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死ぬ前には読んでおきたい本

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読み散らかした本を適当にサマった上で、感じた事を書き下ろしてます(週末投稿)。 海外在住で日本語図書入手するのが難しいので、すべて英語で読んでます。英語の勉強にもなります。 …
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#学び

【読書】本とどう向き合うか

世の中に溢れかえる本。活字へのアクセスが限定されていた近代以前に比べれば、現代社会はまる…

Brusco
10か月前
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【読書】人生の教科書/「論語」から

人はどうあるべきか。どういう行動や振る舞いをすべきか。どのような人生を歩むべきか。このよ…

Brusco
2か月前
5

【読書】哲学王からの教訓/「自省録」から

古代ローマ皇帝にして、ストア派哲学者として名高いマルクス・アウレリアスの書で、言わずと知…

Brusco
2か月前
4

【読書】ザ・先人の知恵/「学問のすすめ」から

近代日本の啓蒙思想家福沢諭吉。1万円札のお陰で、彼の顔は日本に住む大多数の人の知るところ…

Brusco
3か月前
7

【読書】思考停止した現代社会を切る/「バカの壁」から

日本人なら誰も?が知っている養老孟子先生が今から20年前に書いた大ベストセラー、知る人ぞ知…

Brusco
4か月前
11

【読書】社会正義を問い直す/「Justice」から(前編)

正義とはなにか?人殺しは正義か悪か?悪だとするならば、死刑制度や戦争はどう考えたら良いの…

Brusco
5か月前
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【読書】希望の経済学/「Good Economics for Hard Times」から

ノーベル経済学者のアビジットさんとエステルさんの書籍で、移民流入による雇用&賃金破壊、貿易自由化、成長の指標、経済格差、環境問題などを題材に、スタンダード経済学理論の限界点などを指摘しつつ論じている。 要約スタンダードな経済理論では実体経済を捉えきれない事、さらには様々な弊害を起こしかねないことを指摘。 本書で着目しているのは、移民、国際貿易、経済成長、格差、環境といったコアな経済問題。 移民問題や貿易自由化などについて、改めてスタンダード経済学に準拠して政策作っても、

【読書】新自由主義=エリート階級による独占体制

新自由主義/ネオリベラルという言葉が使われはじめて久しい。欧米ではイギリスのサッチャー首…

Brusco
7か月前
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【読書】思い込みや偏見のメカニズム/「FACTFULNESS」から

教育、貧困、環境、エネルギー、人口など幅広い分野について、インテリであればあるほどとらわ…

Brusco
7か月前
10

【読書】強者による支配: 大量消費社会と富の再分配

大量消費&大量生産社会の根底には、強者がシステマチックに富を蓄えられる支配構造が出来上が…

Brusco
7か月前
9

【読書】楽観主義vs悲観主義

人間の脳は、物事を楽観的に考えるように出来ているらしい。著者はこれを楽観主義バイアス/Opt…

Brusco
7か月前
10

【読書】チャーチルの不屈の闘志と鋼の意志/「第二次世界大戦回顧録」から

評価は別れるが逆境をはねのける不屈の闘志と鋼鉄の意志と言えば、私の中ではウィンストン・チ…

Brusco
7か月前
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【読書】転換点: 社会的流行の仕組み

スマホやパソコンから古くはルーズソックスやたまごっちなど、特定のモノやサービス、アイデア…

Brusco
8か月前
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【読書】地球が住めなくなるらしい

加速度を増し続ける気候変動、その影響は飢餓や干ばつ、水不足から空気・海水汚染や生物の死滅、経済的打撃等広範囲に渡る。しかし対策は一向に進んでいない、という現実を、ジャーナリスト・チックな読ませる文章でエッセイ風に書き下ろしたデビッド・ウォレス・ウェルズの一冊。 要約我々が考えているよりも、ずっとずっと状況は悪い、ということをいろんな角度から描き出した気候変動に関する入門書的な本。 懐疑派の多いアメリカでは必要な本かも。脱炭素に日頃から携わっている人には物足りない。 IP