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読書日記 【コンサル一年目が学ぶこと】

こんにちは。『エッセンシャル思考』に続いて、又仕事で頑張っている人達に役に立つおすすめ本を見つけた。

今回は、20代や30代だけでなく、それ以降の方でも自分のスキルが基本をカバーしているのかの確認に役立つと思う。私が外資系金融業界で計20年以上働いた中で仕事で生き残る為に身につけて知っているけれど特別な事とは思っていなかった人に説明出来ない事や、私にとってもなるほどそうだったっけと役に立つと思う事も本の中に書いてあった。

『エッセンシャル思考』と『エフォートレス思考』、そしてこの本3冊を仕事のキャリアが未だ浅いうちに読めたら、本当にラッキーだと思う。同年代の同僚達より何倍も仕事での成功の確率が高くなると思う。

この本は、1.コンサル流話す技術、2.コンサル流思考術、3.コンサル流デスクワーク術、4.プロフェッショナル・ビジネスマインドの4部に分かれている。その中でも、私が一番本質的で大事だと思ったのは1.コンサル流話す技術の中に出てくる、「相手の期待値を把握する」と「上司の期待値を超える」という部分だ。英語だと”managing expectations”と表現するのだが、私の経験でもこれが仕事の基本中の基本だった。

この人は仕事が出来る、信用出来る、と思われるには、相手の期待値を超える必要がある。なので、相手の期待値を自分が達成可能な所より低くしないといけない。かと言って厳しいプロフェッシナル集団の中で働く場合、相手の期待値はとても高いので嘘をついてズルをして低く設定しようとしても殆ど不可能だ。例えば、リクエストが来て納期はいつまでか聞いたら、昨日終わっていて欲しかったといった無茶振りをしてくる人達だ。ここをどうやって論理的に自分が達成可能な所より低い場所で納得させるかが鍵だ。

私が若い時は無茶な要求をしてくる相手を納得させるスキルも経験も無かった為に自分をギリギリまで追い込んで長時間馬車馬の様に働いていてなんとか期待を超えていた。しかし、『エフォートレス思考』と『エッセンシャル思考』も読んでおけば、鬼に金棒。そんな無理をし過ぎてburnout、燃え尽き症候群になる事も避けられるだろう。

これだけで無く、他にもとても役立つアドバイスの詰まった本なので、キャリアを前進させたい仕事で頑張る人達に是非おすすめしたい。

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