見たものだけが我らの世界になるようです
自分が見たものだけがすべてではない話
ある話題について意見を求められたとき
語尾を言い切るタイミングって
どのあたりなんでしょう
思うよ、とか、たぶん、とかではなく
あれは〇〇だから、とか
そうそう、前からだよ〜とか
指摘されたものに対して
うんうん頷いて、知ってる〜と
言い切ってしまう、あの返答
自分が見たもの、直感、気になるひと場面
目に焼きついて離れないものもありますね
1回が数回、数回がやがて「いつも」になり
「そういうものである」と認識するようになり
そんなことを意識の端から飛んでいったくらい
しっぺ返しをもらうことも少なくなかったりします
---
わが家の猫は煮干しを食べるとき
頭だけを残していました
こいつ頭だけはきらいなんだな、
食べる部位ではないと思いこんでいるのだな
家族の誰もがそう思っていました
数年単位でそんな認識でいたところ
昨夜、煮干しを食べている姿を
ぼんやり眺めていると
むしゃあ(´・ω・`)
あいかわらずよく食べるな〜
むっしゃむっしゃ(´・ω・`)
ポト……(´・ω・`)
あ、噛んでる勢いで頭が落ちた
キョロキョロ(´・ω・`)
探してる? 食べないのに気になるんだな
ここにあるよ〜(床とんとん)
! むしゃあ(´・ω・`)
食べた
えっ 食べた
食べたー!!!
もしかして
落ちた頭を探すよりも
お皿に残る新たな一匹に
切り替えるほうが早いから
割り切っていただけなのかも……?
家族に話したら
同じように大変驚いていましたが
唯一父だけが
「ああ、いつものより高いやつ買ってみたんだ」
とのこと
なるほど 目新しいから
食べてみただけなのかもしれない……
という新たな選択肢が浮かんだところで
愛猫の好みすら把握しきれない人間に
わかったようなドヤ顔言い切りなんて
おこがましいのかもしれません……
などと噛み締めながらねだられるがままに
煮干しとかつお節を皿に盛りつけています
むしゃむしゃ(´・ω・`)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?