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*家庭菜園について-後編-

-果物も楽しい-

加工前のブドウ
ジャムになったブドウ

上の写真にあるのは、庭で採れたブドウです。
毎年たくさんの実がなるのですが、どうしても食べきることができずに多くを腐らせてしまっていました。
その様子を見ていてなんだか果物たちが可哀想になり、祖父がオレンジで果汁100% のオレンジジュースを作っていたことに刺激され、私も果物たちの活用を試みはじめました。

その結果、庭のブドウはおいしいジャムになりました。
味はイチゴジャムにとてもよく似ていて、ほんのりブドウの風味もあります。
パンやバニラアイスにのせて楽しみました。

祖母の家で採れたオレンジの楽しみ方

そして、意外に活用法がたくさんあったのが、上の写真にある祖母の家のオレンジでした。
なぜ今まで捨ててしまっていたのか、本当にもったいなかったなと思ったほど。
もちろんジャムにもなり、赤ワインに入れてレンジで温め、シナモンパウダーをかければ即席ホットサングリアにもなり、サラダに混ぜれば彩もよく味もオシャレなカフェ風サラダとして楽しむことができました。

個人的には、ワインが好きで寒い季節には寝る前にホットワインを飲む習慣があるため、サングリアになるのは嬉しい発見でした。シナモンにはアンチエイジング効果も期待でき、一石二鳥なのも嬉しいポイントです。

-私が思うこと-

私が、野菜を育てることだけでなくその活用法にも興味を持つようになったきったけの1つとして、「ドリプレ・ローズガーデン」に務めていた頃の経験が大きく影響していることに、このテーマと向き合う中で気づきました。

・「ドリプレ・ローズガーデン」について
「ドリプレ」とは「ドリーミングプレイス(夢見る場所)」を意味していて、英国のお庭をイメージして作られたガーデン兼カフェとなっています。
細部までオーナー夫婦のこだわりが詰まったその空間は多くの人を魅了し、君津の山奥にもかかわらず多い時には1日で600人もの人が足を運びます。

ドリプレ・ローズガーデン

私にとって、この場所で勤務する日々はまるで非日常でした。
出勤し、猫とお話しながら掃除を済ませ、ガーデンに出てミントや花を摘みスイーツに飾る...夏になると収穫したブルーベリーをジャムにして提供したり、定期的に演奏会が行われたり、マーケットが開催されたり。

半年というあまり長くはない期間だったのですが、この場所で見て、触れて、体験してきたことは、今の私が植物を育てたり、ジャムなどを手作りしたりするようになった大きなきっかけであると言ってもいいのかもしれません。

また、最近私が新たに心掛けていることの1つに“栄養のある部分を無駄にしない”というものがあります。
今まであまり気に留めていなかったのですが、実は野菜や果物は、皮の部分または皮に近い部分や根に近い部分、茎や葉の部分も栄養価が高いことが多いのだそう。
​それらを美味しく食すためには、普段よりも丁寧に洗うことや細かく切ることなど、一手間かける必要がありますが、そうすることでより多くの栄養を摂ることができるだけでなく、食品ロスを減らすこともできるのです。
私は、食べる頻度が高くやりやすいところからチャレンジしようと思い、ブロッコリーの茎とニンジンの皮は調理の際に棄てずに使うようにしています。

母の実家が農家だったこともあり、昔から食べ物を粗末にしないよう教わってきましたが、野菜を実際に自分の手で育て、調理し、食べることで食と丁寧に向き合うことを学んだ気がしています。
ここから更に、食材を大切にし、棄てる量も今より少しずつ減らしていけたらいいなと思っています。


2020年04月07日作成


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