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ハンバーガーより回転寿司な夫が好き

今日は夫の特性について。

実は、私の夫はびっくりするぐらい外では無口なのです。

「外では」と言ったのは、家だとぺちゃくちゃお喋りをしてくれるから。家だとひょうきんなこともするし、表情も豊かだから。なのに、どうしてか外出をすると無口になる夫。自然と眉間に皺が寄っている夫。

理由を聞いてみると、「うーん。家は夫婦二人しかいないし、落ち着くからかな。外は敵がいっぱいでしょ」と。

たしかに、夫婦二人だけの空間の旅先のホテルや車の中では家と同じように沢山話してくれる夫。

というか、「敵?敵って何それ? (ポカーン) 」の一言につきる私。

私は家でも外でもお構いなしに喋ります。そして、そもそも外にいる人のことを敵と感じたことが1ミリたりとも無かったので、彼の気持ちに共感をすることができないのですが、男性って家にいる時と外にいる時の様子が違う人が案外いるようですね。

この、彼の「敵」という言葉を聞いて、思い出したのは昨年結婚当初に読んだ黒川伊保子さんの『夫のトリセツ』です (この時はnoteを始めて間もなかったこともあり、文章が何となくたどたどしくて恥ずかしいのですが、自分の記事を読み返して見て今回の件ともつながりました) 。

むかしむかし、遡ること原始時代。男性は狩りに行き食糧を調達する役目を果たしていました。男性というのは、本来その役目を果たすために、外に出たら常に戦闘モードですし獲物を捕まえたら逃さない生き物のようです。

私の夫は、この「男脳」「男の本来の習性」とも言えるものがおそらく本能的に根強く備わっているようです。

「そもそも、令和を生きているのにあなたは未だに原始時代のご先祖様の血 (感覚とも言えますかね) を受け継いでいるのね、変な人~」と私は夫の前でケラケラしていました。キョトンとする夫。

そんな会話をしていた矢先、ふとあることに気が付いたのです。先日、ランチをしていた時のこと、

「え?今日どうしたの?外なのにめちゃめちゃ喋るじゃない」と思う日がありました。外食をしているのに夫がびっくりするくらい良く話すのです。

そこは、回転寿司屋でした。夫とは数年一緒にいるけれども、思い返せば回転寿司屋を訪れたのは今回が初めてでした。そして、夫には回転寿司が合っているということを発見しました。理由は多分こんな感じです。

✅ テーブル席だと半個室的な雰囲気もあり夫婦二人の空間に近いこと

✅ タブレットで料理を注文をする形式により、彼の ”敵” ともなり得る店員さんと会わないこと

✅ 「注文」 → 「食べる」 → 「注文」 を繰り返すので、彼は "食料" を一気に頬張る必要はなく、注文を待っている時間に会話をする時間が生まれること

いやぁ、なんだか夫といろいろなことを外で話すことができたことが新鮮で嬉しくて良い一日でした。

***

そして今週末

夫とランチ時にハンバーガーを食べに行ったのですが、やはり終始会話は少ない。

さっきまで家では弾丸トークしてたじゃないか。

ハンバーガーを食べているあなたと一緒にいるのも面白いけど、やっぱり回転寿司なあなたが好き

そう思った週末でした。

ハンバーガー


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