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日記 【国連とアメリカ大統領選挙】

おはようございます。昨日無事に国連英検第二次試験が終わった。

試験会場に行ってから30分くらい待合室で待ったが、面接試験自体はほんの20分くらい。喋っていたら思っていたより早く時間が過ぎて、あっという間に終わってしまった。

試験会場では、まず1枚の紙をもらって、自分自身の家族構成や、訪れた事がある国や行ってみたい国、職業、興味のある事、好きな本や作家、趣味、特技などを書かされる。

書きたい項目だけ書けば良く、全部記入しなくても減点にはならない。この面接シートから質問されるようなので、自分が自信を持って答えられる事を書いて、そうで無いことは書かないほうが得策だろう。

先ずは自己紹介を求められ、その後趣味のハイキングについて、そして興味がある事に並べておいた2020年米国大統領選挙の結果についてどう思っているのか聞かれた。

米国大統領選挙に関しては、誰が大統領になるかよりも選挙が正しく行われたかが大事だ。不正を調べて正さないと、今後アメリカの選挙では民意が反映されなくなる可能性が高い。そうなったら現在のアメリカが指導者である世界秩序も変わって、日本を含む民主主義国が危機にさらされる、等と普段から自分が考えている事を述べた。

すると、この件に対して国連が何を出来るのか、すればよいのか聞かれた。この質問は難しかった。何故なら、私は国連が米国の選挙の不正に関して何かする事は難しいと考えているからだ。

又、国連に働いている方達は選挙に不正があったかどうかよりも(不正があったとすればトランプ大統領が第二期を治める可能性が高い)トランプ氏が大統領職を退く事の方が重要だと考えている可能性もある。

一般的に、国連はグローバリストと呼ばれる、地球に住む人達は共同体、と言う信念と理想を持つグループの象徴の様な団体だ。国連の憲章にも記されているが、何処かの一つの国の繁栄より世界全体の最低生活水準を上げる事を目指している。

それとは違って、トランプ大統領はpopulist, 大衆主義で愛国主義だ。世界全体も大事だが、先ずは自国が大事だと言う意見だ。前オバマ・バイデン政権とは全く違う。

ご存知の通り、トランプ大統領は国連の大事な案件であるパリ協定からも離脱、国連機関の一つのWHOからも2021年に離脱予定。NATOからも軍隊と資金を削減、撤退希望。それだけでなく、以前は国連が取り持って来た世界の和平条約も、トランプ政権はイスラエルと某アラブ諸国間、今年だけで4つも取りまとめた。

これでは、国連の面目丸潰れで、今の国連はお金ばかりかかって役に立たない、と口外するトランプ氏が国連の最大の敵だと思われているのは想像に難くない。

なので、トランプ大統領のスローガンであるアメリカ・ファーストよりバイデン・ハリス政権の国際協調路線に戻る事を歓迎するだろう。そんな事を考えながら、どちらの政権の肩も持たず、かなり言葉を選びながら話さなければいけなかった。上手く英語で説明して乗り切れたとは思っていない。

ちなみに、以下が面接官が利用する、面接の評価シートだ。国連英検は他の英検と違って、“International Affairs”という国際政治について意見を述べてそれが評価されると言う部分が難しいし面白いと思う。ただ、単語が思いつかなくなったりしたのでどうなるか分からない。この試験結果は1月に発表になる。

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