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義母の感謝はパステルカラー

Etoileさんのお陰で、お誕生日が好きになりました。
いつも本当にありがとうね。
○○ちゃん(夫のこと)からプレゼントかつ手紙が贈られてくるようになるなんて、腰を抜かすほどびっくりだけれど、でも本当に心から嬉しいわ。

先日、義母からこんな言葉をかけてもらいました。

私の夫は、結婚前は自分の母の誕生日を覚えていないほど、家族の誕生日には無頓着な人でした。夫と義母が疎遠ということは全くなく、むしろ男の子にしてはお義母さんと夫の距離は近いほうだと思うのですが、お誕生日のお祝いをしてあげるという慣習が彼の中にはなかったようなのです。

夫に、「今までお祝いとか家族でしなかったの?」と聞くと、「今までは妹が先導してお祝いをしていたから、俺はただ言われたようにやるだけだったんよね」と言っていて、「自分の母親の誕生日くらいちゃんと覚えて、自ら率先してお祝いをしてあげなよ、トホホ」と彼にも伝えていました。

そして、そんな彼を前にして、夫と結婚をしてからは、私はお義母さんの誕生日をとても大切に、そして全力でお祝いをするようにしました。お義母さんが夫のことを可愛がっていることを感じていたため、そして私のことも受け入れてくれていたので、絶対喜んでくれると思ったのです。夫に、たとえ“でしゃばり妻”と認識されたとて、「まぁ、いいか」と割り切っておりました(幸い、そんなことはなかったけれども…)。

母親(自分の母)とお母さん(夫の母)の誕生日が数日違いのため、今年はお互いの母の誕生日にお花を選んで贈りました。

淡い色味がとってもかわいいですよね。

結婚式の日、お互い自分の親に手紙を書こうと提案をした時、5×5㌢程度の小さなカードに文字を書くことを嫌がって、挙句のはて、4、50分くらいもかかっていた彼。そんな彼が、「せっかくだから手紙を書いてあげようよ」と今では自ら提案をするようになりました。

「Etoileとこの前一緒に行ったレストランのご飯がとってもおいしかったから、今度のお母さんの誕生日に、食事券をプレゼントしようかな?」なんて言うようにもなりました。

なんで急に変わったの?と聞くと、「Etoileが言うように、親には感謝をしないとな、そして俺は口下手だからせめて物や文字で感謝を伝えないとなと思ったんだ、人間はいつ何があるかなんてわからないからね」とのこと。

最近、夫がお腹の調子が悪く病院に行ったのですが、その時に、「大病の可能性だってあるし、できるうちに親孝行をしたいなと思ったんよね」とのことも言っていました。腹痛の原因は主に、おそらく夜遅くに食べ過ぎてしまうから、とのことで(笑)なんの心配もなかったのですが、そんなことをぼやく夫がなんだか天然で抜けてて、でもこんな感情が芽生えてくれたことに私は少し嬉しかったのです。

親の誕生日なんて気にしない、と言わんばかりの少々尖っていた夫を知っている私からすると、今の彼はびっくり仰天な変化です。そして、「ありがとうね」と微笑む義母の隣で、「あぁ、親孝行が少しずつできているのかもしれないな、感謝されるってこんなにも温かい気持ちになるものなんだな」と実感していました。

淡い色にじんわりと色付くような、そんな温かい感謝の連鎖を生み出すことができる素敵な人間になって行きたいものです。

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