より、直近で閲覧数の多かった2型糖尿病関連の人気記事を5点ご紹介します。 弊社独自の電子カルテデータベース「ユカリアデータレイク」から分析した、中小病院の治療実態に関する分析チャートをご覧いただけます。 データ① 糖尿病治療薬ごとの1st L

5月30日製薬企業様向けイベント【心不全治療実態把握の最新アプローチ】を開催いたします

今回は、循環器領域ご担当者様必見の、弊社主催イベントのご案内です。 ※各講演の詳細は後日決定しだい追加アップいたします 順天堂大学医学部 循環器内科学講座 准教授 末永 祐哉先生にご登壇いただき、シンポジウム「心不全治療 実態把握の最新アプローチ」を開催いたします。 末永先生の基調講演以外にも、 心不全マーケットリサーチにおける電子カルテデータの活用 心不全患者像と治療薬の選択状況 といった特別講演や、電子カルテデータ分析を中心としたポスター展示など、本イベントだけ

医師はMRのコミュニケーションをどう感じているのか?

株式会社ユカリア データインテリジェンス事業部の城前です。 「医師の見ている景色、考えていることを、いかに理解するか」 「医師といかに円滑に、有意義な対話をすることができるか」 これは、製薬企業のMRの方、また、MRの方のディテーリング方針や手法を検討するマーケティング部門、研修部門の方にとって、最も関心の高いことの一つなのではないでしょうか。 この連載企画では、日々の診療業務の傍ら、 「MRと医師のコミュニケーションはどうしてうまくいかないのか?」 という問題意識

医師が検査値以外に見ているもの

株式会社ユカリア データインテリジェンス事業部の城前です。 前回に続き、MRと医師のコミュニケーションに課題意識を持たれている、医師のA先生にお話をしていただきます。 先生の略歴を含む、前回(第1話)はこちら。 医師の判断は、データ“だけ”に頼っているのではない(心不全患者の症例から)医師のAです。引き続き、第2話を始めたいと思います。 さっそく具体的な症例情報を元に、医師のリアルを理解するためのポイントを解説していきます。 なお、使用する症例情報は、ユカリアさんの

絵に描いたような症例では、本当の診療の実態は理解できない

株式会社ユカリア データインテリジェンス事業部の城前です。 MRと医師のコミュニケーションに課題意識を持たれている、医師のA先生によるお話の第3話をお送りします。 先生の略歴を含む第1話はこちら。 実際の診療は、素直な経過を辿る症例ばかりではない医師のAです。第3話を始めたいと思います。 前回の第2話では、医師とMRの間で、診療上の判断におけるデータ・検査数値に対する考え方にズレがある、というお話をしました。 今回も、医師とMRの間でギャップが起きがちな事例について

薬の処方から医師の考え方が見える

株式会社ユカリア データインテリジェンス事業部の城前です。 電子カルテの実症例を元にした、医師のA先生による 「MRが医師の考え方を理解するためのポイント」の解説、 今回は第4話をお送りします。 先生の略歴を含む第1話はこちら。 薬の処方の推移を追って、医師の考え方を知るMRが「医師の考え方」を学習をする場合、「薬の処方の推移」は、大事なポイントです。 薬の切り替えが起きるにあたっては必ず理由があります。 患者に何が起きていたのか 医師が何を考えていたのか を出

医師が製薬企業に求める疾患理解の「解像度」のレベルとは?

株式会社ユカリア データインテリジェンス事業部の城前です。 医師と円滑に対話するために、製薬企業・MRは「医師が日々向き合っている患者や処方の実態を、もっと詳しく知る必要がある」と言われるA先生のお話、今回は第5回目です。 なお、先生の略歴を含む、第1話はこちらです。 疾患理解の解像度を上げることが重要こんにちは。医師のAです。 MRの方々は、会社の研修などを通じて疾患について学ぶ機会を継続的に持たれているのではないでしょうか。 ただ、その理解の「解像度」のレベルが、