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取り止めのない言葉の行く先。

言葉は力だ。

宮崎駿監督が語っていた。

映画の中で言わんとしていることは
子供の時はただ気持ち悪いような
ただ怖いようなそんな感覚でしかなく

大人になった今
感じる視野が一気に広がって

なんとも言えない気持ちになった。

昔から、言葉にして後悔することも多く
言葉にしなければ息が詰まり
息を吐くように言葉にすることで
力を抜いたり得ているのだと思った。

時にはそれが音楽だったり
映像だったりリアルだったりSNSだったり。
色々色々で。
言葉にできない時はその感情が
最も純粋で醜く美しいとも思った。

さまざまな息を吐く手段が違うだけなのだとも思った。

一つの出来事に賛成反対中立のたくさんの意見が飛び交う時
まだまだ人間は捨てたものじゃないと思う。

なんだかほっとした。
感情がある、ということに多分ほっとしたのかなぁ。

憎しみや恨みつらみ妬みは悲しみを生み出す。
楽しみや嬉しさは喜びを生み出す。

どちらもあって良い。
どちらをどのくらい心の中に持ち続けたいのか。
手放すのがこわい時はそのままでいい。
それも自分で決めて良い。
いっそのこと覚悟を決めてえいやっと
投げ捨ててしまうと
他者のことなど気にならなくなる。
それができない。簡単ではなかったから。

ここで言う他者を気にしないと言うのは
寄り添わないとか優しくしないとかそういうことじゃない。

言葉尻りではないもっと奥深いところを
何を言わんとしているのかを
自分で発した言葉を
そうじゃない。そう言う意味じゃない。

そう思ったなら
ちゃんと言葉にできるまで温めてみよう。

はちゃめちゃな一喜一憂と共に
笑顔でいられることを繋げていこう。

泣いた時に笑顔にしてくれた人たちがいたから。
そんなことを思った正月。

私が生まれた日も
お正月と同じようなことが起きていた。
その時産んだ病室からテレビで見ていた。
母がふと言った。

昔聞いていたあの日を思った。
なんだか
向かう先などわからないのに
向かっていこうと思えた。

ぼちぼちと細く。

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