下手と努力と憧れと
バレエ教室の発表会を見てきた。6歳になる姪が出演したのである。
発表といっても、彼女が所属する幼児クラスはまだやっと右と左を覚えたくらいの豆っ子たちばかり、一丁前のチュチュ姿でちょこちょことステージに出てくるだけで「可愛い〜」の声がかかるレベルである。
ところがしばらく見ていると、そんな似たような豆っ子たちの中にも、キラリと光る子がいることに気がつく。手足の動かし方、ポーズの決め方が、なんとなく他の子とは違って様になっているのだ。ああいうのを、持って生まれた「センス」というの