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拝啓 私へ(6通目)

12月1日。冬がやってきました。

今年1年、本当に驚くほど歌に囲まれて、同じように音の中で生きている人たちと一緒に息をした。
歌を歌って生きること。当たり前のようだけど、聴いてくださる方々がいるから今の私がおります。

「何になりたいの。」「おかしいよ、そんなの。」って私が家の外の世界で生きることに釘を刺していた人も、歌を歌って生きていることを認めてくれるようになった。


私は、なりたい私になれましたか。
自分のことを知れましたか。ここ最近目が覚めて、何をしてたっけ…、って不安になることは減ったけれど、それは自分との向き合いかたを知れたからだと思う。今を生きる楽しみ、痛みと向き合うこと。見ないふりをしなくてもいい。綺麗事かも知れないけど、案外他人はそんなに自分のことをみていないし、当たり前のことって思いの外出来てなかったりする。気負わず思うままに生きることを、〝意識〟した一年でした。

◎YouTubeでも一年の振り返りをしたので、
こちらにも掲載したいと思います…!




弱虫で意気地なし、おまけに自信もない。
その癖に、シンガーソングライターとして歌を歌っていたくて、情け無いけれど5年以上も配信サイトを通して小さな声で歌っていた。

何をするにも一歩後ろで物事を見てしまって、同じ場所にいるのにどうしても会話の中に混ざれない。
「何をしてるんだろう、私。」
「どこに行けば皆と同じになれるんだろう。」
意地悪をされていたわけじゃないけれど、なんだかフワフワと宙に浮いていて、空想の世界の中では戦闘や仲間との冒険が始まり、頭の中にメロディが浮かんでは小さなノートに書き込んでいた。

クラシックを学んでる時は、「ミスなく弾かないと。教えてもらった通りに…」と思っていて、発表会を終えて「上手く弾けた!」と思い、家族に感想を聞くと、「まだまだだな〜。」と言われてしょんぼりしたりして。音楽を聴いてもらうには完璧じゃなきゃダメなんだ…って思っていた。

もっと早くギターをもって一歩踏み出していれば、と振り返った道ばかりを見つめているけれど、最近は「もう一人の私よ。怖がる私を引っ張って飛び出してくれてありがとう。」と強く思う。


今年一年、私の世界は歌にあふれた。


同じように音楽と共に生きる人たち、音楽が好きな人たち、頑張る人を応援する人たち、そんな世界を作ってくれるライブハウスやバーの人たち。
あたたかい音楽や空間がそこにはあって、緊張はもちろんするんだけれど、音楽と向き合い届けたいという思いと、こんなにも一緒に向き合ってくれる場所があるのか…と正直驚きました😂
聴いてくれる人たちがいるからライブは完成するし、吐き出した感情を受け取ってくれた人がいるから私はシンガーでいられる。

良い音を出すには良い機材を、もっと見た目をと言う人もいる。もちろんそれはそうなんだけれど、不器用のままもがいている〝今〟の望月をそっと応援してもらえるととっても嬉しいです😂


変わるスピードが違うからこそ、離れていく人もいるし、色んな音楽を聴く中で心が移り変わっていなくなる人もいる。あったかい言葉は、歌を伝える上でとっても励みになる。だからこそ、「貴女のために何かしたいです。」って言う人はきっと、自分の思う通りに行かないと離れちゃうな〜って思うから、「ライブに来てください。配信を見てください。」としか言えないところです🥲
贈り物を受け取るのは、もちろん本当に本当に嬉しいけど、私はあなたの中に音の種を残して、花を咲かせて欲しい。そしてその花を見た誰かが「綺麗だな」って思って、ライブハウスに来てくれたらいいなと願っている。


口にして話す言葉だと上手くまとめられないから、「変なのー」って言われるけれど、歌にすると自分の世界や想いが溢れてくる。楽しくて嬉しくて、ちょっぴり悲しい。

2022年、私は私が嫌いだったけれど、【望月マコト】でいることで、少しは自分が好きになれた気がする。また、同じように音楽と向き合う方々に会えてよかった。

私は〝歌うたい〟としてまだまだ海月のようにふわふわゆるやかに生きているけれど、誰かの中に生き続けられたらと思っています。はじめは期限を決めて下を向いていたけど、今はもう少し歌い続けていきます。


すごく真面目に絞めたけど、ひよこのうたとか美味しいパスタを食べに行ったら定休日だったとか、そんななんでもない曲も書きたい!時間と資金を!なんとかするぞ🔥🔥

来年も是非皆様と音楽を楽しめますように!!
それでは良いお年を🐄🐅🐇🎍!


周りがみんな厄年です!
自分の人生を優先しながらも、大好きな人たちと二人三脚で進んでください。

2023年下向いたらスクワット20回な!!

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