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資産運用しないリスクについて 「価値の保存」

 というわたしも数年前まで資産運用はやっていませんでした、興味はずっとありましたが。

手を付けられなかった理由としては、ちゃんとした知識がないとやってはいけないのではないか?たくさん貯金がある人がやるべきではないか?どこまでいってもギャンブル的要素があるのではないか?確定申告など税金計算しないといけないのではないか?どこでどうやって買うんだ?などです。

たしかに、絶対に損しないなどどいうことは言い切れませんし、プロでも損をすることがある世界です。

だからといって、プロでも勝てない可能性があるのに素人がやるのはナンセンスだというのは違うと思います。

 そもそもの話として、大半の人は会社員で、会社から労働の対価として日本円として給料をもらっていると思います。

しかし、その日本円というのは日銀が発行している法定通貨であり、それは日本という国の競争力などにも関わって価値は変動しているのです。

失われた20年と言われるここ最近、日本人は物価が上昇する(=相対的に銀行預金の価値が下がる)ということに対する危機感が薄れていると感じています。

以下は直近のデータですが、アメリカなどはここ20年の間でも物価は何倍かに跳ね上がっており、すべて銀行預金で保有していたとしたら購入できるものが何分の1も減少したということになります(アメリカ人なら)

日本と海外の物価推移

 このようなことが日本で今後も起こらないとは絶対にないですよね。

最近の急激な円安が予兆で、これは日米の長期金利の違いも関係しています。しかしながら、日銀は近年のETF買い入れにより、金融緩和と長期金利の方針をなかなか変更できてません。

少子高齢化が進む日本はこれからどうなるでしょうか?また、日銀は通貨の発行量を操作できるため、その価値も変動させることができるということも忘れてはいけません。

 インフレ(物価上昇)への対策としては、普遍的価値というものをベースに考えないといけないと思います。

実際にそんなものはないのですが、物質的に劣化しないのと、供給量に限りがある金への投資や、将来性がある企業に投資するなどで自分が労働で得た価値を保存するという手段があります。

投資のやり方については、今の時代調べる方法はいくらでもあります。資産運用しないことに対する危機感があれば、あとは企業の利益率を見たり、PER・PBR・ROEなどの指標を見たり、自分がどのタイミングで実施するか決めることが大事です。

 さいごに、偉そうなことは言いたくありませんが、わたしはこのnoteで関わった資産運用を全くしてない方に、銀行預金以外の選択肢も視野に入れて、豊かな創作活動を行って欲しいと願います。

銀行預金が悪いとは言いません。実際私も資産の何割かは日本円で持っています。働いて得た大事なお金のことを考えるきっかけになれば幸いです。


  ホリエモンはリスク分散について、庶民がポートフォリオを組むことなんてできないし、投資でそんな勝てる訳がないから、それより事業をするべきと言ってました。

資産保全のため、積み立てNISAとか、ETFなどに投資がしておくという考え方が安全かもしれません。


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